先週の競馬の振り返り~函館SS~
競馬を愛する皆様。お元気ですか。館山速人です。
さて、今週も土日に行われた重賞の振り返りを、、、
こんにちはぁーーー!!
えっ!誰ですか!あなたは!!
申し遅れました、私はレース回顧を行う際のアシスタントをやることになりました、大澄晴香(おおすみはるか)と申します。
えっ!アシスタントって聞いてないんだけど。。。
いえいえ、ブログの管理人さんから「ひとりで回顧するのしんどいし、会話形式の方が書きやすいから、君アシスタントやって」って言われました。
(ブログの管理人って俺のはずなんだけど。。。)まぁ、いいや。それでは、よろしくお願いします!!
よろしくお願いします。では、早速函館SSの回顧ですね。
時計&ラップ
時計 1.08.4
LAP 12.3-11.0-11.1-11.3-11.0-11.7
少頭数はスローペースになりやすい⁉
さて、今年の函館SSは、館山さんの「前半33秒台になる」という予想はもろくも外れ、前半3F34.4-後半3F34.0というスローペースになりましたが、、、
意外と毒舌ですね。でも、芝1200mの重賞でこれだけスローになることはほぼないので、今回のケースはレアケースと考えていいと思いますよ。
言い訳ですね。
うっ!(こいつ、ほんとに毒舌だな)。ただ、今回は薬物騒動の影響で除外馬が多数出たので、最終的に7頭という少頭数になったでしょう。そうなると、多頭数の競馬に比べて位置を取りに行かなくても包まれるリスクがないですから、スローペースになりやすいんですよね。だから、今回私が外れたのはJRAのせいですね!
言い訳の次は責任転嫁ですか?って言うか、出走頭数が7頭になってから予想してますし、それも読んで予想してくださいね。
うっ!!orz
カイザーメランジェの好走は展開利と考えない方がいい
これだけスローだとカイザーメランジェの評価はあまり上げない方がよろしいでしょうか?
良い質問ですね。確かにこのレース単体で見ると、内容が濃いとは言えないですし、全馬無事に出走出来ていたとしたら、展開的にも力量的にも勝てたという保証はありませんね。
では、カイザーメランジェは次走以降評価しなくていいと。
いえ、実はカイザーメランジェは今年の1月に前半32秒台のハイペースで好走した経験があるので、ハイペースになっても対応できる素養はあるんですよ。ただ、そうなると今回のようにスンナリ先行できないので、どうしても「馬群を上手く捌ける」かや、「逃げ馬がどれだけ垂れるか」という要素も必要になってきます。
それを踏まえて、人気と比較衡量しながら取捨を決めていくというスタイルがいいと思います。
結局、読者に丸投げですか?
まぁまぁ、そう言わずに。私が言いたいのは「カイザーメランジェは今回スローで恵まれた面もある好走だけど、ハイペースでも好走できる素養があるよ」ということ。でもさすがにそれだけじゃ大雑把すぎるから、付け加えると、特にお勧めは最後の1Fに坂があり、前の馬がパタッと止まることが多い中山1200mだね。
ということは、次の狙いはスプリンターズSですね。
いや、さすがにそこだと力量的に足りない可能性の方が高いから、来年のオーシャンSとかかな。ただ、次回どこになるかわからないけど重賞で連続で好走することが出来るようなら、力量がついてきた証明と言ってもいいと思うから。G1でも面白いかもしれないね。
アスターペガサスの明日はどっちだ⁉
2着のアスターペガサスについてはいかがですか?
うーん。このペースで3角手前から追い通しだったことは、ペースが上がった時に対応できるか不安だよね。ただ、今回はラスト3F目からラスト2F目にかけて、ラップが上がってるんだけど、それって1200としては珍しくて、基本的にはゴールに近づくにつれて、ラップがかかる傾向にあるんだよ。
ラップがかかるとどうなるんですか。
うん。今回のレースで手ごたえが悪く見えたのが「そのペースのアップに対応できなかった」という可能性もあるわけ。だから、スタート後勢いに乗った最初の2F目が一番速くてそこからあとは落ちていくだけ、というラップなら道中の手ごたえが良くなる可能性もある。要するに前半のペースが上がる方がレースがしやすくなって最後の伸びも良くなるかもしれない。ということだね。
そんなことってあるんですか?
晴香ちゃんはヒシミラクルって馬は知ってる?
えぇ、名前くらいは。
ヒシミラクルは、一言で言ってしまえば、瞬時に加速する能力には欠けていたんだけど、ひとたび加速してしまえば全然ばてない馬だったんだ。だからハイペースだと道中の手ごたえが悪くても他の馬が早めにバテる分、最後に必ず伸びてきたんだ。
だけど、スローペースだと瞬時に加速が出来なくて、他の馬の末脚も最後まで衰えないから、伸びきれないまま終わるというレースが多かったんだ。
ヒシミラクルは中長距離で活躍した馬だったけど、アスターペガサスもこのタイプっていう可能性もある。
だから次の短距離でペースが速くなった時に対応できるかで未来が決まるといってもいいと思うよ。ペースが速くなって対応できないようだと、1200mでは厳しいかなと思う。
なるほど、アスターペガサスは次にハイペースでレースをした時の内容で評価がある程度定まるということですね。
そういうことだね。あと、今回本命にしたペイシャフェリシタは間違いなくハイペースの方がいい馬だから、今回の負けで評価を落とす必要はないと思うよ。
まとめ
1着 カイザーメランジェ
◆今回のレースに関しては逃げの手に出た江田照男騎手の好騎乗。
◆ただし、この馬自体はスローよりむしろハイペース向き。
◆適性的にベストなのは中山の芝1200m。
◆次走はどこかわからないが、重賞できっちり結果を出せるようならG1でも侮れない。
2着 アスターペガサス
◆3角くらいで手ごたえが怪しくなるレースぶりは不安。
◆案外、ハイペースの方が競馬しやすい可能性もある。
◆次走ハイペースで手応え悪く追走に苦労するようだと1200mの重賞で戦うには大いに不安が残る。逆に結果を出せるようだと、今回のレースが「不得意な条件でも好走できた」ということになり今後に向けての視界が広がる。
5着 ペイシャフェリシタ
◆最初追走は楽に見えたのに終い伸びきれないのは切れ負けっぽい。
◆元々ペースが速くなって出番が来る馬に見えるので、今回のレースで評価を下げる必要はない。
◆俺っち的にはこれで人気が落ちるようならキーンランドSあたりで再度狙ってみたい気もする。