【競馬予想】長距離戦のラップイメージは”滑り台”【京都新聞杯】

こんにちは!館山速人です!よろよろです~。

アシスタントの大澄晴香です。
今日も今日とて競馬予想。
このブログでは土曜日の中京メイン京都新聞杯を予想していきます。
京都新聞杯とはどのようなレースなんでしょうか?

1999年までは秋に行われる菊花賞のステップレースで、菊花賞を目指す有力馬の多くがこの京都新聞杯を秋初戦に選んでいた。また、夏の上がり馬がこのレースで一気にスターダムにのし上がるケースも多く、ナイスネイチャやマチカネフクキタルはその類の馬だったと思うよ。

2000年以降は施行時期を春に移し、「西の最終東上便」としての機能を持つようになった。
このレースを足掛かりにダービーで好走する馬も多く、2013年のダービー馬キズナは毎日杯⇒京都新聞杯と連勝しダービー制覇に弾みをつけたし、2019年のダービー馬ロジャーバローズはこのレース2着の後ダービーでアッと驚く逃げ切りを見せた。

また、個人的には「長距離適性のある馬がこのレースでその才能を開花させる」と言うイメージもあるレースで、2002年のファストタテヤマ、2020年のディープボンドはこのタイプの馬だったんじゃないかなと思う。

ダービーのみならず菊花賞やそれ以降の長距離戦線を見据えても極めて重要な重賞だと言えるよ。

なるほど。
ではそんな京都新聞杯の傾向分析をしていきましょう。

傾向分析

傾向①ラップ⇒典型的な持続力ラップで上がり勝負でしか実績のない馬は不安

早速レース傾向の検証をしていきます。
まずはラップ傾向の分析です。
今回は過去5年(2017.7.1~2022.3.27)の中京芝2200mの中でも、母数の多い1勝クラス、2勝クラスの平均ラップのグラフを見て行きます。

1勝クラス、2勝クラスともに残り1600mからジワジワペースが上がっていく持続力ラップ。3歳のこの時点では長距離戦も少ないのでここまで極端な持続力ラップを経験している馬は少ないと思われますが、12.4以内のラップを6F以上続けて勝利した経験がある馬はプラスになると感じています。逆にスローペースの上がり勝負だけでしか実績のない馬は割引と言えるでしょう。

傾向②血統⇒ロベルトとサンデーサイレンスの血を両方含む馬に注目

続いて血統分析です。
今回は言及がない限り過去5年(2017.7.1~2022.3.27)の中京芝2200mの成績を参考にします。
目立つ成績をおさめているのはエピファネイア産駒で、全体成績は【7/2/4/17】。単勝回収率が267%、複勝回収率が137%といずれも100%を超えており、的中率を上げる視点から見ても、回収率を上げる視点から見ても買う価値の高い種牡馬と言えそうです。

また、エピファネイア産駒に限らずロベルト系も好調で過去3年に限ると【12/6/4/51】と複勝率は30%超え。単勝回収率が178%、複勝回収率100%といずれも元手を上回る数字となっています。特にエピファネイアのようにサンデーサイレンスの血も含まれる馬の成績が良く、過去3年の父ロベルト系×母サンデーサイレンス系の配合馬は【6/5/1/25】と複勝率32.4%、単勝回収率123%と好成績。昨年2着のルペルカーリアもこの配合パターンに当てはまります。
また、逆パターンの父サンデーサイレンス系×ロベルト系の配合馬は過去3年【8/3/6/23】と複勝率40%超えで単勝回収率111%とこちらも好成績。ロベルトとサンデーサイレンスの両方が血統表に含まれる馬は要注目です。

逆に相性が悪いのがジャスタウェイ産駒キズナ産駒
ジャスタウェイ産駒は【1/0/1/23】と複勝率は10%に満たず、回収率は単勝、複勝いずれも50%に達していません
キズナ産駒は【0/3/6/25】と複勝率こそ悪くありませんが、34戦して未勝利と頭で狙うには心もとない成績となっています。

傾向③騎手⇒川田騎手が驚異の好成績。特に友道調教師とのコンビは◎。

次に騎手の傾向分析です。
過去5年(2017.7.1~2022.3.27)の中京芝2200mの成績を見ると、複勝率40%を超えているのが、川田将雅騎手と福永祐一騎手。特に川田将雅騎手は2021年12月5日のロードプレジール(1勝クラス)から2022年2月6日のダノンジャッカル(未勝利)まで「中京芝2200m戦騎乗機会8連勝」、2021年5月8日のレッドジェネシスから022年2月6日のダノンジャッカル(未勝利)まで「中京芝2200m戦騎乗機会14戦連続2着以内」と特にこの1年はとてつもない成績をおさめています。
また、今回騎乗するリアドの管理調教師友道康夫氏とのコンビは【4/2/0/0】と6戦して3着以下がなし、重賞も2勝と中京芝2200mに関してはゴールデンコンビと言える組み合わせです。

一方の福永祐一騎手に関しては単勝オッズによって成績は異なっています。
単勝オッズ3.9倍以内【7/7/0/6】 
単勝オッズ4.0倍以上【0/4/5/13】複勝回収率107%
と全ての勝利が単勝オッズ3.9倍以内です。単勝4.0倍以上の馬でも複勝率は悪くなく、回収率も100%を超えているので頭で狙うなら人気馬、ヒモで狙うなら人気薄と言うイメージです。

新馬戦のラップは長距離適性を秘めたラップ構成!?

では速人さん。
早速本命馬を教えてください。

7リアドを狙いたいね。

その理由はやっぱり傾向③で触れた川田騎手騎乗と言う点が大きいですか?

それも大きいね。
単勝1倍台の馬が多くいたとはいえ同じコースで騎乗機会8連勝とか14戦連続2着以内なんてなかなか出来るもんじゃないしね。このコースの乗り方を熟知しているととらえて差し支えないと思う。

さらに言えば、先も触れたけどリアドの管理調教師である友道康夫調教師の管理馬に騎乗した時の中京芝2200mの成績はここ5年で【4/2/0/0】と連対率100%。この6頭は全て違うう馬で記録していることから「1頭のスターホースがいてそれで連対率を底上げしている」と言うようなデータの”濁り”のようなものはない。
また、この6戦の中には重賞2勝(21年京都新聞杯レッドジェネシス・22年日経新春杯ヨーホーレイク)も含まれているので格のあるレースでも生かせるデータだと思う。

ただ、この馬を本命にした理由はそれだけでなく新馬戦でのラップ構成が長距離適性の高さを感じさせるラップ構成だったと言う点が大きい。

どういう事でしょうか?

一般的に1800m以上の新馬戦は山型と言うか残り1000m地点くらいが最も遅くて残り600m地点から急激に速くなると言う事が多い(下図の黒=過去5年阪神芝1800mの平均ハロンタイム)んだけど、リアドの新馬戦は残り1400m地点からずっとペースが上がり続けるラップ構成(下図の白)。このラップ構成は傾向①で示したように中京芝2200m、ひいては長距離戦に多く見られるラップの傾向なんだ。

ここ2戦は市場取引価格5億円、新馬戦の素晴らしい勝ちっぷりの割にイマイチ煮え切らないレースを続けているけど、それはこの京都新聞杯でステイヤーとしての資質が一気に開花する布石とも考えられる。

リアドは若駒ステークス、毎日杯と立て続けに◎を打っている個人的にもその素質を高く買っている馬の一頭。ここで鮮やかに勝ち切ってダービーの秘密兵器として名乗りを上げてほしい。

相手はどの馬でしょうか?

8ショウナンアデイブ
9ボルドグフーシュ
を上位にあげたい。

ショウナンアデイブは市場取引価格がリアドより高い5億6000万円で話題になっている馬。この馬もリアドと同じように長距離適性を感じさせる馬。その根拠は未勝利戦を勝った時のラップで
12.9-12.0-12.7-12.5-12.3-12.1-11.9-11.5-11.2-11.8
と残り1600mからジワジワとペースが上がり続けるラップ構成で典型的な持続力型。長距離での活躍を容易くイメージできるラップ構成と言える。初の2200m戦で一気に素質を開花させてもおかしくない。

ボルドグフーシュはそのショウナンアデイブに未勝利戦で勝っている馬。その時のラップ構成は
12.4-11.6-13.0-13.1-12.6-12.2-12.0-11.7-11.5-11.9
とショウナンアデイブが勝った未勝利戦ほど顕著ではないけど持続力型のラップ構成。
すでに2400mのゆきやなぎ賞を勝っているように距離面での不安は全くない。
血統的にもロベルト系×サンデーサイレンス系の配合馬。この血統は傾向②で説明したように中京芝2200mと相性が良い。安心して買えるタイプの馬だと思うよ。

◎7リアド

〇8ショウナンアデイブ

〇9ボルドグフーシュ

△5ミスターホワイト

△11ヴェローナシチー

買い目

単勝:7 300円

ワイド(流し):7-8,9 各300円

3連複(フォーメーション):7-8,9-5,8,9,11 各100円

3連単(フォーメーション):7→8,9→5,8,9,11 各100円

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