三冠挑戦物語~ブエナビスタ編~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。今日は短期集中連載「三冠挑戦物語」の第4弾。今日紹介していただく馬はどの馬でしょうか?

今日紹介するのは2009年の牝馬二冠馬

ブエナビスタ

だよ。

このシリーズでは初めてとなる「三冠を逃した馬」の紹介ですね。

力量的には決してこれまで紹介した馬に引けはとらないんだけどね。この馬はちょっと脚質が極端すぎたかもね。

それでは早速本文に移っていきましょう。

クラシック前

この年のクラシックは桜花賞前から「ブエナビスタ断然」というムードだった。

新馬戦こそ3着に敗れたけどそのレースは1着が後の皐月賞馬アンライバルド、2着が後のダービー2着馬リーチザクラウンで4着も後の菊花賞馬スリーロールスと言うレバルの高いレース。後年「伝説の新馬戦」と言われるメンバーだった。

2戦目の未勝利戦を持ったままで悠々差しきりを決めると、次走阪神ジュベナイルフィリーズも大外一気の豪脚で2馬身半差完勝。年明けチューリップ賞も難なく制し死角はほとんど見当たらなかった。

と言う事は館山さんもブエナビスタを中心視されていたんですね。

いや、この年は俺っちの大好きなアグネスタキオン産駒がタレントぞろいだったんだ、阪神ジュベナイルフィリーズ2着のダノンベルベール、フェアリーS勝ちのジェルミナル、新馬・500万と鋭い末脚で連勝したブロードストリート、新馬戦の勝ち方が鮮やかだったワイドサファイア、某芸能人が名付け親となったことで知名度を上げたハシッテホシーノなど質・量ともに揃っていた。だから俺っちにとってこの年の牝馬クラシックはこの面々で「打倒ブエナビスタ!」を掲げるシーズンだったんだ。

桜花賞・オークス

桜花賞はブエナビスタが単勝オッズ1.2倍。2番人気のレッドディザイアが14.4倍だったからどれほど圧倒的な支持だったかよくわかる。

2番人気のレッドディザイアってどんな馬だったんですか?

新馬戦とエルフィンSを連勝してきた今年のデアリングタクトと似た戦績の馬。あまりにもブエナビスタが圧倒的だったから「もしブエナビスタに一矢報いるとしたら対戦経験のない別路線組だろう」と思われていたんだ。

館山さんの本命はどの馬だったんですか?

アグネスタキオン産駒のジェルミナル(5番人気)だったね。

いま改めてレースを見ると2着のレッドディザイアもメチャクチャ良いレースしてるんだけどねぇ~。ブエナビスタが力でねじ伏せたって感じだった。

ちなみに俺っち期待のアグネスタキオン軍団はジェルミナルが3着、アイアムカミノマゴが6着、ダノンベルベールが8着と言う結果だった。

続いてのオークスはレッドディザイアの評価も上がって2強……、とまでは言わない前も1強プラスワンくらいの雰囲気。単勝オッズはブエナビスタが1.4倍でレッドディザイアが6.0倍。

そんな情勢でも館山さんは性懲りもなくアグネスタキオン産駒を狙ってたんでしょうね。

もちろん!スイートピーSを勝ったブロードストリートが本命だったよ。

このレースに関しては過去にもブログを書いているしそれも合わせてみてほしいんだけど、とにかくブエナビスタの末脚が際立ったレース。

結果を知ってるのに残り100mくらいでは「レッドディザイアが勝つ」と思っちゃいましたもん。

わかる。直線半ばを過ぎたあたりは完全にレッドディザイアの勝ちパターンだと思ったし、残り100m時点での手ごたえを見ても「あっ、レッドディザイアで決まったな」と思った。

でもそこからのブエナビスタの「勝利への意志」すら感じる伸びは凄まじく、一完歩、一完歩と差を詰めてゴールギリギリ差し切った。個人的にはオークス史上最も衝撃を受けた勝ち方だったよ。

ちなみにアグネスタキオン産駒の成績は、ジェルミナルが3着、ブロードストリートが4着、ハシッテホシーノが8着、ダノンベルベールが9着でワイドサファイアが競走除外だった。

三冠のかかる秋華賞

このオークスはもちろん「ブエナビスタすげぇなぁ」ってことになったんだけど、レッドディザイアの評価を上げるものになった。三冠最後の秋華賞は三冠をかけるブエナビスタとそれを阻止せんとするレッドディザイアの一騎打ちムードになっていた。

秋華賞の単勝人気もブエナビスタが1.8倍でレッドディザイアが3.2倍とこの2頭で人気を分け合った。

それでも館山さんの本命は……。

もちろんアグネスタキオン産駒!前哨戦のローズSでレッドディザイアを抑えてレコード勝ちしたブロードストリートにしたよ!

秋華賞もオークスと同じように「先に抜け出したレッドディザイアをゴール手前にブエナビスタが猛追する」と言うレース。ただ、オークスと違って秋華賞は京都内回り2000mで直線が短い。その分だけかブエナビスタはハナ差届かず、最後の一冠はレッドディザイアに凱歌が上がった。

館山さんの本命ブロードストリートは……、なんか4コーナーでごちゃついて後退していましたね。それで3着と言うのは立派ですけど。

そうそれ!これ実は加害馬がブエナビスタだったんだよね。結果、ブエナビスタはブロードストリートの進路を妨害したことにより3着降着。仮にレッドディザイアを捕らえていたとしても三冠達成はならなかったってこどだね。

何となく後味の悪い結末ですね。

そうだろうね。ブエナビスタは陣営もそうだろうし、ブロードストリートも「あの不利がなければ」って思ってしまうところはあるよね……。

その後

その後、ブエナビスタは牡馬と渡り合ってG1・6勝を上げる名馬となった。レッドディザイアはドバイで重賞を勝ったりアメリカ遠征したり世界を股にかけて活躍し、ブロードストリートは勝利こそなかったものの、6歳まで重賞の常連として活躍した。ただ、3頭ともお母さんとしてはまだ重賞級のレースを勝利する馬を出すには至っていないってところだね。

お母さんの能力を受け継ぐ産駒はまだいないってところですかね。

いや、まだ現実に勝利している馬がいないだけで能力だけで言うならブロードストリートの子サトノウィザードが来年の天皇賞秋を勝つからそういう意味ではお母さんの能力を受け継ぐ馬は出ているとも言えるよ。

あぁ、そういえば館山さんの一推しサトノウィザードはブロードストリートの子でしたね。

今週ちょうど秋華賞の前のレースに出走を予定しているから楽しみでしょうかないよ。

こういう応援していた馬の子供を応援できるのも競馬の楽しさの一つですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です