スタミナだけでは勝ち切れない~ステイヤーズS予想~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。さて、今週は競馬ファン・ゲームファンが待ちに待った「ダビスタ」の最新作が発売されましたね。

そうだね。俺っちのTwitterは競馬垢・ゲーム垢の人が多いこともあってダビスタの話題で持ちきりだったよ。netkeibaのデータベースサーバーが「ダビスタの初期牝馬のモデル」を調べるために使われたからかダウンしてるくらい人気だったからね。

それ本当なんですかね。あなたが言い出したことですけど。

いや、そうなんじゃない。ダビスタの発売とnetkeibaのサーバーがダウンするタイミングがたまたま偶然に重なるなんてことある?そんな偶然があるんやったら俺っちはとっくに帯封取ってるはずや!

その理屈意味わかんないですけど。館山さんはダビスタはやられないんですか?

switch自体持ってないからね。やりたくてもやりようがないんだよ。

ぶっちゃけ実際にやってる人の動画とか見るまでは「別にswitch買ってまで欲しくもないなぁ」と思ってたんだけど、実際見てみるとめっちゃ面白そうだったから、俺っちの中での物欲がふつふつと湧いてきたよ。

と言う事で今週は「switch購入資金獲得」を目指して馬券検討をしていきたいね。

良いんじゃないですか?目標をもって馬券検討をするのは。と言う事で早速予想に入っていきましょう。まずは土曜中山のメインステイヤーズSです。

過去5年時計&ラップタイム

2019年:モンドインテロ:3.46.1 13.5-11.7-12.9-12.4-12.3-13.0-13.4-13.9-13.7-12.3-12.6-12.2-12.0-12.1-11.7-11.5-12.0-12.9(良) 116.8-109.3

2018年:リッジマン:3.45.2 13.0-12.0-13.7-12.4-12.0-12.9-12.8-12.9-12.8-12.8-13.4-12.7-12.4-11.6-11.7-11.8-11.7-12.6(良) 114.5-110.7

2017年:アルバート:3.43.0 13.3-11.3-13.0-12.4-12.2-12.6-12.7-12.9-12.6-12.5-13.1-12.7-12.3-12.0-11.9-12.0-11.7-11.8(良) 113.0-110.0

2016年:アルバート:3.47.4 13.0-11.6-13.7-13.1-12.6-13.2-13.5-13.5-12.8-12.8-13.4-12.9-12.0-11.7-11.9-12.2-11.4-12.1(良) 117.0-110.4

2015年:アルバート:3.45.9 13.2-11.7-13.0-13.6-13.0-12.6-12.0-12.6-12.4-12.5-13.3-13.2-13.1-12.4-11.6-12.0-11.8-11.9(良) 114.1-111.8

☆傾向

①残り1600m地点からジワジワペースが上がるロングスパートレース

これだけの長距離戦だから当たり前と言えば当たり前だが過去のラップの傾向を見ると残り1600mからペースが徐々に上がるロングスパート勝負が多く、それに対応できる持続力は絶対に必要。長距離戦=スローになる→加速力重視という思考はしない方が良さそう。

②残り1000mからの4Fの平均ハロンタイムは全て11秒台。パワーよりもスピード重視

過去5年の傾向のハロンタイムを平均すると残り1000mから4F続けて11秒台になっている。ラスト3F目(残り600m~400m)からラスト2F目(残り400m~200m)に加速しているレースが4レースあることからもJRA最長距離の重賞とは言え、消耗戦のパワー・スタミナ勝負ではなく後半にしっかりギアを上げられるスピードも重要。イメージ的には11秒台中盤~後半が4F続くようなレースで好走歴のある馬が〇。

③トニービンの血を持つ馬がかなり強い

トニービンの血を持つ馬が圧倒的に強く、過去7年続けて「2代血統表(父、父母、母、母母)の中にトニービン直系の馬がいる」馬が連対している。名前をあげると、

  • 2015年~2017年1着、2019年2着アルバート…父母トニービン系
  • 2018年2着アドマイヤエイカン…父母トニービン系
  • 2017年2着フェイムゲーム…父母トニービン系
  • 2013、2014年1着デスペラード…母トニービン系

「ほとんどアルバートとデスペラードじゃねぇか!」って話だが2連覇、3連覇する馬を送り出せるほど相性が良い血統ともいえる。

今年の出走馬でこの条件に該当する馬は3ポンデザール5アルバート8アドマイヤアルバ10タイセイトレイル13タガノディアマンテ14ゴールドギアの6頭。

JRA最長距離戦を制すにはスピードの裏付けも必要

では早速館山さんの本命を伺っていきましょう。

OK。ずばり、

3ポンデザール

だよ。

続いて推奨理由をお願いします。

ステイヤーズSの過去の傾向を見ると、残り1600m近辺から一気にペースが上がって、そこから直線の坂まで大きくペースが落ちることがないロングスパート勝負。

一方で過去5年の平均ハロンタイムを見ると残り1000m地点から残り200m地点の4Fで12秒を切っており、JRA最長距離戦とは言え最後バタバタの消耗戦になることは少なく、パワーよりスピードを必要とされるケースが多い。

だから狙うべきは「持続的な脚を使えるスピード型の馬」と言う事になるんだけどポンデザールはこのイメージにぴったりとあてはまる。

まず、前々走の札幌日経オープンのラップが、

12.8-11.8-12.1-12.7-12.7-12.1-12.1-12.1-11.4-11.7-12.0-11.6-12.5

と残り1600m地点から前の1Fより0.6秒加速しておりそこから12.5以内のハロンタイムが7F持続しているかなり優秀な持続力ラップ。それを4馬身差快勝しているんだから持続力については文句のつけようがない。

次にスピード。ポンデザールはこれまで洋芝の北海道で4勝を上げているからパワー型のイメージが強いかもしれないけど、新潟でラスト3F全て11秒台のレースで勝利を挙げていることからスピードも持ち合わせていると個人的には思っている。それは先述の札幌日経オープンのラスト5Fから11.4-11.7-12.0-11.6と言うラップでも証明できるのではなかろうか。

また、この馬の父ハーツクライは母父であるトニービンの特徴を強く受け継いでおり、血統的な意味でもこのレースとは相性が良さそう。

騎手は現在G1を4連勝中のルメールと「長距離は騎手」の格言にもバッチリ当てはまる。

ここは軸不動なんじゃないかな?

気になるのは前走の勝ち方が鮮やかだったあの馬

他に気になる馬はいらっしゃいますか?

9ヒュミドール

が気になる。

この馬はちょっと前までダートをずっと走っていて3戦前から芝を使うようになったんだけど「開催後半のパワーを要する福島芝2600m」と「高速馬場で上がりの速いの東京芝1800m」と言う全く異なる適性が必要とされるレースで2勝したんだよね。

正直どっちが本当の適性かわからないんだけど、一つ確かなのは「苦手な適性でも2勝クラスor3勝クラスを勝ち切るポテンシャルがある」と言う事。

個人的には前走のような上がりの速い馬場の方が適性なんじゃないかと思っているから条件的には合わないかもしれないけど、それを凌駕するポテンシャルを秘めていて、終わってみれば「実はとんでもなく強かった」と言う可能性も十分に考えられる馬。

このレースに限らず、しばらくの間追いかけてみたい馬だよ。

◎3ポンデザール

〇9ヒュミドール

15アルバート

210タイセイトレイル

推奨買い目