久しぶりに重賞回顧ブログです~武蔵野S回顧~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。今日は久しぶりの重賞回顧ブログです。
いやぁ~「気になる馬紹介」の反響が思ったより良いので重賞回顧もちゃんとやっていくことにしたよ。やっぱり見られてるブログの方に力を入れていくべきだと思ってね(これで収益も増えるぞグヘヘヘヘ(*´з`))。
心の声が漏れてますよ!まぁ、予想を当てるには回顧も大事ですからね。
そうそう。特に武蔵野Sはチャンピオンズカップのステップレースだからしっかりと振り返りをしていかないとね。
そうですね。では早速回顧に入っていきましょう。
時計&ラップタイム
勝ちタイム:1.35.0 ラップタイム:12.2-10.8-11.2-11.9-12.5-12.0-12.1-12.3(良) 46.1-48.9
武蔵野Sはチャンピオンズカップと直結しない?
館山さんは先ほど「チャンピオンズカップのステップレース」と仰いましたが、ジャパンカップダートがチャンピオンズカップと名を変え中京開催になってから6年、武蔵野Sをステップにした馬は2015年2着のノンコノユメと2018年2着のウェスタールンドの2頭だけ。あまり繋がりの強そうなレースとは思いませんが…。
ぶっちゃけそうなんだよね。個人的にはこれは「ラップの差」だと思うんだよね。
「ラップの差」ですか?
上のグラフは武蔵野Sとチャンピオンズカップの過去5年と今年の武蔵野Sのラップタイムを比較したグラフ。これを見ると武蔵野Sのラップは前半速くゴールが近づくにつれじわじわハロンタイムが遅くなっていく典型的な前傾ラップ。対してチャンピオンズカップはテンの3F目からジワジワっとペースが上がっていくラップで適性的に質が異なる。だから繋がりが薄いんだろうね。
過去に連対した2頭も2015年2着のノンコノユメは武蔵野Sでは前半追走に苦労していたし、2018年2着のウェスタールンドは元々中距離で実績のある馬で武蔵野Sでは芝スタートでダッシュがつかずの7着。どちらも「前傾の消耗戦」的なラップ構成が合っていたとは思えないタイプ。
だから今回のレースの中から「チャンピオンズカップで狙う馬」を見つけるならそういう馬を探さないとね。
今回の出走馬の中では具体的にどの馬でしょうか?
距離が延びて良さそうと言う意味では6着のメイショウワザシかなぁ。前が総崩れの展開でこの着順は頑張っていると言えるし、オープンになってから好走しているレースは後半にペースが上がるレースが多い。1600mから1800mになってペースが緩むのは間違いなくプラス。
とは言えこの馬には申し訳ないけれど、チャンピオンズカップでクリソベリル、オメガパフューム、チュウワウィザード、クリンチャーやエアアルマス相手で勝負になるかと言われると正直しんどいと思うんだよね。そもそも賞金的にチャンピオンズカップの出走は厳しいかもしれないけど、現実的に狙うなら師走Sとかのオープン特別じゃないかなぁ~。メイショウワザシのこれまでの実績ならここで展開不利を押しのけて勝つくらいのブレイクスルーを見せてくれないとG1級相手では強くは推せないね。
なるほど、ではこの中でチャンピオンズカップで狙ってみたい馬は……。
正直いないかな(;^_^A。
では来年のフェブラリーSと言う意味ではどうでしょう?
勝ったサンライズノヴァは元々東京適性も高いしもちろんだけど、個人的には3着のエアスピネルが面白いと思う。今回のレースは残り200mで態勢がガラッと変わる前に厳しいレースだったしそれを早めに仕掛けて3着は内容的には勝ち馬に劣らない内容だったと思う。
逆に7着のモズアスコットに関しては59キロの斤量が響いたとはいえ「もうちょい何とかならんかったんかい」と言う印象は拭えないよ。