ダートの大物登場!ひょっとすると芝でもやれるか⁉~11/28,29気になる馬紹介~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。今日は11/28,29の競馬を振り返って、館山さんが気になった馬を紹介していただきます。

今週はダート路線で気になる馬が多かった印象だね。勝った馬はもちろん、敗れた馬の中に「おっ、これは次走狙えるんじゃないか?」って言う穴馬がたくさんいたよ。

それは是非覚えておきたいですね。では早速紹介していただきましょう。

気になる馬紹介

土曜東京9R カトレア賞 1着 レモンポップ

☚狙いどころ…2歳~3歳のダートオープン競走の軸。同じく2歳~3歳の短距離路線の軸候補。

勝ちタイム1.36.4は東京マイルの2歳戦としては過去10年で3位タイの時計。良馬場限定であればここ10年のトップ1.37.7を1秒以上上回り、同開催でサトノギャロスが勝った3勝クラスの1.36.6よりも0.2速い時計。

前走の勝ちタイム1.18.2も速いタイムだったがこの週は全体的に速い時計が出ていたから、馬場の影響も少なからずあった。しかし今週に関しては他の競走に関してはそれほど速いタイムは出ておらず馬場の影響ではなく、この馬の地力で出した時計。

レースぶりもスムーズに2番手につけて直線抜け出す完勝で合格点があげられる内容。

ダートなら当然有望株。芝でも

①東京ダートは比較的芝馬が使っても好勝負出来るコースであり、であれば「逆も真なり」と言える可能性があること。

②同じようにダート1300m戦で好時計勝ちしたミスターメロディが芝のG1ホースになったこと。

③父レモンドロップキッドはキングカメハメハやエルコンドルパサーを出したキングマンボの子で自身もアメリカ芝最高峰のレースであるアーリントンミリオンを制したビーチパトロールを輩出していること。

を考えると楽しみがあるんじゃないかと思う。もし仮にこのまま朝日杯に直行しても俺っちは重い印を打つ。それくらいのポテンシャルを秘めていること馬であることは間違いない。

土曜阪神1R 2歳未勝利戦 1着 フランスゴデイナ

☚狙いどころ…1勝クラスのダート軸候補。

勝ちタイムの1.53.9は同開催内に行われたもちのき賞(2歳1勝クラス)と0.1秒差しかなく優秀。

レース内容は逃げて早めにペースを上げ後続馬になし崩し的に脚を使わせる横綱相撲。戦前は一気の距離延長が不安だったが終わってみれば「この距離の方が良いんでねぇか?」くらいの勝ち方。

新馬戦で敗れたレモンポップあたりとはさすがに差があると思うが1勝クラスなら十分通用する馬だろう。

土曜阪神8R 古馬2勝クラス 3着 トモジャドット

☚狙いどころ…2勝クラスダートスタート短距離戦の軸候補。

このレースはこの馬以外にもオースミムテキ、ダノンボヌール等テンに速い馬が揃っており、レースもテンの2Fが22.9とダートスタートの1200m戦としてはかなり速いペースになった。

実際、1着・2着は差し馬が占めており展開だけ見れば差し有利の展開。そんな中向こう正面中ほどからとはいえハナをとりきり、直線ゴールギリギリまで粘ったレースぶりは評価して良い。

芝スタートで23秒を切るのがデフォルトの中山や新潟のダート1200mであれば安定して先手を取り切れるかは微妙だが、ダートスタートになる関西圏のダート1200mや1000mの競馬であれば安定して先手を奪えそうだし、先手さえ奪えれば逃げ切ることもそう難しいことではないだろう。

土曜阪神8R 古馬2勝クラス 5着 オースミムテキ

☚狙いどころ…2勝クラスダートスタート短距離(1200m)戦の軸候補。

おすすめ馬紹介で取り上げた馬。イメージとしては先手を取れる想定をしていたが、行き脚がつかなかったのか、それとも騎手に行く気がそれほどなかったのか3角までは5番手あたりを追走。そこから早めに仕掛けて直線は2番手まで順位を上げるも最後は脚が上がった。

いかにも休み明けっぽい負け方だし、競馬としてはこの馬のスタイルではあるが、ペースを考えると結果的に仕掛けがワンポイント早かった印象

ここまでテンの速い馬が揃うレースもそうないし、叩けば粘り腰もさらに増すだろう。

次走も1200m戦なら引き続き狙いたい馬。

日曜東京10R シャングリア賞 4着 セイヴァリアント

☚狙いどころ…2勝クラス東京ダートマイルの軸候補。

4角シンガリから追い込んで4着。ラスト3Fが12.8-12.0-11.9と言う加速力ラップで差し馬には厳しい流れを外から差してきた。今回は明らかに展開負けで内容の濃さは評価すべき。

東京マイルではコンスタントに結果を残すコース巧者。年明け2月の東京マイル開催に出てきたら軸にして買いたい馬。

日曜東京10R シャングリラ賞 5着 セラン

☚狙いどころ…(特に東京ダートで負けて人気を落とした後の)中山ダート

直線抜群の手応えながら追ってから伸びず。

過去2勝は自身の上がりがいずれも38秒台で東京ダートのような切れ味が求められるダートは良くない印象。

東京ダートで軽視して中山ダートで買いのリズムが良さそう。この敗戦で人気が落ちて、次中山なら絶好の狙い目。

日曜阪神8R 古馬2勝クラス 2着 キャノンバローズ

☚狙いどころ…2勝クラスダート1800mの軸候補。

このレースのラップタイムは12.9-10.8-12.8-12.1-12.2-12.3-12.4-12.8-14.1と4F目以降加速ラップがなくなる消耗戦。それを2番手から先頭にプレッシャーを与え続け、直線は一旦抜け出した。最後差されはしたがこれは漁夫の利を食らった格好で内容的にはかなり濃い競馬をしている。

このクラスでも力は上位の印象で次走も軸候補にあげられる1頭。

日曜阪神8R 古馬2勝クラス 7着 オレンジペコ

☚狙いどころ…2勝クラスのダート1800mの軸候補。ダート1700mなら尚良し。

キャノンバローズに終始プレッシャーをかけられ続けたのがこの馬。4角で早めに潰されたがそれでも残り200mまでは2番手をキープしそこから残り100mまではかなり抵抗していた。

着順こそ7着と見映えしないが内容的には濃い内容でこのクラスでやれるだけのものは示した。

次走マークが緩くなれば逃げ切る可能性もあるし、1700mなら多少のマークを振り切って勝ち切る可能性もある。