宮記念走るとか言わないよね?~京都牝馬S回顧~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。本日は京都牝馬Sの回顧をお願いします。

サウンドキアラは「内の後ろ」より「外でも前」をとったのが奏功

勝ったサウンドキアラは京都金杯に続き連勝になりました。

このレースは前半3F36.0に対して後半3Fが34.8と展開的にはスロー。

そういう展開でサウンドキアラは後方でも良いからと内に入れるという競馬をせず、外のままでもいいから位置を取りに行く競馬をした。それが大きかったと思う。

4コーナーでは外を周らされた分一旦置かれ気味になったんだけど、直線外からしっかりと抜け出した。

好位差しのお手本のような競馬でしたね。

うん。追走にも余裕を感じたからもう少しペースが速くなっても対応できそうなのも良いよね。ベストは1600mだけど、1400mも十分こなせそう。

ヴィクトリアマイルに向けてはいかがでしょう。

俺っちが思い描いている本命馬と比較するとまだ劣ると思うんだけど、十分争覇圏内にいると思うよ。

京都牝馬Sは1400mでしたので、場合によっては高松宮記念も視野に入ってくると思いますが?

今回はペースも遅かったし、さすがに最初の3Fが33秒台とかになる1200mのペースになると厳しいと思う。まぁ、懸命に判断すれば出ないと思うけど……。

ビーチサンバは後方からよく追い上げている

他に気になった馬はいましたか?

1400mにしてはかなりスローになった事もあって上位馬はそれなりに位置を取りに行った馬が大勢を占めた。

そんな中、後方からレースを進めた馬で唯一掲示板に載ったビーチサンバは内容的には濃いレースをしてると思う。秋華賞のレースを見る限り「スローの上がり勝負専門」という感じもしないし、意識してもう少し前につけることが出来れば結果も違ってたと思うよ。

ビーチサンバについてはヴィクトリアマイルではどうでしょう?

この馬も、今の俺っちの中の「本命候補」より上の評価にはならないかなぁ~。

本命にされたドナウデルタについてはいかがでしょう?

前半から走りのリズムと言うかチグハグな競馬をしている感じはするし、馬場の影響もあったんだろうけどそれにしても負け過ぎという気はする。

一戦で判断するのは早計過ぎるかもしれないけど、オープンでは壁があるかもしれないね。

まとめ

1着 サウンドキアラ

◆レースが上手で安定して力を発揮できるタイプ。ベストは1400m~1600m。

◆ヴィクトリアマイルでもレース運び次第ではチャンスも。頭と言うより連軸とかヒモには確実に入れておきたい馬と言うイメージ。

◆高松宮記念だとさすがに距離が短いと思う。出ないと思うけど。

5着 ビーチサンバ

◆スローペースを後方から良く追い上げている。着順の印象より内容は良い。

◆率直な事を言うと福永騎手がこの馬をどういう馬にしたいのかあんまり見えてこない。個人的には先行してしぶとさを生かす競馬をしてあげた方が良い気がするんだけど……。逆に差す競馬をさせたいのなら秋華賞で逃げた理由が解せないし……。

13着 ドナウデルタ

◆荒れ馬場が苦手なのかもしれないけど、それにしても見せ場すら作れずの大敗で、馬場だけを理由にノーカウントに出来るような内容ではないと個人的には思った。

◆現状まだオープンでやるには壁があるのかもしれない。