【ウマ娘】初心者のためのウマ娘講座~第8話「ささやかな祈り」~【考察】

こんちわ~す。館山速人で~す。

今日は「競馬初心者のためのウマ娘講座」の第8回です。
第1回~第7回のブログは以下にリンクよりご確認ください。
第1回「トウカイテイオー」
第2回「譲れないから」
第3回「出会い」
第4回「TM対決」
第5回「無敗と連覇」
第6回「なんのために」

第7回「祝福の名前」
長らく待ち望まれた「ウマ娘 プリティーダービー」のアプリもいよいよリリースされ盛り上がってきた作品なので、この機会に皆さんもご覧になってはいかがでしょう(^O^)/。

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第8話「ささやかな祈り」

第8話オリジナルのオープニングムービー

第8話のオープニングムービーは、
初回から第7回のものと若干異なっており、
月をバックにしたライスシャワーの眼から火のような青い光が溢れ出ているカットが挟み込まれていました。

この構図の元ネタは、2012年に放映されたJRAのイメージCM「The Winner」シリーズで放映された天皇賞春ものが由来です。

このCMはJRAオフィシャルの映像がyoutubeに上がっていないのでこのブログにもアップしませんが、興味のある人は是非youtubeで見てみてください。
ちなみにそのCMで使われたフレーズはこちら。

93年、天皇賞春。
極限まで削ぎ落した体に、鬼が宿る。
王者メジロマックイーンの3連覇を阻んだ、漆黒のステイヤー。
ヒールか、ヒーローか。
悪夢か、奇跡か。
その馬の名は、
ライスシャワー。

ぶっちゃけ俺っちなんかはこのフレーズを聞いただけで心が震えます。

JRAのCMの中でも、
2011年の「20th Century Boy」シリーズ、
2012年の「The Winner」シリーズ、
2013年の「The Legend」シリーズ
は競馬ファンの間でもかなり好評で、
ウマ娘のモデルになった競走馬も多数登場するので、
ウマ娘から興味を持った競馬初心者の方にも是非見てほしいです。

1993年の皐月賞

スピカメンバーが登校中に前日に行われた皐月賞の話をしています。

この年の皐月賞はレース前までは、前年の3歳(現表記で2歳)チャンピオンであるビワハヤヒデとデビュー2戦目から破竹の4連勝を記録しているウイニングチケットの2強ムードでした。

直線早めに抜け出したビワハヤヒデがウイニングチケットを振り切ったと思われた矢先、その外から3番人気ナリタタイシンの末脚が炸裂。
このレースをターニングポイントとしてこの年のクラシックはビワハヤヒデ、ナリタタイシン、ウイニングチケットの3強と言われるようになり、それぞれの頭文字を取って「BNW」と言われたりしています。
これは「ウマ娘」のOVA作品でも出てきた設定ですね。

ちなみにこの3頭、それぞれ
ビワハヤヒデ…関東の重鎮 岡部幸雄騎手
ナリタタイシン…関西の若き天才 武豊騎手
ウイニングチケット…関東の名手 柴田政人騎手
と3頭とも鞍上に現役トップクラスのジョッキーを主戦に迎えており、その戦いにも注目が集まっていました。

天皇賞春に向けてのライスシャワーの最終調整

アニメでは天皇賞直前、ライスシャワーがトレセン学園を休んでいる描写がされています。

実際のライスシャワーも天皇賞を走るに当たり、2週間前から本拠地である美浦トレセンから、京都競馬場に近い栗東トレセンに乗り込み調整を続けていました。

その調整は馬をギリギリまで追い込む過酷なものだったようで、その調教を見ていた人からは
「あれでは天皇賞の前に潰れてしまうのでは……」
と考える人もいたそうです。

ライスシャワー陣営としては「メジロマックイーンに勝つには極限まで馬を仕上げるしかない」と考えての策。
この作戦は吉と出るのでしょうか。

変なもの食べたのかな?クモとか。

この発言をしたマチカネタンホイザは1994年の有馬記念をクモを誤食したことが原因とされる蕁麻疹で出走を取り消しています。

いや、ウマ娘。作りこみ細かすぎるやろ!!

おぉ!52.9!!

当時の資料がないので確認は取れていないのですが、
メジロマックイーンの最終追い切り(トレーニング)のタイム52.9と言うのは、坂路4Fの追い切りタイムとしてイメージできる数字なので実際にこのタイムを出したのではないかと思います。

やっぱり作りこみ細かすぎるぞ!ウマ娘!!

マチタン(マチカネタンホイザ)はライスシャワーに1回勝ってるんだから!

ナイスネイチャのツッコミ通り。これまでのマチカネタンホイザとライスシャワーの対戦成績は3勝3敗の五分。
決して「圧倒的な力差」がある関係ではありませんでした。

3番人気マチカネタンホイザ、4番人気メジロパーマー

アニメでは脇役的なポジションにおさまっているこの2頭についてもちょこっと触れていきます。

3番人気のマチカネタンホイザは、ライスシャワーが勝った菊花賞3着のあと、1走挟んだあと、3200mのダイヤモンドSと2500mの目黒記念を連勝。長距離馬として頭角を現してきていました。

4番人気のメジロパーマーは前年の宝塚記念、有馬記念のG1・2勝がともに人気薄での逃げ切りだったことからフロック、いわゆるマグレ勝ちとも言われていましたが、3000mで行われた阪神大賞典を逃げ切ったことで「力のあるタフな逃げ馬」の地位を少しずつ固めていました。

ライスシャワーの当日の様子

極限まで仕上げ切ったライスシャワーの当日の状態は、ある種「ゾーン」に入っていたのではないかと思わせるほど素晴らしい出来だったそうです。

馬体重は元々ステイヤーらしい、決して大きくないからだにも関わらず前走から12キロ減と極限まで無駄を削ぎ切った数値を示していました。

当日のライスシャワーの様子に関して、レースで騎乗した的場均騎手は「馬じゃない、別の生き物のような恐ろしさがあった。怒らせたら指でも食いちぎられるんじゃないか」と思ったと述べる一方で「気力が充実しており多少過酷なことを強いても持ちこたえてくれる」と感じたと言い、管理していた飯塚調教師は「当日馬を見たとき、これは凄い、と思った。この時(競馬に携わって)初めて『今日は勝つ』と確信した。」と述べています。

ゴルシ「3連覇なんて気にすんなよーーー」

ちなみに以下が、ゴールドシップ自身が同一レース3連覇をかけて挑んだ宝塚記念の映像です。

この時のゴールドシップの単勝オッズは1.9倍。
ゴールドシップ絡みで売れた馬券は117億円と言われており、それがほぼスタートで紙くずになったと言ってもいいでしょう。
ちなみに、俺っちもこの時はゴールドシップ軸の馬券を買っていました………。

いや、お前は気にしてくれ!
マジで!!

ゲート入りを嫌がるメジロマックイーン

実際の93年の天皇賞春でもメジロマックイーンはゲート入りを嫌がる素振りがありました。

実際のメジロマックイーンは、武豊騎手の証言によると、加齢とともに落ち着くがなくなっていったそうで、実際アニメでトウカイテイオーが「追いきりの時と一緒だ」と言っているように、現実の競馬でも1本目と2本目の追い切りの間に動かなくなることがあったそうです。

ちなみにメジロマックイーンの孫にあたるゴールドシップも、俺っちのイメージでは加齢とともに(主に馬券的な意味での)扱いが難しくなっていった印象があるので、そこは隔世遺伝なのかもしれませんね(;^_^A。

グラスワンダーに似ているライスシャワー

(現実の競馬での時系列は逆ですが)、スペシャルウィークはメジロマックイーンを徹底マークするライスシャワーに対して、Season1でグラスワンダーに敗れたときと似た感覚を覚えたようです。

ライスシャワーとグラスワンダーの共通点は騎手。
どちらも関東のベテラン、的場均騎手が騎乗していました。

的場均騎手の特徴と言えば何と言っても「マーク屋」。
大一番で「最も強い」とされる馬を徹底的にマークし、その馬を負かす=レースに勝つという戦法が得意な騎手でした。
グラスワンダーが勝った宝塚記念とこの天皇賞春はその象徴的なレースと言えるでしょう。

思えばこの頃のベテランジョッキーって、この的場騎手の他にも、他の騎手が肘から打つイメージのある鞭を肩から力強く入れながら激しい追いで馬を動かす「剛腕」南井克己騎手、あたりの柔らかい騎乗で、特に牝馬と滅法相性がよく「牝馬の河内」とも呼ばれた河内洋騎手など個性的な騎手がたくさんいました。
それに比べて現代の騎手は……、本当は勝春あたりがこうならなくちゃいけなかったんだぞ……。

1993年天皇賞春

アニメの中でも触れられているように、この年の天皇賞春は2000m通過タイムが2.04.0。当時の標準タイムからするとこれは明らかに速い流れ。それを有力馬達は前々で競馬を進めていきます。

3コーナー。メジロマックイーンは逃げるメジロパーマーを捕らえに行きますが、それにぴったりとついていく形でライスシャワーもペースを上げます。
直線、メジロパーマーを捕らえたメジロマックイーン。このまま後続を突き放すとも思われましたが、脚色は明らかにライスシャワーの方が優勢でした。
直線半ばでライスシャワーが先頭に立つとあとは差を広げるだけ。メジロマックイーンの天皇賞春3連覇の夢は露と消えました。

勝ちタイムの3.17.1は当時の京都3200mのレコードタイム。
ライスシャワーの長距離での強さを知らしめた一戦でした。

それでも、客席の雰囲気はアニメの通り、「勝ったライスシャワーを讃える声」よりも「メジロマックイーンが負けたことに対する落胆」の方が大きかったようです(;^_^A。

ちなみに他のウマ娘関連馬の成績は
メジロパーマー3着
マチカネタンホイザ4着
イクノディクタス9着
でした。

メジロマックイーンとイクノディクタス

メジロマックイーンがベンチで落ち込んでいたところを励ましに来たのは、チームカノープスのイクノディクタスでした。

この2頭、実は
◆同い年
◆どちらも当時の賞金王&賞金女王
◆あるレースでワン・ツーを決めたことがある
と結構ゆかりのある2頭で、
イクノディクタスが引退し、繁殖牝馬となった後、最初に交配された相手はメジロマックイーンでした。

また、これは全くの余談ですが、1990年代後半から「競馬トレーディングカード」なるものが出ていたその中に「期待の2歳馬」としてイクノディクタスとメジロマックイーンの子キソジクイーンのカードも入っていました。
この馬血統的な期待は高かったんですが、結局1勝もできずに引退したので競馬は難しいですね(;^_^A。

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