切れ味勝負になる予感~京王杯SC予想~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。今回のブログでは土曜日の東京メイン、京王杯SCの予想をしていきます。
時計&ラップタイム
2019年:タワーオブロンドン:1.19.4 12.3-10.9-11.0-11.3-11.0-11.1-11.8(良) 34.2-33.9
2018年:ムーンクレイク:1.19.5 12.3-10.9-11.0-11.2-11.2-11.2-11.7(良) 34.2-34.1
2017年:レッドファルクス:1.23.2 12.8-11.3-12.3-12.6-11.6-11.1-11.5(重) 36.4-34.2
2016年:サトノアラジン:1.19.6 12.4-11.1-11.1-11.5-10.9-11.2-11.4(良) 34.6-33.5
2015年:サクラゴスペル:1.21.6 12.9-11.5-11.6-11.9-11.3-10.8-11.6(良) 36.0-33.7
※見方…年度:勝ち馬:勝ちタイム ラップタイム(馬場) 前半3F‐後半3F
☆傾向
①短距離にしては異質なほど後傾に寄ったラップ傾向。重馬場の年以外はラスト3F内に11.5を切るラップが最低2Fは出て来ており反応の良さや最高速度といったいわゆる「切れ味」は重要。
②とは言え中盤緩むこともほぼないので「中盤脚を溜めて終い勝負に賭ける」という馬よりも「前半から速いペースについていける」ような耐久力も必須。
阪急杯とは好対照のレース
このレースのポイントは3月に行われた阪急杯と距離は同じなんだけど、ペースが全然違うというところだと思うんだ。
どういう事でしょう?
これは下の票を見てくれれば火を見るより明らかだと思うよ。
2015年~2019年の阪急杯、京王杯SCの”前半3F-後半3F”の数値比較
年度 | 阪急杯 | 京王杯SC |
2019年 | +0.2 | -0.3 |
2018年 | +0.4 | -0.1 |
2017年 | +2.1 | -2.0 |
2016年 | +0.9 | -1.1 |
2015年 | +1.9 | -2.3 |
改めて説明すると、この表は過去5年の阪急杯、京王杯SCそれぞれの「前半3F-後半3F」の数値を表したもので、この数値が大きければ大きいほど前傾、つまりハイペースと言う事だよ。
こう見ると明らかに京王杯SCはスローと言うか後傾のレースが多いですね。
そうだね。どちらも1400mと言う短距離戦だから11秒台前後のラップを刻み続ける必要はあるんだけど、阪急杯がよりテンのダッシュ力を重視されるのに対して、京王杯SCは後半の切れ味が必要になってくるというイメージだよ。
だからここは阪急杯で凡走したもののマイルで切れ味を生かす競馬をして実績を積んできたクリノガウディーが出ていれば鉄板だと思って手ぐすね引いて待ってたんだけど………、どうやらここ目標ではなかったみたい。
では他にどんな馬が良さそうですか?
イメージを具体的な数字であげると、
◆ラスト3Fの中に11.4以内のラップが2F持続するレースで後傾ラップ(前半3Fより後半3Fの方が速い)かつ下のA,B2つの条件(両方/どちらか)を満たすレースで勝利or重賞2着以内
A.テンの2F目と3F目も11.4以内。
B.6F以上11.9以内のラップが続く。
また、距離に寄って条件が下記のように変化する。
芝1200m…A,Bが「AND」条件(両方を満たす)になる。
芝1400m…A,Bが「or」条件(片方を満たせばOK)になる。
芝1600m以上…A,Bが「or」条件(片方を満たせばOK)になる。ラスト3Fの部分をラスト4Fに緩和。
相変わらずけったいな条件ですね。で、それを満たした馬はどの馬なんですか?
満たしたのは以下の4頭だね。
4ドーヴァー:’18奥多摩S:12.5-10.7-11.3-11.7-11.0-11.3-11.9
6ライラックカラー:’19奥多摩S:12.9-11.8-11.9-11.7-10.9-10.9-11.3
8ショウナンライズ:’19パラダイスS:12.5-11.5-11.8-11.6-11.1-11.1-11.7
10タワーオブロンドン:’19京王杯SC:12.3-10.9-11.0-11.3-11.0-11.1-11.8
この中でドーヴァーはオープンに上がってから2勝しているんだけど、どちらもラスト1Fが12.5以上かかる消耗戦と言えるレースだったから、本質的にはパワー型と判断して今回は軽視。残り3頭を中心にした”館山スタイル”で勝負したいと思うよ。
何となくドーヴァーが来るフラグに感じるのですが……。
それと館山さん。土曜日の東京競馬場は雨の心配もされていますが、雨が降った場合どうでしょう。
うーん。正直今の東京の馬場を考えると、雨が降ってもそこまで影響ないんじゃないかなぁと思うよ。(考えるのが面倒くさかったわけでは、断じて、ない!!)
印
◎6ライラックカラー
◎8ショウナンライズ
◎10タワーオブロンドン
△1ラヴィングアンサー
△9セイウンコウセイ
買い目
単勝:6,8
馬連・ワイド(BOX):6,8,10
3連複(フォーメーション):6,8,10-6,8,10-6,8,10,1,9
ずばり、自信度のほどはいかがでしょう?
クリノガウディーが出ていれば自信の◎と出来たんだけど、正直ここは有力馬も近走結果が出てなかったり不安要素も多い。☆とさせてもらうよ。出来るだけ買い目を絞って高配当を狙う感じかな。
………(買い目を絞って?)
※自信度の目安
☆☆☆…家宝を質に入れてでも買うってくらい自信あり。どーんと大勝負。
☆☆…それなりの自信度。大勝負はしないけど、ちゃんと馬券を買い忘れないようにしたい。
☆…あんまり自信なし。場合によっては撤退(見)も視野に入れる。