暮れ休み 黒鹿毛光り 成り上がる~シンザン記念予想~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。日曜日の中京メインは近年、出世レースとして名を馳せているシンザン記念です。
俺っちが子供の頃は「1月にある隙間重賞」と言うイメージだったけど、近年はトライアルを挟まず直行ローテと言うのも増えたから「実力馬が賞金加算を目的にここに出る(そして、本番に直接乗り込む)」と言うケースも増えたよね。だから、このレースの価値も上がっているんだと思う。
今年はジェンティルドンナやミッキーアイル、アーモンドアイのような名馬が潜んでいそうですかね?
ぶっちゃけ今年は去年から桜花賞で本命を打つと決めている逸材が出てくるからその可能性は十分にあるよ。
「桜花賞」と言う事は本命はあの馬っぽいですが、早速予想に入っていきましょう。
過去5年時計&ラップタイム(同条件の3歳1勝クラス フローラルウォーク賞を参照)
2020年:ジュンライトボルト:1.34.5 12.7-11.1-11.5-11.8-11.9-11.7–11.6–12.2(良) 47.1-47.4
2019年:ピースワンパラディ:1.34.8 12.5-11.6-12.4-12.4-12.0-11.4–10.9-11.6(良) 48.9-45.9
2018年:ミュージアムヒル:1.35.6 12.9-11.7-11.8-12.1-11.9-11.8-11.5-11.9(良) 48.5-47.1
2017年:スズカメジャー:1.35.7 12.5-11.8-12.1-12.2-12.5–11.9-11.4-11.3(良) 48.6-47.1
2016年:アストラエンブレム:1.35.5 13.2-11.6-11.9-12.1-12.7-12.5-11.2-11.3(良) 48.8-47.7
☆傾向
①後傾ラップので加速力が問われやすい
先週の京都金杯と同条件で行われるが、下級条件とは言え3歳戦と言う事もあってペースは落ち着きやすい。ラスト3Fで一気にペースが上がることが多く、瞬時にギアを上げられる加速力が重要。
②瞬間的な最高速を出せる馬の方が有利
加速力勝負のレースらしく、上がり3Fに11秒台前半が複数回出てくることも珍しくなく、瞬間的な最高速比べになりやすい。速い上がりで結果を出している馬は素直に信頼していい。
2021年の桜花賞馬、出陣!
館山さんの本命ですが、「今年の桜花賞で本命にする」と言う事はやはり……、
お察しの通り、
15ククナ
が本命だよ。この馬はここ2走の内容が度肝抜かれた。
まず、2走前の未勝利戦。このレースのラスト2Fのハロンタイムは11.4-11.1なんだけど、ラスト1Fの11.1と言う数字は過去10年の札幌芝レース全てのレースと比べても3位タイに入る速さ。しかもその上がりを短い直線で差し切っているのだから相当に強い勝ち方。
同距離のクローバー賞と比較しても上がりの速さは歴然(以下のグラフ参照)で、この馬の器の大きさをうかがわせる。
詳細は過去のブログにも記しているので、こちらも参考にしてくれると嬉しいっす。
そして、前走のアルテミスS。このレースは敗れたとはいえ「負けて強し」の内容だった。
具体的には?
道中は折り合いを重視し過ぎたせいか位置取りを悪くしていたし、直線もなかなか前が開かず、まともに追い出せたのは残り200m標識の手前。そこから猛然と追い込むも2着を確保するのが精いっぱい。
とは言え、かなり厳しい競馬で2着に来ているし、勝ったのは後に阪神JFを制することになるソダシ。こうロスの多い競馬では負かすのは難しい相手。内容的には勝者と同等の評価をしても良い内容だったと思う。
ポテンシャル的には間違いなくG1級の逸材で、ここはすんなり勝ってクラシックに駒を進めてほしい。
面白いのは1戦1勝のあの馬
相手はどのあたりになるでしょう?
朝日杯4着で、新馬勝ちのラップも優秀(→以下リンク先参照)な
10バスラットレオン
は当然として、同じ6枠の
11レゾンドゥスリール
にも注目したい。この馬のデビュー戦のラップタイムは13.0-12.3-12.7-11.9-11.9-11.1-10.8-11.8。スローとはいえ5F11秒台を続ける持続力を示した。
1600m以上の距離で新馬戦から5F以上11秒台が持続するラップが出てくるのは極めてレアなケースで、過去にこのケースに該当する馬には有馬記念を制したダイワスカーレットがいる。このラップを制したのは単純な時計以上に価値があると思う。
まだキャリアが浅いし、重賞で自信をもって推せるかと言うと微妙なところだけどここで好走するようだとクラシックでも楽しめる逸材と考えてまず間違いないと思う。
穴を狙うなら4枠の2頭
他に気になる穴馬はいますか?
4枠の2頭が気になる。
6セラフィナイトは前走12.0-11.7-11.3と言う加速ラップを差し切っているし末脚は確か。
7ファルヴォーレの前走の勝ちタイム1.20.7は11月、12月に阪神の同距離で行われた古馬2勝クラス、3勝クラスと比べても見劣りしない時計。展開利があったとはいえ価値を見いだせるもの。
いずれも人気が無いようであれば、十分に狙いが立つ馬だと思うよ。
印
◎15ククナ
〇11レゾンドゥスリール
▲10バスラットレオン
△6セラフィナイト
△7ファルヴォーレ
推奨買い目
自信度…☆☆☆
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