安定感のモントライゼ、爆発力のリフレイム~京王杯2歳S予想~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。土曜日の東京メインは2歳重賞京王杯2歳Sです。
ところで晴香ちゃん、京王杯とか京王線の「京王」。「京」は東京ってわかるけど、「王」っていったい何のこと?
八王子の「王」じゃないですか?
いや!八王子も東京やん!京葉線やったら東京と千葉、京浜線やったら東京と横浜これはいいやん。でも東京と八王子は同じ都内やん!そこは一緒にしてもええやろ。あのヒエラルキー色の濃い京都でも京都市内と舞鶴地方を目指す道路は「京都縦貫自動車」と名付けて一体感を示してるで!
東京の人は「八王子」を一つの都市として認めてるってことじゃないですかね。逆に京都市民は京都北部のことを「京都のおまけ」としかみなしてないというか……。
えっ⁉実際京都市内以外は「おまけ」でしょ?
舞鶴民とか福知山民とか宇治民とか城陽民、その他諸々に謝れ( `ー´)ノ!
さぁ、バカなこと言ってないで予想はじめていきますよ。
過去5年時計&ラップタイム
2019年:タイセイビジョン:1.20.8 12.4-11.1-11.4-11.8-11.3-11.3-11.5(良) 34.9-34.1
2018年:ファンタジスト:1.24.7 12.9-12.2-12.9-13.2-11.7-10.8-11.0(良) 38.0-33.5
2017年:タワーオブロンドン:1.21.9 12.6-11.4-12.0-12.1-11.2-11.1-11.5(良) 36.0-33.8
2016年:モンドキャンノ:1.21.9 12.4-11.4-11.9-12.0-11.3-11.2-11.7(良) 35.7-34.2
2015年:ボールライトニング:1.22.6 12.8-11.4-12.3-12.6-11.4-10.8-11.3(良) 36.5-33.5
☆傾向
①1400mにしてはゆったり流れることが多く加速力勝負になることが多い。
過去5年で2.0秒以上の後傾ラップが3度。前傾ラップになったことは1度もなく、短距離戦としては異例とも言えるほど加速力が問われやすい流れ。速い上がりが使える馬=「最速上がりで勝利経験のある馬」、もしくはスムーズに先手を取れる馬=「前半2F22秒台で先行(通過順位全て③以内)して勝利経験のある馬」を狙いたい(両方に該当しなかった馬で馬券になったのは過去6年で2015年2着のアドマイヤモラールの1頭のみ)。
②スプリント血統の馬が強い。
キンシャサノキセキ産駒が過去6年で4連対。キンシャサノキセキに限らず「父、もしくは母父が日本でスプリントG1を勝利」と言う条件に該当した馬が6年連続で連対しており血統的にはスプリンターが有利なイメージ。
③スピード勝負になりやすい
加速力勝負と言う事もあって瞬時にトップスピードに乗り、かつそのトップスピードの高さが物を言うイメージ。過去5年の連対馬中8頭は「全体のどこかで11.5を切るラップが2F以上続くレースで勝利or重賞2着」の経験があった。
それぞれの条件を当てはめると…
爆発力をとるか、安定感をとるか、それが問題だ。
表を見てみると、3つの条件をすべて満たす馬はいないんですね。
そうだね。個人的に①(A 表示方法を間違えてアルファベットにしてしまいました(;^_^A)は必須条件だと思ってるから、その中から③(C)の条件を満たす馬をチョイスしようと思う。
そうすると該当馬は6モントライゼ、9ファルヴォーレ、11リフレイム、13クムシラコ、18ブルーシンフォニーの5頭ですね。
この中ではやっぱり
6モントライゼ
11リフレイム
の2頭だろうね。
6モントライゼはダイワメジャー産駒で該当5頭の中では最も短距離よりの血統だし、このレースに向きそうな軽快なスピードもある。3戦して連を外したことのない安定感はこの馬の強みで連軸ならこの馬かなと思う。
11リフレイムはデビュー戦、文字通り「外ラチに向かって走れ」を実行して、それでも勝ってしまうという離れ業を成し遂げた。2戦目はキッチリ真っすぐ走って5馬身差圧勝。力が違うと言わんばかりの勝ちっぷりだった。初戦のことがあるから精神面で不安を残すけど持っているポテンシャルはG1級と言っても過言ではない。単系の馬券を買うならこの馬からで決まりだね。
で、結局はどちらを本命にされるんですか?
正直、他に「これだ!」と思える馬もいないんだよね。他の該当馬3頭はそれぞれ不安要素と言うか引っかかりがあるし。
引っかかりと言いますと?
9ファルヴォーレは前走新潟2歳Sで4着に負けているのが気になる。過去5年で馬券圏内に入った馬は全て前走でも馬券圏内に入っていたからね。血統的にも短距離向きとは言い難い。
13クムシラコは勝ったのが新潟直線1000m。それが悪いというわけではないけど、他のコースに比べると特異なコースだし一本調子と言うイメージもぬぐい切れず、加速力、言い換えれば緩急への対応力が必要なこのレースには合わないんじゃないかと言う気もする。
18ブルーシンフォニーはマイルで勝ち上がってきた点が引っかかる。過去5年の連対馬でマイル以上の距離で勝利経験があったのは2015年2着のアドマイヤモラールのみ。父スクリーンヒーローと言うのもスプリント血統とは言えないから、ことこのレースに関してはプラス材料にはならないと思う。
だから今回は6モントライゼと11リフレイム、この2頭を2頭軸にしようかなと思ってるよ。
印
◎11リフレイム
〇6モントライゼ
△9ファルヴォーレ
△13クムシラコ
△18ブルーシンフォニー