やっぱり彼女は強かった~桜花賞回顧~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。今日は桜花賞の回顧記事です。
最近名馬物語とかそっち系の記事が全然書けてなくてすみません。<(_ _)>
時計&ラップタイム
勝ちタイム:1.36.1 ラップタイム:12.4-11.2-11.3-11.6-11.5-11.7-12.6-13.8 前半4F-後半4F:46.5-49.6
やっぱりデアリングタクトは強かった
ここは館山さんの◎デアリングタクトが1着、〇レシステンシアが2着と見事2週連続馬連本線的中でしたね。
まぁ、デアリングタクトに関してはエルフィンSを見て惚れ込んだ馬だからね。
今回も2着、3着に先行勢が粘りこむ中唯一差し脚を伸ばしてくる強い競馬でした。
もう松山弘平騎手の乗り方もシンプルに「折り合いに気を付ける」「なるべく早く外に出す」だけしか考えてないように見えた。裏を返せば「それさえやっとけば勝てる」って言う自信の表れだね。
距離や高速馬場を苦にするタイプにも見えないから、個人的にはもうオークスの本命も決まったよ。まぁ、桜花賞前から「今年の春の牝馬クラシックはデアリングタクトと心中する」って決めてたわけだけど。
中山マイルが得意な馬は重馬場もこなす⁉
2着のレシステンシアは館山さんの目にはどのように映ったでしょうか。
まぁこれくらいは走るでしょ、って言うのが正直な完勝。それにこの馬に関しては重馬場がプラスになった……、とまでは言わないけれど少なくともマイナスには作用しなかっただろうね。
それはどういったところから感じられたのでしょう?
この馬の基本スタイルは「前半速いペースで逃げて後続に脚を使わせる」という言わば「消耗戦」に持って行きたいスタイルだと思うんだけど、重馬場のレースってまさにその「消耗戦」なんだよね。今回のレースでもラスト4Fは11.5-11.7-12.6-13.8とゴールが近づくにつれて時計がかかる典型的な消耗戦ラップだし。
そこいくと痛恨だったのが3着のスマイルカナ。重馬場になった時点でこの馬を買い目に入れることを検討すべきだったよ。
どういうことですか?
この馬は中山マイルで2勝をあげているんだけど、中山マイルは「前半速くて後半になるにつれて時計がかかる」という「消耗戦ラップ」になりやすいコースなんだ。
そこで逃げて2勝をあげているんだから消耗戦=重馬場のレースでは評価を上げるべきだった。それを怠ったのは大きな反省材料だね。
入れていたら3連複1万円と3連単4万円も獲れていた可能性はありますからね。
そうなんだよ。だからこれからも「重馬場になったら中山マイルで好走歴のある馬、特に逃げ切り勝ちの馬を狙え!」ってことは肝に銘じておかなきゃいけないね。
この2頭は次走NHKマイルカップへ向かうようです。
2頭ともワンターンのコースで実績があるし淀みのない流れも経験してる。ともに有力なんじゃないかな。
個人的にはより速い流れで結果を出して上がりも悪くないレシステンシアの方が有力だと思うよ。
パトロールビデオを見て気づいたクラヴァシュドールの頑張り
他に気になる馬はいましたか?
4着のクラヴァシュドール。この馬はレースをざっと見る限り気づかなかったんだけど、他の方のブログでこの馬に関する記事を見て。
でもう一度レースを今度はパトロールビデオで見直してみたらスタート直後から位置を取ろうとするんだけどそれに負けて、おまけに外からかぶせられたときにズルっと下がる形になって後方からのレースを余儀なくされた。
そんな後手後手の競馬をしながら最後4着まで差を詰めてるんだよね。このレースの中身は中々濃い。それにあの展開になってデムーロが最後まで諦めなかったってのもこの馬の能力を感じさせる。(笑)
この馬に関しては前走のチューリップ賞で賞金が足りないがためにある程度仕上げたことが影響してオークスでは厳しいのではという声もありますが?
確かにそれは心配だね。今回のレースに関しても”負荷”の強い競馬だったからオークスに向けてお釣りが残ってない可能性は十分に考えられる。
ただ、能力はオークスでも十分通用するものがありそうだし、距離が伸びて前半が緩くなる分オークスはもっとレースがしやすくなるだろうし適性もこの馬には向く。「疲労」さえなければ十分オークスでも狙える馬だと思うよ。
まとめ
1着 デアリングタクト
◆強い。
2着 レシステンシア
◆消耗戦はお手の物なので桜花賞のような重馬場もこなす。
◆高速決着にも対応できるのでNHKマイルカップは現時点で最有力候補か。
3着 スマイルカナ
◆レシステンシアと同様「消耗戦のマイル」は得意舞台で重馬場〇。
◆NHKマイルカップでもチャンスはありそうだが、高速馬場適性はレシステンシアに分があると見るので買っても相手まで
4着 クラヴァシュドール
◆前半でポジション争いに負け位置取りをかなり悪くしたにもかかわらず最後はつめて来ており地力の高さを証明。
◆オークスは前半の流れが少なくとも桜花賞よりは落ち着くと考えられるのでこの馬には適性的にはプラス。
◆ただ、チューリップ賞=権利獲るための目一仕上げ→桜花賞=重馬場で踏ん張っての4着と言うのは疲労がたまりやすい印象。当日の調子を見極める必要がある。