ダート重賞は「格」が大事～シリウスS予想～

投稿日: 2020年10月2日 2020年10月2日
投稿者: tateyama_hayato
カテゴリー: 競馬
タグ: 予想, 競馬, 重賞

こんちわ～す。館山速人で～す。

アシスタントの大澄晴香です。今日のブログは土曜日の中京メインシリウスSの予想を話していきます。今回は大器と名高い3歳馬カフェファラオが出走してきます。館山さんはこのカフェファラオについてどうお考えでしょう。

うーん。圧勝する可能性もあるけど、不安要素もいくつかあるし、オッズが全馬均等とかならさすがに本命にすると思うけど、圧倒的人気が予想される今回は押さえまでに留めたいかなと思う。

具体的に不安要素はどのあたりでしょうか。

まず前走の負け方だよね。単勝1.1倍の圧倒的な人気にも関わらず4角ではすでに手ごたえが怪しかった。原因を距離に求めるにしても精神面に求めるにしても、今回は前走と100mしか違わない1900m。精神面も初の古馬相手でどうなるかわからない現状では、前走の敗因が克服できる状況とは言い難い。これらを楽観視するにはあまりに配当が安すぎる。正直オッズには見合わないかなと思う。

もう一つは世代レベル。今週水曜日に行われた日本テレビ盃にカフェファラオが敗れたジャパンダートダービーの勝ち馬ダノンファラオが出走したんだけど7着惨敗。勝ち馬とは4.0秒も離されていた。地方のダートは砂が深くて消耗も激しいだろうから着差はつきやすいんだろうけど、それにしても負け過ぎの感もある。世代レベル自体に疑義が生じでもおかしくない負け方だった。それでなくてもダートの上位って強い馬が息長く活躍する傾向にあるから世代交代が進みにくい傾向にある。3歳馬が古馬の壁を破るのはそんなに簡単なことではないんじゃないと思うんだ。

だから今回はカフェファラオはつけて〇か▲くらいまでかな。もちろんそんな不安要素を吹き飛ばして圧勝する可能性があるくらいポテンシャルの高い馬であることは疑いようがないけどね。

では、館山さんの本命馬はどの馬にでしょう？

ずばり、去年の同レースも本命に推した

6メイショウワザシ

だよ。

去年とは舞台が阪神2000mから中京1900mに大きく変わりますから、本命の理由はまた違ってくるんでしょうね。

そうだね。今年はこの馬が持つ「格」を重視したよ。

「格」ですか？

そう。今年に入ってからダート1700m以上のJRA重賞は5レース行われているんだけど、その中で「昇級3戦目以内の馬」は【0/0/1/16】と連対馬0、複勝率6.25％と低水準の数値。この17頭の中にはアンタレスSのベストタッチダウン(単勝2.0倍の1番人気で14着)、平安Sのロードレガリス(単勝3.0倍の1番人気で10着)など単勝オッズが10倍以下の馬も4頭いたから決して期待値の低い馬だけに偏っていたわけではない。それだけ今のダート重賞は「実績馬有利」の傾向が強いんだと思うよ。

かと言って「昔の名前で出ています」的な馬が来るかと言うとそういうわけでもなく、先述の5レースどのレースも「2走以内にオープン以上で馬券圏内になっている馬」が好走していて近走でも衰えなく好走していることが勝利条件になっている。そこ行くとオープンで既に4度馬券になっていて前走阿蘇Sでも2着に来たメイショウワザシは絶好の狙い目なんじゃないかと思うんだよね。

ですが今回はその阿蘇Sの勝ち馬アルドーレも出走します。そちらではダメなんですか？

アルドーレも良いと思うけど、距離が1900mに伸びるのはメイショウワザシにとってプラスだと思う。ここ3走メイショウワザシは1700mで走ってるんだけど、その3レースの最初の100m＋4Fは6.8-11.0-12.3-12.4-12.1、6.9-10.5-11.4-12.3-12.3、7.0-10.5-11.6-12.6-12.1と阿蘇S以外は12秒台後半のない緩みないペース。一方でこの馬が勝った総武Sの最初4Fは12.7-12.2-13.0-13.2とかなりゆったりした流れだったし、おそらくこの馬は前半ゆったり逃げた方が持ち味が生きるタイプ。距離が伸びればアルドーレを逆転する可能性は十分にあると思うよ。

他に気になる馬はいますか？

16ミツバ

は近5走のうち4走がG1、残る1レースも平安Sはオメガパフューム、ヴェンジェンス、ゴールドドリームが出走していてメンバーのレベルはG1級と言っても過言ではなかった。古馬重賞を勝った馬がこの馬以外に芝を走っていた時のサンデーウィザード(新潟大賞典)と短距離で走っていた時のテーオーヘリオス(北海道スプリント)しかいない今回は面子がグッと楽になったと言って良い。斤量58キロは相対的に見込まれたけど、それさえこなせれば一発があってもおかしくないよ思うよ。