こんにちは。アンジェリーナジョリーです。

このレースは過去5年のスタート後3Fのタイムが32.78と33秒を切っている。
メチャクチャハイペースになりやすいスピード勝負の舞台だよ。

北九州記念の傾向は前フリでも述べた通りスタート後の3Fが33秒を切ることもザラなハイペースレース。ゆえに、このペースについていける馬でないと厳しい。少なくともスタート後の2Fが22秒中盤位のレースで勝ち負けした経験は欲しい。

そのスタミナの基準が「マイル前後、もしくはもっと長い距離で実績がある」と言う意味なら自信をもって「No」と言える。そういう馬だとまずこのハイペースに対応しきれない。前半でついていくのに脚を使わされてしまうから「距離を持たせるスタミナ」は全く意味をなさないよ。

あと、小倉は開催前半の高速馬場だとハイペースでもCBC賞のようにある程度逃げ残ることは可能、と言うか「逃げ馬有利」まであるんだけど、長雨もあって馬場も荒れてきた今なら狙うべきは差し馬だと思う。特に今年はCBC賞がハイペース＋高速馬場＝前残り決着になった。今度はこの式から「高速馬場」が取り払われるからCBC賞のような前残り決着にはならないと考えられる。ゆえに、CBC賞で速い上がりを使いながら差し損ねた馬と言うのは絶好の狙い目だと思うよ。

まぁ、素直に行くならそこだと思う。
ただ個人的には今回狙ってみたい穴馬が2頭いる。
今回はそことアウィルアウェイを絡めた馬券で勝負してみたい。

まず1頭目は
4ノーワン
この馬は落馬による競争中止だった安土城Sを除くとここ4走すべて上がり3F1位か2位を記録している。
そのレースの上がり3Fを見てみると
カーバンクルS：11.9-11.0-11.8
春雷S:11.1-11.4-11.6
パラダイスS:11.1-10.6-11.5
CBC賞:10.9-11.1-11.7
これらの特徴は
◆ラスト2F目が11秒台前半
◆3F全て12秒切り
◆春雷S以外は逃げた馬が馬券圏内に残っている
◆カーバンクルSとパラダイスSはラスト2F目が加速ラップ
要するに高速馬場で前が多かれ少なかれ有利なレースだったと言う事。
馬場が荒れて同じペースで行くと必然的に逃げ馬が苦しくなる今回はこの馬の差しが決まる可能性は十分にあると思う。

もう1頭は
16アスコルターレ
マーガレットSで
12.0-10.3-10.7-10.8-11.8-12.9
と言うスタート後2F22.3、3F33.0と言うハイペースを差し切ったことがある猛者。3歳にしてこれだけのハイペース実績があるのは貴重だと思う。
ファルコンSと葵Sはともにレースの上がり3Fに加速ラップがあるレースで、短距離戦としては差し馬に厳しい流れだったし、前走は(エレナアヴァンエィが大逃げしたとはいえ)スタート後3F32.8と言うハイペースを好位追走と言う慣れない競馬で6着とそんなに大きく負けていない。
人気が落ちる今回は是非とも狙ってみたい1頭だね。