二強?否!!~天皇賞(秋)予想~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。日曜日の東京メインはG1馬10頭が出走と豪華メンバーとなった秋の天皇賞です。
俺っちも長年競馬を見てきたけどここまでメンバーが揃うことはなかなかないね。
中でもアーモンドアイとサートゥルナーリアが二強と言われていますが。
そこなんだけど俺っちは決して二強とは思っていないんだよ。
そうなんですか!その指名された馬はかわいそうに………。
なんでやねん!( `ー´)ノ
ではその2強に割って入る馬を中心に予想をお伺いしましょう。
印
◎9ダノンプレミアム
〇2アーモンドアイ
▲14ワグネリアン
△6ユーキャンスマイル
✕1カデナ
根拠
生贄はダノンプレミアムですか。
生贄てなんやねん!人の◎を祟りみたいに!!( `ー´)ノ
でも館山さん。館山さんは安田記念の時に「ダノンプレミアムは古馬のハイペースに対応できるかは未知数」と仰っていませんでした?今回はアエロリットがペースを作り淀みない流れになることが予想されますが?
それはあくまで「マイルのハイペース」の話。マイルのG1級レースだと今や45秒台は当たり前、ヴィクトリアマイルに関しては44秒台も出たしこのハイペースにはちょっと対応できないんじゃないかと思っていたんだ。
ただ、これが2000mになると距離が伸びる分ハイペースと言ってももう少し緩いペースになってせいぜい46秒台前半まで。46秒台前半ならマイル戦とはいえ2歳時にサウジアラビアロイヤルカップで経験しそれを完勝している。
なるほど。いまやダノンプレミアムにとって適距離はマイルではなく2000mだと。
正にその通り!ある程度速い上がりも使えるダノンプレミアムにとって、現状東京2000mはベストの舞台なんじゃないかと思っている。
本当のことを言うと安田記念の時、いやもう少し前からダノンプレミアムを秋の天皇賞で狙おうと手ぐすね引いて待ってたんだよ。
そこまで仰るのであれば私も今回ばかりは館山さんに乗ってみようかな。
今まで乗ってなかったんかい!( `ー´)ノ
そして対抗はアーモンドアイですか。
これはもう説明不要でしょ。2400mを2.20.6で走る馬に、展開云々と御託を並べるスキはないよ。
で、3番手評価はワグネリアンですか……。あれ、ワグネリアンは確か前走の時に「生涯◎」を宣言していませんでしたか?
うーん。その通りだし、本音を言えば「1番勝ってほしい馬」ではあるんだけど、正直「2歳の頃に見せていた強さ」を3歳、4歳と見せてくれていないというのが本音だよ。
伸び悩んでいるという事ですか?
うーん。伸び悩んでいると言えばそうなんだけどどうも表現としてしっくりこない。実際ダービーを勝っているわけだしね。とは言え「期待した通りの成長曲線を描いてくれていないもどかしさ」はあるよね。
個人的にこれを「バブルガムフェロー現象」と名付けているんだけど。
なんですか?それ?
バブルガムフェローは初めて3歳で天皇賞を制した馬で、その時は調教師の藤沢和雄先生も騎手の岡部幸雄さんも翌年の海外遠征を意識していたし、世間も「この馬はどれほど強くなるんだろう」と期待していた。
しかし、その後のバブルガムフェローはジャパンカップで全く走る気を起こさず大敗。この時、記者の「壊れた(故障した)のではないですか?」という質問に岡部さんが「壊れたのは馬の頭だよ!」と返したという真偽不明の逸話が残っているほど、関係者は落胆していたそう。
それがきっかけかはわからないけど、G2ではしっかり勝つんだけど、G1では2着、2着、3着と惜敗続き。結局その後G1は勝てずに引退したんだ。
へぇ~、そうなんですか。そのバブルガムフェローにワグネリアンは似ていると。
というよりディープインパクト産駒にこういう傾向がある馬が多いと思うんだよね。サトノダイヤモンドとかマカヒキとかキズナとか、強い馬なんだけど何となくもう一皮むけないというか……。「期待値はもっと高いのになぁ~」っていう馬が多い。これらの馬はきっかけが海外遠征かもしれないけど。
でも▲にはするんですね。
まぁ、好きな馬だからね。
一方サートゥルナーリアには印を打たなかったんですね。
能力の順位付けなら当然圏内に入るだろうけど、ダノンプレミアムから買う以上、選択肢としてはダノンからアーモンドアイとサートゥルナーリアに流すか、どちらかを切るしかない。その選択で後者を選んだって訳だよ。
最も、サートゥルナーリアの前哨戦は極端なスローからの上がり勝負でほぼギアを上げた時の最高速度の優劣で勝負が決まるようなレースだった。ハイペースでの耐久力やスピードの持続力も問われるであろう今回の天皇賞では盤石とは言い難いし、付け入る隙は十二分にあると思うよ。
ただ、「ガミってもいいからとにかく当てたい!!」という人は買い目から外すことをおススメはしないよ。
ではサートゥルナーリアの代わりに入れた2頭はどういった根拠で入れられたんですか?
ユーキャンスマイルの方はずっと持続性能とかスタミナで勝負する馬だと思ってたけど、前走で新潟の速い上がりにも対応したし力をつけているのかなと感じたんだ。
それでも最初は「G1ではまだ苦しいかな」と思ったんだけど、この馬の血統構成の父キングカメハメハ×母父ダンスインザダークというのはラブリーデイと一緒。
ラブリーデイは鳴尾記念を勝った後「G1では足りない」と軽視し続けて宝塚記念と天皇賞秋を勝たれた苦い思い出がある馬。もしかしたらこちらが思っている以上に成長力があるのかもしれない。
母母父がトニービンからシャーポに変わるのは気になるけど、近走内容と血統面から押さえておきたい一頭ではあるよね。
カデナは近走、馬場や展開がレースごとに荒れ馬場になったり高速馬場になったりハイペースになったりスローペースになったり変化していく中、その全てで馬券圏内に入る好走をしている。今、よほど充実しているのだろう。
その分適性がはっきりしないけど、ディープインパクト産駒だし東京2000mがベストでしたって可能性は十分にある。調子の良さで一発穴を開けても不思議じゃないと思うよ。
買い目
なるほど。では買い目はどうしますか?
馬連(流し):9-2,14
3連複(フォーメーション):9-2,14-2,14,1,6(的中率重視であれば3列目に10を追加)
3連単(フォーメーション):9→2,14→2,14,1,6(的中率重視であれば3着に10を追加)
的中率重視でも3連単の2着にサートゥルナーリアは入れなくていいんですか?
3連複があるし個人的にはそれは必要ないと思うよ。
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