魅せろ!燐火円礫刀の切れ味!!~マイルチャンピオンシップ予想~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。今日はマイルCSの予想ですが……、このタイトルどういう意味なんですか?そもそも読み方も分からないですし……。

まぁそれはおいおい説明していくよ。今回のメンバーを「ある漫画」に例えた時、「この馬はこのくらいの立ち位置だよね」って言う意味でつけた。

ふーん。まぁ知ったこっちゃないですけど。

ちょっとは興味もてや( `ー´)ノ!

さぁ、バカなこと言ってないで予想していきますよ。

ラップタイム傾向

※参考にするのは2015年以降に行われたオープン以上のマイル戦

①上がり3Fの加速力勝負

ここ5年で行われたオープン以上阪神芝1600mの平均ハロンタイム推移をみると残り600m地点から急激にペースが上がっていることがわかる。

これは過去5年京都で行われたマイルCSと比較しても明らか。

赤…2015年~2020年に行われた阪神芝1600mのオープン戦平均ハロンタイム推移
青…2015年~2019年マイルCS平均ハロンタイム推移

京都で行われたレースは残り1000m地点から徐々に加速していくのに対し、阪神マイルは残り600m地点から一気にペースが上がるイメージ。その傾向の違いが予想のポイントになってきそう。

例えばマイルCSで3年連続馬券になっているペルシアンナイト。

この馬は2017年、2018年と富士Sをステップにしているが、いずれも馬券圏外に敗れている。この2つのレースのラップタイムは

2017年:12.6-11.3-11.7-12.2-12.0-11.2-11.2-12.6

2018年:12.4-10.9-11.3-11.3-11.5-11.0-11.6-11.7

と残り600mで0.5秒以上加速しているレースで阪神マイルと傾向が近い。

そう考えると3年連続でこのレースで馬券になっているとはいえ、そのことをプラスの材料と捉えるのはいささか危険であるように思う。

このようにその馬の好走したレースの傾向を探っていくのがレースを読み解くポイントになるのでは?

グランアレグリアは1200mから1600mの距離延長に不安あり!

じゃあ早速予想に入っていきたいんだけど、今回のマイルCSのテーマは2つ。

ひとつは「3強(グランアレグリア、サリオス、インディチャンプ)の順位付け」。

この3頭を中心に考えるならば、配当が安くなることは当然予想がつく。そうなると「点数を絞ること」は必須となってくる。であれば3頭の順位付けははっきりさせておいた方が良い。

で、結論としてはどの順番になったんですか?

俺っち的には、

1位 17サリオス

2位 8インディチャンプ

3位 4グランアレグリア

の順番。

世間的には4グランアレグリアの評価が高いようですが、館山さんの中では3強の中では一番下なんですね。

まぁ、これにはもちろん理由がある。

まずは17サリオスが1位の理由。これはもう単純に「強い」と言う事だね。

コントレイルが無敗の三冠を達成して当然のように話題をさらっているけど、サリオスも皐月賞とダービーでコントレイルに負けただけ。コントレイルさえいなければこの馬が無敗の三冠馬になっていてもおかしくなかった。

その皐月賞とダービーの内容も、皐月賞は3着に3馬身半差をつけるレースでダービーも4角楽な手ごたえから鋭く伸びて3着に2馬身近いをつけた。コントレイルをいないものとしてみるとどちらも「完勝」と言えるレースぶりで3歳牡馬の中ではコントレイルと並んで抜けたポテンシャルを持っていると思う。

毎日王冠では、初の古馬との対戦になったわけだけど、G1級の馬がいなかったとはいえ3馬身差、余裕を持っての完勝で改めて能力を示した形。過去の名馬と比肩し得る能力を持っていると思う。

続いて4グランアレグリアの評価を下げた理由。これは前走スプリンターズSを使っていたこと。

それはデータ的な意味でですか?

いや。グランアレグリアの走りを見てのことだよ。

確かにグランアレグリアのスプリンターズSは強かった。しかしそのレースは前半3F32.8という極めてスプリント戦らしいハイペースのレースだった。俺っちのイメージなんだけど、グランアレグリアって「”常に”一生懸命走る馬」で一度スプリント戦のレースペースを覚えてしまうと、マイル戦のペースで引っかかったりして制御できない可能性があると思うんだよね。で、前半無理に制御してしまうと後半の脚をなくしてしまう恐れもある。

ぶっちゃけ、グランアレグリアの能力は近年だとモーリスやロードカナロアに並ぶもしくは彼らを上回っているかもしれない。だから、そのネガティブ要素があっても並の馬ではグランアレグリアは倒せないと思う。でも、サリオスはもちろん去年のマイルG1を連覇した8インディチャンプならそのマイナス要素があるグランアレグリアは上回れると思う。だからこの順位になった。

”あの馬”に打倒3強の望みを託す!

ではこの3頭が中心になるんでしょうか?

それが2つ目のテーマ「3強に勝てる馬はいるか」。俺っちは例えばこの3頭の3連複を買うなら”その1点だけ”しか買っちゃいけないレースだと思うんだよ。逆に言えば、この3頭に勝てる馬がいると考えるなら、この3頭の3連複は買っちゃいけない。だから「3強に勝てる馬がいるか否か」はあらかじめしっかりと決めるのが肝要になってくる。

これに関して俺っちの答えは「いてほしい」。

答えになってない気がしますが……、それ願望ですし。

ぶっちゃけそう。この3頭で決まっても馬券的には面白くないし、ここは去年から追ってきた推し馬も出走するからその馬はどうしても買いたいんだよねぇ。

その馬とは?

去年の府中牝馬S以降追っている

11スカーレットカラー

この馬に関しては去年の府中牝馬Sで毎日王冠と同等のラップで勝利して以降「能力はG1級」と思っているし、下のグラフを見てもわかる通りその府中牝馬Sと今年2着だった阪神牝馬Sはいずれも「残り600mで一気にペースが上がる」という阪神芝1600mのラップ傾向と酷似したレース。負けたレースは距離や不利と言った明確な敗因を上げられるレースが多く府中牝馬S以降勝てていないことをもってG1では通用しないとは言えないと思う。

赤…2015年~2020年に行われた阪神芝1600mのオープン戦ラップタイム
黒…2019年府中牝馬Sラップタイム
青…2020年阪神牝馬Sラップタイム

とは言ったものの先にあげた3頭は「G1級」よりさらに上の「レジェンド級」だと思ってる。「幽遊白書」で例えるなら、グランアレグリア、サリオス、インディチャンプの3頭が黄泉、軀、雷禅で、スカーレットカラーは「霊界が張った結界のせいで人間界に来れないほど強いけど、レジェンド、いわゆる飛びぬけたS級妖怪相手だと厳しいクラス」と言う意味で”魔界整体師・時雨”くらいの立ち位置だと思うよ。

誰ですか?それは?

飛影に邪眼を移植した人だよ。

いや、だから誰だよ( `ー´)ノ。

いや、だから燐火円礫刀(りんかえんれきとう)の使い手だよ。

次々と知らん単語が出てくる、魔界整体師とか、燐火円礫刀とか……。

燐火円礫刀はあれだよ、魔牛の骨で作られたフラフープ円形の刀だよ。

と・も・か・く!

スカーレットカラーは少なくとも時雨くらいの力はあるし、G1でも十分に通用するからこの人気は不当であわよくば3強に割って入る可能性はあると思うよ。

17サリオス

11スカーレットカラー

4グランアレグリア

8インディチャンプ

買い目