【競馬予想】もう一度だけ、戸崎を信じる【東京新聞杯】

こんちわ~す、館山速人でーす。

アシスタントの大澄晴香です。
今日も今日とて競馬予想。
このブログでは日曜日の東京メイン東京新聞杯を予想していきます。

さて、今週は速人さん(の中の人)はリモートワークをされていたそうで、どうでしたか?実際のところ?

いや~、楽だねリモートワーク。
好きな時に屁はこけるし、独り言をあーだこーだ言いながら仕事しても誰にも迷惑かけないし気楽に仕事できるね……。

一番大事なのは「屁」なんですね。
………生産性については……。

知らん!
ただ、まぁ独り言言って頭は整理されるしそんなに悪くないんじゃないの?

逆に困ったことってありますか?

仕事の終わり際がダラダラしてる感じが嫌だね。
なんか「仕事終わったぜ🙌」って感覚がなくて、夕飯食べながらでも仕事のことが頭をよぎる割合が多くなった気がする。

あぁ、それはよく聞きますね。

だから、今週競馬が当たらなかったら
「リモートワークのせいで予想に集中できなかった」
ってのが要因だね。

いやリモートワークにするな( `ー´)ノ。
さぁ、アホなこと言ってないで予想はじめていきますよ。

過去5年勝ち時計&ラップタイム

傾向①ラップ⇒過去5年で見ると加速力と最高速が問われる印象だが……

過去5年のラップ傾向を見ると残り600m~400mで一気にペースが上がっており、加速力と最高速が問われる傾向……でした

しかし、ここ3年は前半のペースが上がったことで徐々に加速力を問われるレースから耐久力を問われるレースに変化していっている印象です。

上のグラフで言うと青色で示したのが、ここ3年のラップタイムの平均を示したものです。数字的にも明らかに前半が速くなった分後半の加速度が落ちているのが分かります。

近年は「徐々にパワー型のレースになりつつある」と言う事は頭の片隅に意識しておいて方が良さそうです。

と、ここまで言っておいて何なんですが、今年は逃げると予想されるのが中距離を中心に使われてきた3ディアンドル5トーラスジェミニだけなので、ペースが落ち着き、切れ味勝負になることも十分に考えられます。
展開の読みがとりわけ重要になってきそうなレースです。

傾向②血統⇒馬券に絡むことが多いのはディープインパクト産駒だが……

血統の傾向を見ると、馬券に絡むことが多いのはディープインパクト産駒。過去10年で3勝2着5回3着1回と、9頭馬券に絡んでいます。
しかし、実際のところ勝率は8.6%、複勝率は25.7%と驚くほど高いと言うわけではありませんし、回収率に関しては単勝が66%、複勝が69%といずれもJRAの単勝・複勝の還元率である80%に届いていません。

「率」と言う観点で見るなら、注目すべきはハーツクライ産駒。過去5度の出走で【1/2/1/1】と2019年に出走したロジクライ以外はすべて馬券に絡んでおり、回収率は単勝で110%、複勝で306%と高い数値を誇ります。

配合パターンで有望なのが父サンデーサイレンス系×母ノーザンダンサー系。この配合パターンを持つ馬は過去10年で【4/5/4/26】と実に13頭が馬券に絡んでいます。
回収率の視点で見ても単勝回収率100%、複勝回収率101%とともに100%を超えており、間違いなく「買い」のパターンと言えるでしょう。
中でも母がダンチヒ系のパターンは連軸としての信頼度が高く、複勝率は54.5%、複勝回収率は193%と高い数値を誇っています。

逆にデータ的に相性が悪そうなのが父サンデーサイレンス系×母ミスタープロスペクター系と言う配合パターン。この配合は延べ17頭が出走し馬券に絡んだのが2019年1着のインディチャンプのみ。母数が少ないとはいえ、回収率は単勝で15%、複勝で8%と期待値は相当低いと言えそうです。
この配合パターンは父ミスタープロスペクター系×母サンデーサイレンス系と父母を入れ替えても【0/0/2/7】と2着以内がなく、苦戦が続いています。

少し視野を広く持って、過去5年(2017.1.28~2022.1.30)の東京芝1600m全体の成績を見てみると、注目すべきはリアルインパクト産駒
今回東京新聞杯に登録のある馬の父の中では、連対率(27.1%)、複勝率(39.6%)でともにトップの数字。キングカメハメハやディープインパクトの数字をも上回っています。
回収率も、単勝108%、複勝116%といずれも100%を超えており、馬券的にも十分妙味のある種牡馬であると言えそうです。

傾向③枠順⇒外枠は受難の成績。迷ったら2枠~4枠の馬を狙え!

以下は過去10年の東京新聞杯における枠順別成績です。

参考:TARGET frontier JV Ver6.00 Rev005

これをご覧いただければ分かる通り外枠の成績が極端に悪い。と言えると思います。
感覚としては
1枠⇒△
2~4枠⇒〇
5枠~6枠⇒△
7枠~8枠⇒×
と言ったところでしょうか。

6枠より外枠は過去10年1勝も挙げておらず、8枠に至っては2着すらないと言うデータを鑑みると、外枠に入った馬は大きな減点と言えそうです。

傾向④人気⇒あてにならない1番人気。穴も十分にねらえるレース。

過去10年の1番人気馬の成績は【1/0/2/7】。勝利したのは2019年のインディチャンプのみで、3着に入ったのも2015年のフルーキーと2017年のエアスピネルの2頭だけで、単勝回収率は27%、複勝回収率は43%と惨憺たる成績です。
1番人気は疑ってかかった方が良さそうで、穴も十分にねらえるレースと言えそうです。

まとめ

以上をまとめて改めて明文化すると、
傾向①ラップ
〇…以下3つの条件全てを満たすレースで勝利or重賞2着以内
 A.テンの2F目、3F目いずれも11.4以内
 B.ラスト3Fいずれかに直前の1Fより加速しているラップがある
 C.ラスト3Fに11.4以内のラップが1F以下しかない
⇒A~Cすべてをマイルで満たしている馬は◎
傾向②血統(種牡馬)
〇…ハーツクライ産駒、リアルインパクト産駒
傾向②’血統(配合)
◎…父サンデーサイレンス系×母ダンチヒ系
〇…父サンデーサイレンス系×母ノーザンダンサー系
×…サンデーサイレンス系×ミスタープロスペクター系
傾向③枠順
〇…2枠~4枠
×…7枠、8枠
傾向④人気
×…1番人気

まとめの内容を表にまとめると以下のようになります。

G1以外ではほぼ確実に上位に来る安定感を信頼

では以上の傾向を踏まえて速人さんの本命はどの馬でしょう?

ずばり、14カテドラルだよ。

去年のこの馬の成績を改めて振り返ると、
東京新聞杯 2着
ダービー卿チャレンジトロフィー 2着

安田記念 12着
中京記念 2着
京成杯オータムハンデ 1着

マイルチャンピオンシップ 9着
とG1を除くと、パワー馬場・高速馬場を問わずに安定して好成績をおさめている。
ラップ的にベストは「前半やや速くて上がりもそれなりに速い。」と言うイメージで、適性の幅は広く、極端なスローペースからの上がり勝負や極悪馬場にならない限りは力を出せるタイプ。特に近年の東京新聞杯はピッタリ合うレースだと思う。
極端な上がり勝負にならない限りは、G2・G3のメンバー構成なら確実に上位に来る力がある馬だし、軸としての信頼性は高いと思う。

と言うか、去年1年間でG1以外連を外していないのに、この4戦の人気が12番人気4番人気6番人気7番人気って舐められすぎやろ(# ゚Д゚)!!
今回も5~7番人気あたりに落ち着きそうだし、馬券的妙味も十分。

血統的にも父がハーツクライ、母がダンチヒの血を引くアビラで傾向②の血統のプラス要素を完璧に満たす配合。

不安要素はここ10年勝ち馬はおろか、連対馬すらいない8枠に入ったこと、そして土曜日の東京メインでアルビージャに騎乗し
・道中は内に閉じ込められどんどんポジションを悪くする
・直線は内が開いている(且つ、勝ち馬は内を通っている)のにわざわざ外に(リフレイムのように「追いながら」ではなく力をセーブしつつ「外に出す」だけが目的の動きで)出して差し届かず4着と言う温厚な俺っちの怒りを買う競馬をした戸崎圭太騎手騎乗と言う点。
と言っても戸崎騎手はリーディングも獲ったことがあるジョッキーだからここは土曜の借りを返してくれることを期待するよ。

では相手はどのあたりになるでしょうか?

個人的に14カテドラルと同じくらい期待しているのが、10エイシンチラー

10エイシンチラーは2勝クラスを勝った時のラップ構成が、
13.2-11.9-12.0-12.4-12.4-12.1-11.1-10.9-12.0
前走で3勝クラスを勝った時のラップ構成が
12.2-11.4-11.4-11.8-12.1-11.7-11.5-12.1
で、前者が極端に上がりが速いラップ構成、後者がやや前傾の上がりがかかるラップ構成。このふたつのレースは適性のは正反対でまさに「ベクトルが違うぜ(byミナミモトさん)」と言う感じのレースだった。
このふたつをどちらも勝つと言う事は「適性の幅が広い」か「能力の高さで適性を凌駕した」のどちらかと言う事になる。
傾向①で述べたようにペースの読みにくいこのレースでは「適性の幅が広い」と言うのは強みになるし、後者だったとしたらこの人気で買えるのはかなり妙味があると言う事になる。

血統的にもリアルインパクト産駒は東京芝1600mの単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えており、このコースを得意としているし、絶対に押さえておいた方がいい馬としておすすめしたいね。

あとは俺っちの推し馬の1頭でもある9カラテ

この馬は極端な高速馬場や極端な上がり勝負のような「究極のトップスピード」を比べるレースにならない限りマイルでは安定して成績を残せる馬になってきた。
東京新聞杯は去年初重賞を飾ったレースでもあるし、春の東京開催のように極端な高速馬場になることはない。
今年はペースが落ち込んで上がり勝負になるパターンが怖いけどそうでなければ確実に上位争いに顔をのぞかせると思うよ。

あと、どうしても触れておきたいのが5トーラスジェミニと横山武史騎手のコンビ。

この馬は外連味なくガンガンハイペースで逃げて残せるほどでもないし、かと言ってスローペースに落として切れ味勝負にするとスピード負けするタイプの逃げ馬だけど、早めからジワジワとペースを上げると粘り腰を発揮する。言わば逃げるペースだとかペースを上げるタイミングとかが難しい一番騎手の腕が問われるタイプの逃げ馬と言う気がする。

その馬に、若手のホープ、去年の関東リーディングジョッキー横山武史騎手が乗ると言うのは凄く興味深い。どんなレースをするのか非常に楽しみだね😉。
もしかしたら去年の菊花賞・タイトルホルダーで魅せたような鮮やかな逃げ切りが決まるかもしれない。

◎14カテドラル

〇10エイシンチラー

▲9カラテ

☆5トーラスジェミニ

△4マルターズディオサ

△7ケイデンスコール

推奨買い目

単勝:14,10 各500円

馬連:10-14 500円

ワイド(BOX):9,10,14 各500円

3連複(フォーメーション):9,10,14-9,10,14-4,5,7,9,10,14 各100円

何だったら5トーラスジェミニの単勝も買い足して良いと思っているよ。
それくらい5トーラスジェミニwith横山武史騎手は魅力的なコンビだと思う。