カデナ!大阪杯出ろよ!絶対だぞ!!~小倉大賞典回顧~
こんちわ~す。”ダイヤモンドSでミライヘノツバサの単勝を買っていた男”館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。自分でその自己紹介して恥ずかしくないんですか?
いぃや!全然!!(`・ω・´)
そうですか……。では小倉大賞典の回顧をお願いします。
「カデナ復活!」という言葉に違和感
小倉大賞典を制したのは弥生賞以来のおよそ3年ぶりの勝利で復活なったカデナでした。
その「復活」という言葉に俺っちはどうも違和感があるんだよね。
と言いますと。
去年の春から夏にかけて、福島民報杯→巴賞→小倉記念→新潟記念と4戦続けて馬券に絡んでいるんだけど、その4レースは距離こそ1800m~2000mに集中しているけれど、小回りもU型コースもあるし馬場もパンパンの良馬場から荒れ馬場もある。展開も小倉記念は後傾ラップだったし様々だ。
そんな幅広い条件で絶えず好走してきたカデナはその時点で十分に「復活」と言えるくらいの走りをしていたと思うよ。
じゃあ何で今回無印なんですか!
Σ(´∀`;)
い、いやそれは中山金杯で見せ場を作れなかったから、「もう調子のピークは過ぎたのかなぁ」って……。
じゃあ「復活」で良いじゃないですか。
いや、それはその……、そうですね。
分かればよろしい。ではレースぶりについてはどうですか?
コーナーではスピードが落ちない、それでいて距離損もない絶妙な内目をついて、直線だけ外に出す競馬。馬の実量もあるけど鮫島克駿騎手の好騎乗が光ったね。
カデナの今後についてはいかがですか?
中山金杯の敗戦だけペースが合わなかったにしてもちょっと負け過ぎという気はするけど、それ以外のレースは昨年の春以降安定して結果を出している。天皇賞秋以外は全てのレースで上がり2位以内を記録しているし、中距離重賞ではもう「安定勢力」と言って良いんじゃないかな。
ペースさえ向けばG1の大阪杯でも十分に一発が狙える馬だと思う。評価としてはダイヤモンドSのミライヘノツバサと同じ”特注”の評価にしたい。
だから、是非とも陣営には「大阪杯参戦!」という英断(・オブライエン)を下してほしいね。
厳しい競馬をしたジナンボーも評価したい。一方で……、
他に気になった馬はいますか?
逃げたのが下位人気の2頭、ランスオブプラーナとサイモンラムセスだからだから必ずしも「前が不利」とは言えないけれど、掲示板に載った馬の中で唯一先行していたジナンボーは評価しても良いと思う。
ただ、現状カデナと違って「G1で狙おう」とまでは思わないかな。そもそも賞金が足りないだろうけど。小回りでも東京でも結果を出しているからG3~OP特別なら安定して馬券圏内に実力があるんじゃないかな。
圧倒的1番人気を背負ったヴェロックスについてはいかがでしょう?
前半やや力んで走っているような素振りもあるんだけど……、にしてもそれが言い訳に出来ないくらい「負け過ぎ」だよね。トップハンデと言ってもカデナと同じ斤量だし、荒れ馬場と言っても決して「切れ味」に特化したタイプじゃないからこれくらいの馬場はこなしてくれないと困る。
正直、去年の菊花賞が終わった段階では「宝塚記念の本命」と言ったけれど、こうなってくるとそれは白紙にしたいな。
まとめ
1着 カデナ
◆展開はともかく、馬場・コース形態はある程度不問で走れるタイプ。
◆中距離路線の安定勢力になった印象があり、1800m~2000mの重賞でなら連軸としての信頼性はかなり高い。
◆G1でも展開次第では通用する可能性あり。大阪杯の「特注」馬に認定。
3着 ジナンボー
◆厳しい展開の中3着まで踏ん張ったのは評価ポイント。
◆カデナほどではないが、G3~OP特別の中距離路線なら安定して上位のこれそう。
9着 ヴェロックス
◆馬場や前半力んで走っていたことなど敗因は探せばあるんだろうけど……、それにしても負け過ぎ。
◆個人的には「宝塚記念で本命にしよう」と決めていた馬だけに、期待値からするとG3クラスなら多少のディスアドバンテージははねのけてほしかった。
◆「宝塚記念の本命候補」はいったん白紙撤回。