【競馬予想】帰ってきた館山速人【ニュージーランドトロフィー】

お久しぶりです!館山速人です!

アシスタントの大澄晴香です。
今日も今日とて競馬予想。
このブログでは土曜中山のメインレースニュージーランドトロフィーを予想していきます。

久しぶりのブログですね。
もう飽きちゃったのかと思いましたよ。

いやいや仕事が死ぬほど忙しくてね。
毎日終電間際まで残業の日々、休日出勤もしていたからブログ書く時間がなかったんだよ。

まぁ、お仕事だったら仕方ないですね。
そんなに大変だったら辞めても良いと思いますが…。

いやいや、忙しいとはいえ繁忙期じゃなければそこまでじゃないし、自分にとってやりがいを感じる仕事だからしんどいけど苦役ではないよ。
それより、めっちゃ残業したし、残業代たんまりもらえるはずだから春のG1戦線でそいつをドカンと増やしたいね。

くれぐれも残業した意味がなくなるような事態にはならないでくださいね

やかましわ!ならへんわ( `ー´)ノ!!
きっと……、
たぶん…………、

さぁ、アホな話はこれくらいにして早速予想に入っていきましょう。

過去5年勝ち時計&ラップタイム

傾向①ラップ⇒中盤ペース緩む山型だが……

まずは過去5年(2017年~2021年)のニュージーランドトロフィーのラップ傾向を見ていきます。
過去5年の平均ラップを見ると前半速い⇒中盤緩む⇒後半再加速と言う傾向になっています。このラップ構成だけ見れば後半の加速力が重視されてもおかしくありません。しかし、後半3Fに11秒台前半が2F以上出てきた年は、極端なスローペースになった2019年のみで、それ以外の年はそこまで速い上がりにはなっていません。
実際、高速上がり実績のある馬=自身の上がり3F33秒台のレースで勝利、もしくは重賞2着経験のある馬で単勝オッズが10倍を切っていた馬は過去5年で、
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2021年アヴェラーレ(1番人気15着)
2021年サトノブラーヴ(4番人気16着)
2020年オーロラフラッシュ(1番人気7着)
2020年ペールエール(6番人気15着)
2019年アガラス(1番人気4着)
2019年ヴィッテルスバッハ(2番人気3着)
2017年クライムメジャー(1番人気8着)
2017年スズカメジャー(2番人気6着)
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と人気で飛びまくっています。
速い上がりを残したレースでの実績が評価されて人気になっている馬は疑ってかかった方が良さそうです。

ここ2年はスタート200m~400m、400m~600mがいずれも11秒台前半と前半から飛ばすレースになっており、ハイペース耐性がある馬は有利になってきそうです。

傾向②血統⇒〇:ストームバード系、ロベルト系

過去10年(2012年~2021年)のニュージーランドトロフィーの血統傾向を見ていきます。
好成績をおさめているのがストームバード系で8頭が出走し【2/0/1/5】と言う成績。回収率は単勝177%、複勝123%といずれも100%を超えており、馬券的な相性は抜群です。
また、馬券圏内と言う観点ではロベルト系も好調で、9頭が出走し【1/1/2/5】。複勝回収率は162%と複勝率、複勝回収率いずれもストームバード系を上回っており、連軸としては有望な血統です。

傾向③枠順⇒明らかに内枠有利

過去10年(2012年~2021年)のニュージーランドトロフィーの枠順傾向を見ていきます。
これはデータを見れば火を見るより明らかです。

参照 TARGET frontier JV Ver6.00 Rev005

複勝回収率を見れば特に顕著で、1枠~4枠の内枠に入った馬はどの枠順も回収率が50%を超えているのに対し、5枠~8枠で回収率50%を超えているのは8枠のみと明らかに内枠有利の傾向が出ています。
中山芝1600mはスタートしてすぐに2コーナーを迎えるため、外枠から先行するには相当に内に切れ込まなければならないため基本的に外枠不利と言われています。このデータはその格言を証明するデータと言えそうです。

傾向④前走⇒穴を狙うなら距離延長組

過去10年(2012年~2021年)のニュージーランドトロフィーの前走傾向を見ていきます。
ここで注目すべきは前走の距離。このレースは前走から距離を延長してきた馬の回収率が高い傾向にあります。距離延長馬は【3/3/5/55】と勝率、連対率、複勝率ベースで見るとそこまで高いわけではないのですが、回収率ベースで見ると単勝105%、複勝率101%といずれも100%を超えています。
過去10年のニュージーランドトロフィーで「単勝オッズ10倍以上」で馬券に絡んだ馬は11頭いるのですが、そのうち7頭は「前走1600m未満のレースを走っていた馬」でした。

傾向①でも述べた通り、このレースは上がりがそれほど速くなく、ここ2年は前半でペースが速くなる傾向が出ています。その為近走で短距離的なハイペースを経験した馬が有利になってくると言うのは理にかなった傾向と言えるのではないでしょうか。

以上の傾向をまとめるとこんな感じです。

これをここれを今年の出走馬に当てはめるとこんな感じです。

ハイペース耐性のある馬を中心に

さて、この傾向を踏まえてどのように予想を組み立てていきましょう?

最重要視したいのはBの「スタート後200m~400m、400m~600mがそれぞれ11.4以内のレースで勝利経験(条件:1400m以上)」と言う条件。やっぱりこのレースはハイペースへの耐性が大事なレースだと思う。
今回のメンバーでBの条件を満たしているのは、2ティーガーデン6ジャングロ8サーマルウインド10デルマグレムリンの4頭。この中で5つの傾向で「×」がなく2つ以上「〇」がついている3頭を中心に考えたい。

2ティーガーデンはひいらぎ賞を
12.4-11.0-11.4-11.9-12.4-12.4-11.5-12.1
と言うラップで勝利している。
前走ファルコンステークスは8着に敗れているけれど、このレースは
12.1-10.5-10.5-11.3-11.6-12.4-12.5
と明らかにスプリント的なラップ構成で適性に合わなかったと考えられる。流れやすいとはいえ”マイルの”ハイペースなら十分対応可能だし巻き返す可能性は高いと見る。
内枠を引いたのも好材料。

6ジャングロはマイルの好走歴がないのが不安だけど、3勝全てが「スタート後200m~400m、400m~600mがそれぞれ11.4以内のレース」だからハイペース耐性と言う意味ではこのメンバーでも抜けていると思う。藤田晋氏にこの馬が初重賞制覇をプレゼントしても何ら不思議はないだろう。

8サーマルウインドは前走の1勝クラスのレースが
12.1-11.0-11.3-11.9-12.4-12.3-11.4-12.2
とこちらもハイペース耐性は十分。
父ドレフォンはこのレースと相性の良いストームバード系でドレフォン産駒の中山芝マイルの成績も、産駒がデビューしたばかりで母数は少ないものの【2/1/2/10】で、回収率は単勝、複勝いずれも100%を超えている。中山マイルの申し子と言える馬かもしれないね。

他の人気馬、例えば1マテンロウオリオン4アバンチュリエはどうですか?

マテンロウオリオンは人気し過ぎな気がするんだよなぁ~。
シンザン記念のラップタイムは
12.6-11.1-11.5-11.8-12.0-11.9-11.5-11.7
と遅くはないんだけど「ハイペース耐性がある」とまでは言い切れないし、その前のレースで33.4の末脚を使って勝っているのも、切れ味がそがれる中山芝1600mではむしろマイナスポイントととも言えると思う。
ただ、そのレースは上がり3F2位の馬が34.4と上がり3Fで1.0秒の差をつけているから、単純にこの馬の能力の高さを示すものと言えなくもないと思う。
それでも、俺っちの予想的にこの馬を買うとしたら3連複の3列目、先に挙げた3頭のうち、2頭が来たうえでこの馬が3着以内に来ると言うのが的中のパターンになる。だけどオッズ的にそれなら◎同士のワイドを厚めに買う方が個人的には妙味があると思うからわざわざこの馬まで3連複を広げる必要はないと言うのが結論だよ。

アバンチュリエの方はロベルト系のモーリス産駒と言う点は気になるけど2勝したレースは
12.8-11.2-11.9-12.4-12.5-11.7-11.3-11.6
12.8-11.7-11.9-12.1-12.2-12.0-11.0-11.8
といずれもスローペースからの上がり勝負。
中山マイルに必要な「ハイペース耐性」は不十分だと思う。だからこの馬に関しては「オッズ妙味」とか関係なしにここでは「買わない」と言うのが個人的な結論だよ。

◎2ティーガーデン

◎6ジャングロ

◎8サーマルウインド

△3モチベーション

△10デルマグレムリン

推奨買い目

ワイド(BOX):2,6,8 各300円

3連複(フォーメーション):2,6,8-2,6,8-2,3,6,8,10 各100円