思い出のG1~宝塚記念~

こんちわ~す!館山速人です!!

館山さん!なんですか、いきなりその挨拶は?

晴香ちゃんが「挨拶はポップに」って言うもんだから、変えてみたんだよ。ちなみに元ネタは脳みそ夫さんだよ。

誰ですか?それ?(って言うか他人のかよ!)

脳みそ夫はタイタン所属のお笑い芸人だよ。youtubeにも事務所が出している公式のネタチャンネルがあるから興味があったら見てみてよ。深夜2時くらいのテンションで見るとおもしろいから。

(深夜2時って。。。)で、今日の本題は何ですか?

うん。今日は「思い出のG1シリーズ」として、俺っちが印象に残っている宝塚記念を紹介するよ。

今回紹介するのは、

2011年宝塚記念

だよ。

佐藤哲三という男

2011年の宝塚記念はどんなレースだったんですか?

まぁ待て。このレースを語る前に、聞いておきたいんだけど、晴香ちゃんは佐藤哲三という騎手を知ってるかい?

たまにテレビに出られているのはお見掛けしますが、騎手時代の事はあんまり。。。

そうかい。じゃあまず佐藤哲三騎手について紹介すると、彼は一言で言えば「勝負師」だね。

勝負師ですか?

そう。自らを「ギャンブルレーサー」と称し、圧倒的人気の馬でも着狙いに行かずその馬を負かしに行く道を探る、力の落ちる馬でもなんとか馬券圏内に入れるように工夫して乗る。そして、その為にセオリーとは違った思い切った作戦をとれる。そんなジョッキーだったよ。

なるほど。

特に、11秒台前半で走るような切れ味はないけれど、11秒台後半から12秒台前半で長い間走れる馬、要するに「切れないがバテない馬」に乗らせると天下一品で、タップダンスチーやエスポワールシチーとのコンビは名コンビと称するにふさわしいものだよ。

特に、タップダンスシチーと勝った2004年の宝塚記念は、1000m通過タイムが58.5というハイペースの中、3角手前から仕掛けると、その豊富なスタミナを生かして他の馬になし崩し的に脚を使わせて押し切ってしまうというすごい勝ち方だったよ。

確かにすごい勝ち方ですね。

本当はこちらを「思い出の宝塚記念」にしても良かったくらいだよ。

もう一つ、彼の特徴としては、「馬を育てていく」というイメージがあるね。

馬を育てていく?

うん。哲ちゃんは馬の個性が最大限生きるような競馬を普段から心がけ、それを実行していたと思うよ。

前述のタップダンスシチーも他の騎手が乗っていたころは、折り合いに苦労して御しきれずなかなか結果が出なかったんだけど、哲ちゃんが乗るようになってからは「無理に御さず、馬の行く気に任せる」競馬をして、その持続性能を最大限に生かせるようになったんだ。

へぇー。そうなんですね。

話を2011年に戻すと、この年、哲ちゃんにはデボネアというお手馬がいたんだ。

屈辱の乗り替わり

デボネアですか?

うん。この馬はドバイのシェイクモハメド氏の所有馬で、2歳12月の小倉で初勝利を挙げたんだけど、その時に哲ちゃんが惚れ込んだらしく、競馬解説でおなじみの細江純子さん曰く「普段の歩き方にまで気を使って」デボネアを仕上げていたらしいんだ。

普段の歩き方からですか。デボネアへの惚れこみようと、佐藤哲三騎手のプロ意識の高さが感じられますね。

だよね。そのデボネアは弥生賞3着、皐月賞4着と順調にダービーの切符をつかんだんだ。

で、ダービーはどうなったんですか?

それが、ダービーではシャイクモハメド氏が自身の主戦ジョッキーであるデットーリ騎手を短期免許を使ってイタリアから呼び寄せるというウルトラCを使って、乗り替わりになったんだ。

。。。

どうしたの?乗り替わりになったことがそんなにショックだった?

デットーリって誰ですか?

そっか。じゃあ、デットーリ騎手の説明をするね。

デットーリ騎手は分かりやすく言えば「メッチャ上手い騎手」やね。。。

。。。それだけですか?

。。。さすがに、それだけだとまずいので、補足すると、デットーリ騎手は2011年段階で凱旋門賞3勝(ちなみに2015年~2018年で3勝しています。)、ドバイWCを3勝、ジャパンカップも3勝と世界各地でG1で勝ちまくっていたんだ。

このデットーリの腕を評してある競馬関係者が「デットーリが乗ると5馬身違う」と言ったくらいだよ。

競馬関係者に5馬身違うって言わせるってすごいですね。

うん。だから、俺っちもその時は「デットーリがダービーで見れる」という事実に胸が高鳴った一方で、「でも、デボネアはサトテツで見たかったなぁ」というジレンマを感じたよ。

結局ダービー本番で、デボネアは12着に敗れ、その後ケガもあって1回も走ることなく引退したんだ。

その後佐藤騎手はどうなったんですか?

哲ちゃんは乗り替わりが決まった後も、デボネアの調教をレース直前までつけ続けたんだ。ただ、心の中には忸怩たる思いが相当あったと思う。

そして、その悔しさを晴らしたのが、その年の宝塚記念だったんだ。

屈辱をばねに!意地の勝利


アーネストリーに騎乗した佐藤哲三騎手は前半1000m58.7というハイペースを4角先頭という強気な競馬で押しきりというタップダンスシチーとのコンビを彷彿させる勝ち方で見事宝塚記念を制したんだ。

ホントにタップダンスシチーの時と、何と言うか「競馬の型」が似てますよね。

で、この後テレビ向けのインタビューがあったんだけど、その時のインタビュー(関西テレビ)がキッレキレだったんだよ。

「凱旋門行きたいと思ってたんで、(中略)是非僕で、フランスのね、トップジョッキーの5馬身なんかうまい奴がいるらしいから、そいつに負けないように、悔しい思いしているので。」(競馬ブログ オケラセラさんによる書き起こしを参照)

メッチャ切れてますやん。佐藤騎手。

でも、これくらいの反骨心というか、気概のある哲ちゃんがみんな好きだったんだよ。

正直、今の騎手にも「デムーロ、ルメール何するものぞ」と正面切って言えるくらいの向こうっ気のある騎手が欲しいよね。

そうですね。

日刊スポーツ《公式》競馬サイト「極ウマ・プレミアム」

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