競馬予想~七夕賞~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。
さて、早速土曜日の「自信の◎」と「お勧め穴馬」を…。
あぁ~、そのことなんだけど、土曜日の競馬は全レース「見」とするよ。
えっ。どうしてですか?
最近負けが込んでいるからね。1日お休みを頂いて流れを変えようと思うんだ。
へぇ~。なるほどぉ~。(じゃあ、競馬自体やめた方が早ぇーんじゃねーか?)
んっ。どうしたんだい?
いえ、何でもありません。では、今日の予想はどうするんですか?
日曜に行われる七夕賞の予想を一日前倒しでやるよ。人気がイマイチ読めないのが不安だけど…。
了解です。では早速七夕賞の予想をしていきましょう。
コース&レースの特徴
では、まず七夕賞の傾向、あるいは七夕賞が開催される福島芝2000mの特徴を教えてください。
うん。まず基本的には先週行われたラジオNIKKEI賞の舞台芝1800mと同じで、前半から緩みのない流れで上がりがかかるレースが多いよ。
実際、七夕賞もここ5年、上がりに11秒台前半が出たのは1レースだけだし、前半1000mのタイムが1分を上回ったレースは1レースもないからね。そのうち4レースは59秒も切ってるし、今年のメンバーからもハイペースは前提で予想したほうがいいかもね。
つまり、テンからのスピードとスパート後のスピードならテンからのスピードの方が重要で、瞬発力(スパート時の最高速度)と持続力なら持続力の方が重要というイメージだよ。
う~ん。やっぱりちょっとわかりにくいです。
まぁ、前半から速いペースで走ることができ、緩急がない一本調子なレースでも最初のスピードを維持できる馬が強いって思っとけばいいよ。
それ以外で何かレース自体の特徴はありますか?
過去5年10頭の連対馬の内、9頭が「2000mを超える距離での勝利経験、もしくは2000mを超える距離の重賞で3着以内」の実績があったよ。例外の1頭であるグランデッツァが勝った年は1000m通過タイムが59.5と近年ではスローな部類だし、上がりにも11秒台前半が2Fあるレースだったから、例年通りの流れなら、2000m超でも走れるスタミナが問われるということだと思うよ。
では早速予想に…。
まって。最後に一つだけ。ここ2年の話だから、まだはっきりと「傾向」と呼べるものではないんだけど、父、父母、母父、母母のいずれかにロベルト系が入っている馬が3頭、ダンチヒ系の入っている馬が3頭連対しているから、これらの血統の馬には注目しておいた方がいいかもね。
今年への当てはめ
では、改めて見解をお伺いします。
うん。まず、本命だけど「2000mを超える距離での勝利経験、もしくは2000mを超える距離の重賞で3着以内」の実績がある馬から選ぶことにするよ。
なるほど。今年だと該当馬は、
4ソールインパクト
9ロードヴァンドール
12ミッキースワロー
13ウインテンダネス
15クレッシェンドラヴ
の5頭です。この中からどれを本命にしましょう。
ずばり
4ソールインパクト
だね。
ほう、その根拠は。
根拠は2つあって、ひとつはラップ対応力だね。
ラップ対応力ですか?
そう。ちょっと古い話になるけど、この馬2017年のアルゼンチン共和国杯で12.4以上のラップが一度もないレースで2着しているんだ。2500mのレースとはいえそのラップで好走できる馬なら、2000mの速い流れにも対応できると考えたよ。
なるほど。もうひとつの根拠は何でしょう?
血統だね。この馬の母父は近年このレースで好成績を残しているダンチヒ系だし、父のディープインパクトも5年で4連対しているから相性は悪くない。
それと、これは俺っちの感覚によるところが大きいんだけど、ディープインパクト産駒でこのレース結果を残している馬を見ると、惜敗が多くて、「ディープにしては切れねぇな」って言われているような馬が来てるんだよね。ニューダイナスティとかダコールとか。
確かに、ソールインパクトもそんなイメージがあるかもしれませんね。
相手に関してはどうでしょう。
相手は、8枠15番クレッシェンドラヴと5枠9番ロードヴァンドールだね。
クレッシェンドラヴは上に挙げた5頭の中じゃ一番ペースに対応しやすい馬だと思う。実際、前走の福島民報杯がこのレースのイメージに近いラップだしね。
ロードヴァンドールは阪神大賞典で1000m通過1分を切るレースで好走しているのが魅力的だね。ただ、そのレースは中盤かなり緩んでるし、2000mのペースに対応できるかはやや不安なところもあるね。
上に挙げた他の2頭についてはいかがでしょう?
ミッキースワローはペースに対応する力はあるけど、ちょっと切れすぎる気はする。
前走のエプソムCでは本命でしたよね?
う~ん。東京1800mと福島2000mだとやっぱり変わってくるよね。前者はたとえハイペースになったとしても直線でもう一段ギアが上げられる馬の方がいいイメージだけど、後者はギアを上げるよりも前半のペースをどれだけ維持できるかの方が重要なイメージを持っていて、ミッキースワローはどちらかというと前者に近いイメージなんだよ。
なるほど。ウインテンダネスはどうですか?
この馬は長距離でも緩急があった方がいいイメージで、ペースに対応できるかやや不安かな。
人気になりそうなロシュフォールやタニノフランケルはどうでしょう?
ロシュフォールは俺っちは危険な人気馬と判断しているよ。
それはなぜでしょう?
これまで勝ってきたレースすべてのレースがキレッキレの上がり勝負だからね。ペースが速くなって上がりもかかるタフな馬場でこの馬の持ち味が生きるとは到底思えない。
ただ、裏を返せばここで好走するようなら、先週の回顧ゴータイミングのところでも述べたように、「弱点がない」か「絶対能力が高い」のどちらかなので、天皇賞(秋)でも勝ち負けできるんじゃないかくらい楽しみにはなってくるよね。
タニノフランケルはペース的には向くだろうし、印に余裕があれば印を回してもいいところだけど、今回は他に買いたい馬がいるのでパスかな。
ただ、巷では1000万以上で好走したレースが全て54キロ以下であるところから斤量を不安視する声があるようだけど、俺っち的には55キロ以上で負けたレースは適性外のレースか単純にその時そのクラスでは力不足だったかのどちらかで説明できるので、あまり気にする必要はないと思うよ。
他に注目している馬は?
クリノヤマトノオーだね。まぁ大半の理由が母父アグネスタキオンだからというものだけど、OPでも通用する能力はあると思うよ。正直、今回のレースに適性があるかは微妙だけど。(笑)
まとめ
では、結論を教えてください。
うん。
◎4ソールインパクト
〇15クレッシェンドラヴ
▲9ロードヴァンドール
△16クリノヤマトノオー
×12ミッキースワロー
買い目は馬連◎から〇、▲の2点と3連複フォーメーション◎ー〇、▲ー〇、▲、△、×の5点だね。