全ての挑戦者を返り討ち~思い出の有馬記念・逃げ切り編~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。さて、4日にわたって続いた『思い出の有馬記念』シリーズも今日で最終回となりました。今日紹介するレースはどのレースでしょう?

最終回はダイワスカーレットが勝った2008年の有馬記念を紹介するよ。

好きですねぇ。ダイワスカーレット。

もちろん俺っちの好きな馬と言うのもあるんだけど、この有馬記念はかなり力強い勝ち方をしたレースだから特に印象に残っているんだよね。

夢の扉が今開かれた!ダイワスカーレット、安藤勝己!!

2008年の有馬記念。1番人気に支持されたのはダイワスカーレット。前走の天皇賞秋でウオッカとの激闘が高く評価された形だ。

淀みないペースで逃げながら、ゴール前再度差し返してくるというレースぶりがダイワスカーレットの評価を高めたのは疑いようがない。しかし、ライバルであるウオッカが日本ダービー、天皇賞秋と牡馬相手にG1を2勝しているのに対し、ダイワスカーレットのG1勝ちは全て牝馬限定戦。

勲章の質で言えばウオッカには見劣る格好になっており、この有馬記念は是が非でも取りたいタイトルのひとつだった。

とは言え、有馬記念が「勝ちたい」と願っただけで勝てるような甘いレースであるはずもなく、ライバルも前年の有馬記念覇者で中山競馬場だけで重賞5勝をあげ「中山マイスター」の異名を持っていたマツリダゴッホ、2年前の二冠馬メイショウサムソン、ジャパンカップでディープスカイ、ウオッカを下したスクリーンヒーロー、前年のオークスを無敗で制したカワカミプリンセスなど多士済々のメンバーが揃っていた。

そしてそれらの馬全てに共通した認識が「ダイワスカーレットを負かさなければ勝てない」というものだった。

レースが始まると、ダイワスカーレットはいつものように好スタートから先頭に立とうとする。しかし「そうはさせじ」と内から横山典弘騎手騎乗のカワカミプリンセスが押して押して先手を主張する。

結局はダイワスカーレットのスピードが勝る形になり、ダイワスカーレットが逃げ、カワカミプリンセスは2番手に控える形になった。

そのハナ争いが影響したのか最初の900mのラップタイムは6.9-11.2-11.9-11.2-11.9と4F11秒台が続く速いラップが形成されることになる。

しかし、そこはダイワスカーレットと安藤勝己騎手の名コンビ。1周目のスタンド前から1コーナー、2コーナーにかけて13.0-13.2と上手くペースを落としスタミナを温存することに成功する。

しかし、それを見た後続も黙ってはいない。ダイワスカーレットがペースを落としたと見るや今度はメイショウサムソンと武豊騎手のコンビが競りかけてくる。残り1200m地点から12.4-11.5-11.9と再びペースは上がり、レースは耐久力勝負の様相を呈して来る。

3コーナーに入ると後方からスクリーンヒーロー、マツリダゴッホも捲ってくる。全ての馬がダイワスカーレットを倒そうと挑んでくる形になった。こうなるとスタート直後に脚を使っているダイワスカーレットにとっては厳しい展開になると思えた。

しかし、生粋のコーナーリングの上手さで後続との差を広げたダイワスカーレットの脚は衰えることを知らなかった。直線入り口でマツリダゴッホが、直線半ばでメイショウサムソンが、ゴール直前でスクリーンヒーローが、次々と脚をなくして馬群に飲まれていく中、ダイワスカーレットはただ1頭、ゴール直前で2着に食い込んできた最低人気のアドマイヤモナークの2馬身近く前を悠々とゴールしていた。

言い方は少々荒っぽいかもしれないが「潰しに来た馬を逆に潰し返しての逃げ切り勝ち」という強者にしかできない競馬だった。

後続の馬を直線で再度突き放していますね。

本当に強い勝ち方で逃げ馬の理想形と言っても過言ではないと思うよ。繁殖としてはまだ重賞勝ち馬を出していないけれど、この持久力が伝わればきっとすごい名馬が出てくると思うよ。

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