ベタだけど強いものは強い~10/24,25気になった馬紹介~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。菊花賞ではコントレイルが見事に無敗で三冠を達成しましたね。

競馬ファンの耳目はそこに集中してしまった感はあるけど、それ以外のレースでも味のある走りをした馬はたくさんいるから、馬券上手になるためにはそういった馬も見逃しちゃいけない。

ちょうど月曜日はドラフトがあったけれど、上位指名の選手はそりゃあ大事だけど、チーム力を上げるには下位指名でどれだけ良い選手を取れるかも重要。「みんなが注目していないところでどれだけ情報を拾えるか」は競馬でも野球でも大事だね。

館山さんのごひいきカープのドラフトはどうだったんですか?

俺っちはアマチュア野球に関しては門外漢だから何とも言えないけど投手が中心の明確に「意図」を感じる指名で良かったんじゃないかな。ただ……、

ただ?

俺っちを何で指名しないかなぁというのはある、めっちゃパワプロやってんのに!

はいはい。バカなこと言ってないで早速本題に入っていきましょう。

今週の気になった馬

土曜京都8R 古馬1勝クラス 1着 アメリカンシード

この馬はタイムも勝ち方も鮮烈で割と話題になってましたね。

そうだね。「見たらわかるわ!」って言われたらそれまでだけど、それでも言いたくなるくらいの勝ち方。

ダート1800mのラスト3Fで11.7-11.3-11.7と言う芝並みのラップは衝撃的で下手したらクロフネの武蔵野Sに匹敵するかもしれないね。少なくともオープンまではノンストップだと思うよ。

土曜京都9R トルマリンS 1着 クリスティ

今年の京都芝レースは雨の影響もあり全体的に時計も上がりもかかるレースが多く、「上がり3Fに11秒台前半が2F以上出てくるレース」は芝1600m以上のレースでは3週間でこのレースのみ。前半4F50秒台という極端なスローペースに恵まれた面は否めないが、最高速の高さだけならオープン級のものを持っているんじゃないかなぁ。

クリスティは春にフラワーCやスイートピーSでも見どころがありましたよね。

クラシック戦線に乗りそうで乗れなかった感じだよね。この感じなら来年は重賞にも手が届きそうだよね。

日曜東京5R 2歳1勝クラス 1着 リフレイム

この馬も割と「ベタ」な選択ですよね。

読者の方も「見たらわかるわ!」って思う人も多いだろうね(;^_^A。

でもこの馬に関してはそれを承知でそれでも語りたくなるレベルの馬。デビュー戦は競馬を知らない人にも見てほしいレースで、直線斜めに(と言うか映像だけ見ると「真横に走ってんじゃねぇか?」って言うくらい)もたれて走って最後の200mくらいは外ラチにぶつからないようにするよう全力で走らせていないのに、それでも勝っちゃう凄まじい勝利。 

調教再審査明けの今回は騎手もできるだけ馬群に入れないよう気を使ったのか後方からレースを進め直線は馬群の外を回す勝利より安全を優先するような競馬。それでも直線はエンジンの違いであっという間に5馬身ちぎるのだから持っているポテンシャルは途轍もないものがある。

あとは「真っすぐ走れるかどうか」って感じですかね。

もうこの馬に関してはそれに尽きるだろうね。

日曜京都12R 貴船S 3着 イッツクール

日曜京都12R 貴船S 11着 ゴールドラグーン

このレースは負けた馬からのチョイスなんですね。

そうなるね。このレースは快速馬マラードザレコードが先手を主張したことにより前半3F34.4とこのクラスの1400m戦にしては結構なハイペースになった。それをマラードザレコードについていく形で後続を放して競りかけた上記2頭は明らかにオーバーペース。そんな中を脚抜きの良い馬場を利したとはいえゴールドラグーンは残り200m手前まで、イッツクールに至ってはゴール寸前まで我慢していた。どちらも中身の濃い競馬をしている。

ペースがもう少し緩むであろう(マラードザレコードのいない)1400m戦で狙うのも良いが、個人的には今回とそれほどペースが変わらないであろうダート1200m(中山・新潟除く)で狙ってみたいタイプ。特に2桁着順で馬柱の見栄えが悪くなるであろうゴールドラグーンは人気薄でも要注意だと思うよ。

こういう馬を覚えておけばオイシイ馬券にありつけるというわけですね。

新潟10R 岩船特別 1着 アルセスト

アルセストは未勝利馬ながら1勝クラスの特別を勝ったんですね。

そうなるね。このレース、前半は13.1-12.8-12.6-13.1-13.3とスローで逃げていたものの、向こう正面でブルーアガヴェに絡まれたことで残り1200m地点から一気にペースが上がり後半6Fは12.2-12.3-12.4-12.4-11.5-12.3とロングスパートのレースに。そのペースを自分で作り出して3馬身半ちぎって逃げ切った価値は高い。

11秒台のハロンタイムがほとんどないのでスピードを要する高速馬場では不安だが、持続力は高く2200m以上の長距離戦ならそれなりの出世が見込めると思う。

「ベタだけど強いものは強い~10/24,25気になった馬紹介~」への1件のフィードバック

コメントは受け付けていません。