【競馬予想】単に上がり3F33秒台前半が出せるからって凄いわけじゃないよ【阪神JF】
こんちわ~す、館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。
今日も今日とて競馬予想。
このブログでは阪神ジュベナイルフィリーズの予想をしていきます。
今年もあと残すところ3週間になりましたね。
あっという間だったね。
今年は競馬とアマングアスとウマ娘しかしてなかった気がするよ。
しょーない人生ですね。
やかましわ( `ー´)ノ!
中の人はちゃんと仕事も頑張ってはるわ!
それ自分で言いますか?
まぁ、今週は一段と頑張ったから誰かに褒めてほしくてね(・ω<)。
競馬ブログなんですから予想を当てて誰かに褒められてくださいよ。
それならこの阪神ジュベナイルフィリーズは大チャンスだね。今回は結構自信あるから。
マジですか⁉それなら早速予想に入っていきましょう。
過去5年勝ち時計&ラップタイム
傾向①上がり3F重視のレースだが……
ラップ傾向的には残り600mから一気にペースが上がる加速力型のレース。
しかし、G1と言うレベルの高いレースらしく中盤にペースが極端に緩むと言う事はなく、ここ5年で前半4F48秒台になったことはない。ただ単に加速力があり最高速が高い馬ではなく”前半のペースを一定以上の速さで保ちつつ”後半しっかりした脚を出せる競馬を出来る馬が理想。
傾向②前半が速くなればダイワメジャーが台頭
ラップ的な特徴をもう一つ言うと、前半の4Fが47秒を切るミドル~ハイペースになるとダイワメジャーの血を持つ馬が台頭すると言う事。
例としては、
2015年 前半4F46.9 1着メジャーエンブレム
2016年 前半4F46.7 3着レーヌミノル
2019年 前半4F45.5 1着レシステンシア
と言ったところ。
ペースが上がると読むのならダイワメジャーの血が入った馬は絶対に押さえておいた方が良い。
傾向③距離経験はほぼ必須。例外はまたしてもあの種牡馬
過去5年、馬券圏内に入った15頭を見ると13頭にマイルでの勝利経験があった。例外2頭は2016年3着のレーヌミノルと2019年1着のレシステンシア。つまり、2頭ともダイワメジャー産駒でテンの4Fが47秒を切るミドル~ハイペースのレースだった。
短距離路線組が結果を出せていないのは、1200m~1400mはスタートからペースが速くて、ゴールが近づくにつれてハロンタイムが遅くなっていくいわゆる耐久力型のレースが多く、1200m~1400mでそのレースをして勝っていた馬でも、1600mだと距離が延びる分耐久力が一歩足りなくなるか、1600mで勝ってきた馬に加速力で屈するパターンが多いからだろうと推測できる。
一方で、ダイワメジャーの血を持つ馬の場合ペースから考えるに「1600mでも持たせられる耐久力」が生きているのではないかと推測できる。実際のダイワメジャーも1600m以上で耐久力を生かすレースを得意としていたしね。
傾向④種牡馬…エピファネイア産駒は要注目
ここ5年(2016年1月以降)の阪神芝1600mの種牡馬成績を見ると、勝利数トップは61勝でディープインパクト。2位のロードカナロアに40勝差をつける圧倒的な数字で、勝率も12.4%と悪くないが単勝回収率は53%と決して高くない。
率で言うとロードカナロアの単勝回収率が190%と馬券的妙味はどちらかと言えばこちら。今回は7キミワクイーン、8ステルナティーアが該当。
そのロードカナロアを凌駕する単勝回収率を叩き出しているのがエピファネイア。単勝回収率が388%とダントツの数字を叩き出している。勝利数も9勝で勝率もディープインパクト産駒と差がない12.2%、ここから高い単勝回収率の数字が決して1頭の馬が大穴を出して跳ね上げた数字ではないことが分かる。「エピファネイア産駒」と言うだけで買っても良いくらいの数字と言えるだろう。ダイワメジャーの血を引く馬と並んで注目したい種牡馬だね。今年の該当馬は6タナザウィングと10サークルオブライフ。
ペース不問の切れ味はこのレースで生きる
さて、この傾向を踏まえて速人さんの本命はどの馬でしょうか?
ずばり17ナミュールだよ。この馬を本命にすることは、前走の赤松賞の時から決めていた。
この馬の新馬戦はテンの4F52秒台と言うドスローとはいえ、ラスト2F10.8-10.7と言う速いラップを加速ラップで差し切った内容も濃かったんだけど、それだけではこのレースに必要な”一定の耐久力を備えたうえでの”加速力・最高速があるかは微妙なところだった。
しかし、前走は
12.5-11.5-11.9-11.9-11.9-11.0-11.4-11.7
とテンの2F目からずっと11秒台が続く一定の耐久力を問われるレース。それを追走にさほど苦労することもなく上がり3F33.0の末脚で差し切ったレースぶりは圧巻と言える内容だった。来年のクラシックでも主役をはれるだけのポテンシャルがこの馬にはあると思う。
血統を見ても母父はこのレースで”ハイペース”になった時に台頭してくる種牡馬ダイワメジャーだし、仮にペースが46秒台、ないし45秒台になったとしても対応できるだけの下地はある。ハイペースになってもスローペースになってもこの馬の持ち味が生きる可能性は高く、連軸としての安定性も抜群だと思うよ。
半マイル通過タイム50秒台の競馬しかしたことのない馬がG1で来てたまるか
他に人気が予想される8ステルナティーアはどうでしょうか?
8ステルナティーアに関しては、17ナミュールとは逆で「絶対買わない!」って決めてた。
なぜなら、8ステルナティーアはこれまでの2走いずれもテンの4F50秒台の競馬で耐久力が必要な競馬を経験したことがないから。
過去マイルのG1で「半マイル通過タイムが49秒以上」と言うレースは3レースしかないかなりのレアケース。過去5年の阪神ジュベナイルフィリーズを見ても半マイル通過はどんなに遅くても47秒台。この馬にとって経験したことがない流れで適性は未知数。この人気で狙うには極めてリスキーだと思う。
それでもデビュー戦を32秒台の末脚で勝ち切った切れ味は魅力的だと思うんですが。
うーん。この馬の場合上がり4F45秒台だからそこは評価できなくもないんだけど、上がり3F32秒台はこのペースならば全く評価する必要のない要素だと思ってる。
これが1勝クラスとかならともかく、G1に出てくるようなレベルの馬なら大抵の馬はであれば「上がり3Fだけに特化したレース展開」に限っては上がり3F32秒台とは言わないまでも33秒台前半は割と出せると思うんだよね。もちろんこれは「馬場の良さ」も必要だけど。
と言う事で8ステルナティーアを筆頭に「テンの4F通過タイム49秒台」でしか結果(新馬・未勝利戦1着、1勝クラス以上2着以内)を残していない馬は全部買わない。と言っても該当馬は9シークルーズ、14サクぐらいしかいないけどね。
今年の阪神のラップ傾向から導き出した”究極の穴馬”とは⁉
では、17ナミュールの相手に買う馬はどのあたりになるんでしょうか?
まず一頭は順当に10サークルオブライフ。
この馬は前々走のラップを高く評価してる。
中山マイルで
12.4-11.0-11.6-12.0-12.4-12.1-12.0-11.9
半マイル通過タイムが47.0と2歳のマイル戦にしては淀みない流れ。それを3~4角で捲っていった上にラスト1F、最後の中山の急坂の部分でさらに加速するラップ構成。これは力がないと出来ない芸当だし、このラップを刻めるなら今の阪神の力のいる馬場でも対応できる。
それに10サークルオブライフの父は阪神芝1600mを得意とするエピファネイア。血統的にも期待は大きいと思う。
もう1頭。これは俺っちの隠し玉。秘蔵の穴馬。抽選に通ってガッツポーズをしたくらい楽しみな馬。
もったいぶらずに早く教えてくださいよ。
俺っちの隠し玉は5スタティスティクスだよ。
この馬の評価ポイントは前走のラップ構成。
今年の秋の阪神は、比較的パワーのいる馬場だったと言うのは見てる人多くが感じたことだろうけど、それが顕著に出たのがラスト1Fのラップ。
去年の11月阪神開催、12月の阪神開催、今年の10月の阪神開催、11月の阪神開催、いずれも8日間の芝全レースの「残り200m~ゴールまでのハロンタイム」と「残り400m~200mのハロンタイム」の差の平均値を調べてみると、
去年の11月 0.78秒
去年の12月 0.54秒
今年の10月 0.86秒
今年の11月 0.82秒
と明らかに今年の芝の方がラスト1Fのラップの”落ち幅”が大きくなっているのが分かる。それだけパワーがいる馬場だと言えるのではないだろうか。
そんな中、5スタティスティクスの前走は
12.8-10.8-11.4-11.6-12.2-12.3-12.2-11.8-11.9
差しきりとは言えラスト1Fのラップの”落ち”は0.1秒しかない。これは今年の阪神開催なら誇ってよい数字だと思う。
現に今年の秋以降の阪神開催で「ラスト1Fのラップの”落ち”が0.1以内だったレース」は3レースしかない。
もっと言えば「前傾ラップ(前半の方が後半より速いラップ)でラスト1Fの落ち方が0.5以内だったレース」はこのレースだけ。それくらいこのレースは価値の高いレースだったと言える。
スローの切れ味勝負だとやや苦しい面はあるかもしれないけど、今の阪神の芝の状態なら「切れ味全振り」って言うレースにはまずならないと思うから、この馬のパワー・しぶとい末脚を生かすことが出来れば十分チャンスはあると思うよ。
印
◎17ナミュール
〇10サークルオブライフ
☆5スタティスティクス
△6タナザウィング
△7キミワクイーン
△13ウォーターナビレラ
△18パーソナルアイ
推奨買い目
単勝:17
複勝:5
ワイド(流し):17-5,10
3連複(フォーメーション):17-5,10-5,6,7,10,13,18
3連単(BOX):5,10,17