【競馬】過去の傾向が全く当てになりそうにないほどの特殊な馬場【金鯱賞】

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。
今日も今日とて競馬予想。
このブログでは日曜日の中京メイン金鯱賞の予想をしていきます。
大阪杯の重要なステップレースにもなってくると思うので注目ですね。

そうだね。
今年は去年の三冠牝馬デアリングタクトも出走するから、俄然注目が集まるレースになったね。

では早速過去の傾向を見ながら予想の方を……。

うーん、それなんだけどね。
過去の傾向チェックはするとしても、今年はあんまりアテにしない方がいいかもしれないよ。

それはまたどうしてですか。

土曜日の中京の芝を見る限り、馬場状態が近年の競馬ではお目にかかれないほど悪い馬場になっている。
芝のレースの上がり3Fが40秒台なんてもう滅多に見かけない光景を目の当たりにできるほどだったからね。

だから、今年の金鯱賞は
「例年の傾向に当てはまる馬」ではなくて
「この馬場をこなせる馬」
を探した方が勝利に近づきやすいんじゃないかなと思う。

「この馬場をこなせる馬」ですかぁ~。
では早速それを探っていきましょう。

過去5年時計&ラップタイム

2020年:サートゥルナーリア:2.01.6 12.9-11.8-13.2-13.0-12.7-12.4-11.811.2-11.1-11.5(良) 63.6-58.0

2019年:ダノンプレミアム:2.00.1 12.7-10.8-12.1-12.5-12.912.3-12.2-11.611.3-11.7(稍重) 61.0-59.1

2018年:スワーヴリチャード:2.01.6 13.3-11.9-13.1-12.9-11.8-12.4-12.0-11.4-11.2-11.6(稍重) 63.0-58.6

2017年:ヤマカツエース:1.59.2 12.6-11.3-12.6-12.2-11.7-11.7-12.0-11.9-11.4-11.8(良) 60.4-58.8

2016年:サトノノブレス:2.01.3 12.7-11.2-12.9-12.7-12.6-12.3-12.0-11.7-11.2-12.0(良) 62.1-59.2

☆傾向

①過去5年中4年でテンの3F目が一番遅いラップになる持続力勝負。

過去5年のラップ傾向を見ると、4年でテンの2F目までを除くハロンタイムの最も遅い箇所がテンの3F目に来ており、ここから少しずつペースが上がっていく持続力勝負のレースになりやすい。

②ラスト3F中に11秒台前半が含まれていない年はない。最高速も問われ、総合的な能力が高い馬でないと好走するのは難しい。

では持続力さえあればいいかと言われるとそういうわけでもなく、5年中5年上がり3F内に11秒台前半と言う速いハロンタイムが含まれており、最高速の高さは必須条件と言える。穴のない総合的な能力の高さが求められるレースと言えそうだ。

悪条件を苦も無くこなす馬=強い馬

では早速館山さんの本命をお伺いしましょう。

このレースに関しては迷いはない。
去年あれだけお世話になったし、
1デアリングタクト
以外考えられない。

結局シンプルな結論になりましたね。

ディープインパクトの阪神大賞典とか、
オルフェーヴルの日本ダービーとか、
古くはアグネスタキオンの弥生賞とか、
本当に強い馬は悪条件をものともせずこなしちゃうからね。

それにこの馬の場合、
かなり時計がかかる馬場だった時の京都が舞台になったエルフィンSをレース史上最速の1.33.6で勝っているし、
直前に大雨が降って、急速に時計がかかる馬場になって、
12.4-11.2-11.3-11.6-11.5-11.7-12.6-13.8
と明らかに消耗戦になった桜花賞をそれをものともしない末脚で突き抜けている。
元々パワーがあり、こういう馬場も苦にしないタイプだと思うよ。

ジャパンカップも有力馬の中では比較的ロスの多い競馬で進んだにもかかわらず、ゴール直前物凄い末脚で追い込んで3着。改めてこの馬のポテンシャルの高さを見せつけられたし、ここはしっかり勝ってコントレイルやグランアレグリア、サリオスの待ち受ける大阪杯に駒を進めてほしいな。

相手候補の中心は馬場から2頭、適性から1頭それぞれチョイス

デアリングタクトは単勝1倍台が予想される馬です。
それだけに相手選びも重要になってくると思いますが、いかがでしょう。

相手には馬場適性とコース適性から
2サンレイポケット
7キセキ
8ペルシアンナイト
をあたり中心としてチョイスしたい。

サンレイポケットは去年の6月に行われたジューンSで不良馬場をものともせず勝っているし、このような馬場は得意。
それに、このような馬場になるとどうしてもスピードよりパワーやスタミナが優先され、距離実績がレースの距離より長めにある馬が好成績を残すことが多いから2400mをこなしていて心強い。

これは菊花賞を極悪馬場で勝ち、去年の宝塚記念で2着に来たキセキにも当てはまる。まぁ、こっちはある程度人気するだろうからサンレイポケットより強くプッシュするのは難しいけどね。

で、残りの1頭ペルシアンナイトはレースの適性から選んだ。

この馬2017年のマイルCSを勝っているんだけど、勝ち方がマイラーっぽくないと言うか、ビュッとキレる加速力で差し切る感じでもなければ、スピードの耐久力で先行して押し切るタイプでもない。
どちらかと言えば中団から徐々にエンジンを上げていって持続力で差し切ったイメージ。

その証拠に、3コーナーの坂の下りで仕掛けることで加速力の無さを打ち消すことが出来る京都のマイルCSでは3年連続で馬券圏内に入ってるけど、高速決着になって即座にスピードを出すことが必要とされる東京マイルの安田記念では全く結果が出ていない。

そういう馬だから本当に適性があるのはコーナー2回のマイル寄りこういうコーナー4回で早めにギアを上げても助走が長く取れる2000m戦だと思うんだよね。
実際マイルCSの後も大阪杯や札幌記念など、要所の2000m戦で上位に来てる。

近走も着順だけ見れば冴えないけれど、そういう視点から見ると「コース適性バッチリのレース」で走っていることはほとんどないし、そんな中でもコンスタントに出走馬中上位の脚は確実に使えているから、7歳になった今でもまだまだ能力に衰えは感じない。
人気がないようなら積極的に狙いたい馬だね。

◎1デアリングタクト

〇2サンレイポケット

▲8ペルシアンナイト

☆7キセキ

△3ブラヴァス

△10ポタジェ

推奨買い目

自信度…☆☆