打倒コントレイルへの試金石~神戸新聞杯予想~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。さて、日曜日に行われる神戸新聞杯には無敗の二冠馬コントレイルが出走を予定しています。やはりここもこの馬が中心と考えて良さそうですかね。

そうだね。中京芝2200mと言う条件ならやっぱりこの馬が断然だろうね。

何となく含みのある言い方ですね。

コントレイルは持続力も一流馬のそれだけど、何と言ってもこの馬の魅力は瞬時にトップスピードに乗れる加速力とトップスピードの高さにあると思う。だからベストな条件としては2000m前後で2400mもこなすだろう。だからこのレースの本命は揺るぎない。

だけど、こと京都芝3000mに関しては坂の下りで加速することさえ出来れば加速力・トップスピードの足りなさを補う事ができる舞台。「持続力特化型」の馬に逆転の余地は残されていると思うよ。

だから今回は菊花賞でコントレイルを逆転し得る「持続力を持った馬」を相手候補に選んでその試金石としたい。

持続力のものさし

でも一言で「持続力を持った馬」と言っても具体的にはどうやってそういった馬を見分けるんですか?

人によって色々と方法はあるだろうけど、俺っちはラップタイムで

①(2000m以上の距離で)6F以上12.4以内のハロンタイムが続くレースで勝利経験がある。

②ハロン間のハロンタイムの加速度が最も大きい箇所がラスト6F目より前

と言うのがある。

②はわかりにくいかなと思うのでちょっと補足すると、例えば先週のセントライト記念を例にとると、セントライト記念はハロンタイムの推移が12.2-12.2-12.8-12.9-12.5-12.0-11.8-11.6-11.9-12.4-12.7。このレースはたまたま最初の1F目と2F目が同じハロンタイムだけど、普通はこの部分が一番「ハロンタイムの上がり幅」が大きいからそこを除外して考えると、このレースで一番「ハロンタイムの上がり幅」が大きいのは12.5-12.0の地点、これはラストから数えて6F目の地点だからこれは「6F」とカウントする。このやり方で6Fより大きい値になった馬が②を満たす。と定義するよ。

菊花賞で楽しみな2頭+α

で、この条件を満たした馬が今回のメンバーでは2頭。そしてこの条件は満たさないけどちょっと気になる馬がさらに2頭いる。それを順番に紹介していくね。

お願いします。

まず条件を満たしている馬の1頭目、これは

11ディープボンド

この馬は未勝利戦を勝った時のラップ12.3-11.3-12.7-12.7-12.3-12.3-11.9-11.9-11.7-12.0で条件を満たしている。

京都新聞杯のころから「菊花賞で楽しみ」と仰っている馬ですね。

そうそう。その京都新聞杯にしても「前半1000m58秒台のハイペースを早めに手が動きながらジワジワ伸びて最後差し切る」と言ういかにも持続力とスタミナに長けた勝ち方だったし、ロングスパートに対する適正はかなりのものがあると思う。本来であればコントレイルを差し置いて菊花賞の本命と言ってもいいんだけど……、

この馬はコントレイルと同馬主なんだよね。だから「100%己の勝利のために動くのか」と言う点に信頼がおけないのがネック。

コントレイルのラビット的役割をする可能性があると言う事ですか?

うん。ぶっちゃけこの馬に関してはそれはしてほしくないんだけどね……。

もう1頭の条件を満たす馬は

4レクセランス

この馬はすみれS(12.9-11.9-11.8-12.7-12.2-12.1-12.1-12.1-11.7-11.3-11.7-12.3)で条件を満たしている。

このレースで2着だったアリストテレスは先週の小牧特別で快勝しました。

余談だけどこの小牧特別も12.6-10.8-11.2-12.8-13.3-12.3-11.9-12.4-11.6-11.0-12.0と言う早めにペースが上がるレースを早め先頭から押し切る強い競馬だったよね。この馬も菊花賞に出たらぜひ買ってみたい1頭。この馬に持続力比べで勝利しているレクセランスも当然面白い存在になると思う。春は結果が出なかったけど、距離が伸びて良くなりそうな下地を持った馬だよ。

では、その2頭に追加する+α2頭はどの馬でしょう?

まずは

7エンデュミオン

この馬は前走2着時のラップが12.8-11.4-11.8-12.7-12.8-12.1-12.0-12.3-12.2-11.8-12.0。勝利じゃないから条件を満たしているとは言えないけど、持続力の高さを示すレースだったと思う。この馬の場合賞金的にここで3着以内に入ることが菊花賞への出走条件になってきそうだから、試金石とかそういう問題じゃなくて現実的にここで好走しないと菊花賞無理だろうけど、それだけ権利への執念はあるだろうし、このメンバーでもチャンスはあるんじゃないかと思う。

もう1頭は

12メイショウボサツ

この馬はラップと言うより血統でのチョイス。父であるエピファネイアは2000m超のレース、中京芝のレースでそれぞれ複勝率40%を超えており相性が抜群。先ほどチラッと触れたアリストテレスや北海道で芝2600mを連勝したビーマイオーシャンなどスタミナ、持続力に長けた馬も多く今後「菊花賞はエピファネイア産駒で決まり!」と言われるようになってもおかしくない感じがする。それくらいスピードの持続力とスタミナに長けた血統だと思うよ。

◎2コントレイル

〇11ディープボンド

▲4レクセランス

△7エンデュミオン

×12メイショウボサツ

買い目

↓↓↓以下のリンク参照↓↓↓

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