会心の武蔵野よ、再び!~根岸S予想~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。日曜日の東京メインは、フェブラリーSの前哨戦、根岸Sです。
そうだね、2年前のノンコノユメ、4年前のモーニンなど、このレースを勝ってその勢いでフェブラリーSまで連勝する馬も頻出するから注目しておいた方が良いレースだね。
では、今日は東京ダートのポイントと合わせて、予想をお伺いしていきましょう。
東京ダートは他の競馬場に比べて圧倒的に「上がりに11秒台」が出やすい
東京ダートのポイントは、他の競馬場のダートと比べると圧倒的に上がり3Fに11秒台が出やすいという特徴があるよ。これは数値を正確に測ったわけではないので、データとして示すのは難しいんだけど(いつかはやります<(_ _)>)、直感的に気づけるほどの傾向だと思うよ。
現に、過去10年の根岸Sでは去年を除く9年でラスト3F内に11秒台のラップが出てくるよ。まぁ、このクラスになれば他の競馬場でもそういう傾向は強くなるけど。
という事は、「過去ラスト3F内に11秒台のラップを刻むレースで好走した馬」が狙い目となってくるんですね。
そういう事。特に条件戦では、中山のパワー型ダートで凡走して人気を落としてきた馬がオッズ的に妙味が出てさらに良いと思うよ。
なるほど。では根岸Sの傾向についてはいかがでしょう。
まず、スタートから一定速度を持続する耐久力は絶対に必要で、過去10年の内に最初と最後の1F以外に12.5を超えるラップが出てきたことは一度としてない。だから最低でも6F以上12.4以内のラップを続けるレースで勝利したことがあるというのは大前提。
さらに言えば、ここ5年に絞ると最初の1Fとラストの1Fを含めても12.4以内と言うレースが3度ある。このことから理想は12.4以内のラップを7F以上続けるレースでの好走経験が欲しい。
さらに、先ほど述べた東京競馬場の特徴にも上げたけど、上がり3F内に11秒台があったり、ラスト3F内に直前のラップタイムより加速しているラップがあるようなラップになりやすくて、「行ったらそれっきり」の一本調子の馬じゃなくて、しっかりとギアチェンジをして加速できる能力も求められる。
実際に過去のレースを見ても、過去10年の内8年はラスト3F内のどこかに、直前のラップタイムより加速している箇所がどこかにあった。
つまり、館山さんのお話をまとめると、
◆ラスト3F内のどこかに11秒台のラップがある
◆7F以上12.4以内のラップが持続する
◆ラスト3F内に直線のラップより加速しているラップがある
というレースで実績がある馬が狙いという事ですか?
そういうことだね。その条件を満たすレースで勝利した経験がある馬を、今回の出走馬から探すと、テーオーヘリオス(15年妙味山S)、ワンダーリーデル(19年武蔵野S)、スマートアヴァロン(17年コーラルS)の3頭。さすがにテーオーヘリオスとスマートアヴァロンはデータとして古すぎるから本命は、
4ワンダーリーデル
で決まりだね。
そうなると、相手筆頭はテーオーヘリオスとスマートアヴァロンですか?
いや、スマートアヴァロンはともかく、テーオーヘリオスは対象となるレースが4年以上前のレースだからね。人気を考えると押さえはするけど、相手筆頭にするのはちょっと違うかなと思う。
では、スマートアヴァロンの厚く買いたいという馬はいますか?
3枠の2頭は注目したいところだね。
コパノキッキングは言わずと知れた去年の覇者。上の条件も「7F」とあるところを「6F」に修正すればクリアする(18年藤森S)し、今のダート短距離界ではトップを争う実力の持ち主。さすがにこの馬を切る度胸はない。
ワイドファラオは条件を満たすわけではないけれど、前々走みやこSのレースぶりを評価。先行馬には厳しいペースだったし、4コーナーで行き場をなくし、一度下げざるを得ない展開で5着に粘ったのは力のある証拠。
本質的にはマイル以下の距離が合っていそうな耐久力型に映るし、ここ2走の着順だけで評価を下げているのであれば、人気的妙味もあるしね。
コパノキッキングのところで仰っていた「『7F』を『6F』に変えたら条件を満たす馬」って他にどんな馬がいますか?
テーオージーニアス(19年北陸S)、ミッキーワイルド(19年麦秋S)、ブルベアイリーデ(19年秋嶺S)、カフジテイク(16年夏至S)、ノボバカラ(16年コーラルS)、ダノンフェイス(17年霜月S)の6頭だけど、印をつけるのはミッキーワイルドだけかな。
カフジテイク、ノボバカラ、ダノンフェイスの3頭はレースが古すぎて敬遠したいし、テーオージーニアスは実績の多くが1200m、とりわけ中山や新潟での実績が目立つ。中山と新潟は「テンのダッシュ力」が問われやすいコースだし、適性的にここはリンクしないんじゃないかと予想。
ブルベアイリーデに関しては、「過去10年の連対馬20頭の内、『前走G1以外で馬券圏外だった馬』は14年のゴールスキー1頭のみ(武蔵野S4着)」というデータ面から嫌ったよ。
なるほど。ではまとめに入りましょう
印
◎4ワンダーリーデル
〇7スマートアヴァロン
▲6ワイドファラオ
△5コパノキッキング
✕2テーオーヘリオス
☆3ミッキーワイルド
買い目
馬連(流し):4-5,6,7
3連複(フォーメーション):4-5,6,7-5,6,7,2,3