町のはずれでシュヴィドゥヴァー~ユニコーンS予想~

こんちわ~す。”スターな男”館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。

さて今日もヒゲとボインの2人でお送りいたします。

館山さん全然ヒゲ生えてないじゃないですか。それに女性をボイン扱いするのもセクハラですよ。大迷惑です。

さて、日曜日の東京メインは3歳のダート重賞ユニコーンSがデーゲームで行われます。

大井競馬じゃないんだからそりゃデーゲームでしょ。

プロ野球が開幕したばかりなのでついつい言っちゃいました。

まぁいいやここはしっかり当てて素晴らしい日々を過ごしながら、命果てるまで遊んで暮らせるようになりたいね。

もし外れたら……、

ブルースを歌いながら命果てるまで働く男になるだろうね。まぁ、そんなことには東京が「雪が降る町」にでもならない限りならないだろうけどね。

えらい自信ですねぇ。では早速予想に入って行きましょう。

過去5年時計&ラップタイム

2019年:ワイドファラオ:1.35.5 12.3-10.5-11.1-11.9-12.6-12.312.0-12.8(重) 45.8-49.7

2018年:ルヴァンスレーヴ:1.35.0 12.2-10.8-11.8-12.3-12.3-11.911.5-12.2(重) 47.1-47.9

2017年:サンライズノヴァ:1.35.9 12.0-10.6-11.5-12.3-12.8-12.7-12.1-11.9(良) 46.4-49.5

2016年:ゴールドドリーム:1.35.8 12.5-11.1-11.7-12.0-12.3-11.8-12.0-12.4(良) 47.3-48.5

2015年:ノンコノユメ:1.35.9 12.4-10.8-11.3-12.3-12.1-12.1-12.1-12.8(稍重) 46.8-49.1

☆傾向

①過去5年全て前半の方が速い前傾ラップのレースである程度前半が流れるペースへの対応が必要。

②前傾ラップだが後半まで緩みなく一本調子で進むレースは少なく、中盤少し緩んでラスト3Fで0.3以上の加速を必要とされるレースが多い。

③ダートとしては珍しく上がり3F内にも11秒台が出るレースが多く、スパートしてからの最高速の速さを問われる。

④血統的には「父がゴールドアリュール、もしくは3代血統表内にボールドルーラー直系馬がいる」馬が7連勝中で過去10年で8勝。同条件で行われる武蔵野Sも同じ血統の馬が6連勝中なのでこの血統は東京ダート1600mに強い血統だと考えられる。

その傾向を条件化すると、

①基礎スピード(速い流れの経験)…基本的には前半4Fが48秒を切るようなマイル以下のレースの好走経験は欲しい。1800mを中心に使ってきた馬は最低でも前半4F49.4以内、出来れば前半4F49秒を切るようなレースで好走した経験が欲しい。

②加速力…一本調子のレースしか経験が無い馬は辛い。上がり3F内に0.3以上の加速ラップがあるレースでの好走経験は必須要素。

③最高速…上がり3F内に11秒台のラップがあるレースで好走経験がある馬は大幅加点して良い。それくらいの価値ある要素。

④血統…父がゴールドアリュール、もしくは3代血統表内にボールドルーラー直系馬がいる。

2戦2勝の人気馬2頭の不安要素とは⁉

このレースは2戦2勝の2頭、16カフェファラオ5レッチェバロックが人気しそうですが……。

うーん。確かにその2頭のポテンシャルは認めるけど、両馬とも決して「安泰」という感じはしない。不安要素もあると思ってるよ。

そうなんですか?その不安要素とは何でしょう?

それじゃあ1頭ずつ説明していくね。

カフェファラオの不安材料

◆ハイペース経験がない。

カフェファラオは過去2戦の前半4Fが51秒台と49秒台。ともに後傾ラップで例年前半4F47秒台の前傾ラップになるユニコーンSのペースに対応できるかは未知数。

前走ヒヤシンスSは出遅れながらも直線余裕を持って差し切るポテンシャルの高さを見せつけたが、ペースが速くなり追走で脚を使わされる展開になった時に同じような末脚を使える保証はない。

芝での走りに戸惑いも見られたので、芝スタートでダッシュがつかず流れに乗れない展開になった時は苦しいレースを強いられるだろう。

レッチェバロックの不安材料

◆スピードに頼った一本調子のレースしかしていない。

過去2走他馬を寄せ付けない逃げ切りで圧勝しているレッチェバロック。類まれなスピードは誰もが認めるところだが、そのスピードに頼り過ぎているのではないかという印象もある。

過去2走はともに1400mを走っているがそのラップは初戦が12.7-11.8-11.7-12.0-12.2-12.1-12.6、2戦目が12.3-10.7-11.2-11.8-12.1-12.1-13.4とどちらも道中にほぼ加速ラップが存在しない。よく言えば「スピードの耐久力が問われるレース」という言い方もできるが、その実やや一本調子なレースだったことは否めない。

今回は距離が200m伸び、スタートのダッシュ力だけで押し切るのは難しくなるので、道中どこかで息を入れて「スパート」をする必要が出てくる。

そうなった時にきちんとペースをコントロールしてオンオフを切り替えられるかは未知数。人気ほどの信頼感はないと思う。

本命は条件を完璧に満たすあの馬

そうなると本命は上記2頭とは違う馬から選ぶことになると思うんですが、どの馬になるんでしょう。

それはこの表を見れば一発でわかると思う。これは上の条件の太字部分を満たしているか否かを示した表だよ。

※好走経験は勝利orオープン2着以内と定義
※フルフラットは日本において芝でしか勝ちがないため調査対象から除外

なるほど、1デュードヴァンは全ての要素を満たしているんですね。

そう。この馬はダートでの過去3勝は全て前半4F48秒を切る前傾ラップ。ただ、どのレースも「スピードに頼った一本調子なレース」と言う訳ではなく、全てのレースで残り600m地点からの1Fが前の1Fより0.3以上ペースアップしており加速力を問われる流れになっている。

※デュードヴァンが勝ったレースのラスト4Fのラップ

  • 新馬戦…12.7-12.4-11.9-12.1
  • カトレア賞…12.8-12.3-12.3-12.5
  • 青竜S…12.4-12.0-12.1-12.9

このラップの出し方は過去のユニコーンSのラップ傾向とピタリと重なるし、後半に速いラップが出やすい東京のダートで11秒台のラップが出るレースで勝っているのは、最高速の高さのバックボーンになるので心強い。

連軸はこの馬で良いんじゃないかなと思うよ。

相手はどの馬ですか?やはり表で〇が多い馬になるんでしょうか?

この表で言うと、③、④はどちらかと言えば「あれば心強い」という加点要素で、①、②は「是非満たしておいてほしい」という必須要素だから①、②を両方満たしている馬から選びたい。

ただ、6ケンシンコウは①、②を同じレースで満たして事はないから、他の馬よりやや評価は落ちる。3ラブリーエンジェルは新馬戦で①、②の両方を満たしているけどその時の上がり3Fに12.5を切るラップが一つも出ていないから最高速に不安を残すと思ってやや評価を下げたよ。

そうなると、8オーロラテソーロ10サトノラファールですか?

そうだね。それとやっぱり過去2戦の勝ち方が圧巻だった16カフェファラオに関してはスローとは言えヒヤシンスSで12.3-11.7-11.9と後半3Fに11秒台が2Fあるレースで差し切っているおり、最高速の高さは疑いようがないから3連複で言うと2列目には入れておきたいよね。

◎1デュードヴァン

〇16カフェファラオ

▲10サトノラファール

△8オーロラテソーロ

✕15キタノオクトパス

☆13タガノビューティー

買い目

馬連(流し):1-8,10,16

3連複(フォーメーション):1-8,10,16-8,10,15,16

3連単(1着、3着固定):1→8,10,16→13

自信度はどのくらいでしょう?

思い切って人気馬を軽視する予想をしたからね。自信度は☆☆くらいかな。