ダートはやっぱり”格”~アンタレスS回顧~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。今回のブログではアンタレスSの回顧をしていきます。

時計&ラップタイム

勝ちタイム:1.49.8 ラップタイム:12.6-10.9-13.1-12.3-12.2-12.1-12.0-11.9-12.7 前半4F-後半4F:48.9-48.7

ダート重賞でコンスタントに上位に来ている馬はやっぱり強い

このレースを見て思ったのは、「ダート交流重賞でコンスタントに上位に来ているような馬はやっぱり強いな」ってことだね。

…………。

どうしたの晴香ちゃん?

館山さん、レース前には「このレースは新興勢力が台頭する」って言ってませんでしたっけ?

あれ?そうだっけ?ガハハハハハ。

………。

コホン。改めて振り返ると勝ったウェスタールンドも2着のアナザートゥルースも近5走全て重賞を走りG1以外全て掲示板を確保してきた。こういう馬はやっぱり評価すべきだったと思うよ。

それに対して、こちらは戦前の予した想通り東海Sで4着以下、マーチSで3着以下だった馬たちはコマビショウ以外上位集団からは離されていたからこの辺りの馬には「重賞の壁」みたいなものがあるのかなと思った。

勝ったウェスタールンドについての印象はどうですか?

このレースはラップの印象以上に前に厳しい流れに思えるからある程度展開が向いた面はあるのだろうけど着差的には完勝だったし、さすがにG1で2着がある馬だなと言ったところ。

2着のアナザートゥルースも7番人気と決して人気上位ではなかったけど、去年の3月から重賞で掲示板を外したのって去年のみやこSだけなんだよね。

このみやこSは極端な前傾ラップで、後傾ラップが多い1800m戦としてはかなり特殊なラップ構成だったからある程度ノーカンでも構わないと思ってる。つまり、1800m以上に多く見られる後傾ラップなら信頼感はかなり高い。

リワードアンヴァルはもっと強気な競馬をしてもいい

イチ推しのリワードアンヴァルのレースぶりについてはどう映りました?

向こう正面から4コーナーの手応えからを見る限りもっと強気に早めに仕掛ける競馬をしても良かったんじゃないかという気はする。

まぁ、これに関しては昇級初戦だから三浦騎手も「ここで通用するだろうか」と慎重に乗っていた部分もあると思うんだよね。

でも今回良い競馬をした事で次回からはこの馬の実力にもっと自信を持って乗れると思うから今度はさらなる上積みが見込めると思う。今後のダート界で本当に楽しみな存在になってきたと思うよ。

一方で1番人気のベストタッチダウンはまさかの14着という大敗でした。

スタート直後に躓いたにしても負け過ぎと言う気はする。ただ、この馬は脚質的に「負けるときは大敗」でもおかしくないタイプだし、昔似たようなタイプの名ダートホース、トランセンドも完成前にこのレースに挑戦して1番人気で8着に敗れているし、この敗戦を糧にさらなる飛躍に期待したいところだね。

まとめ

1着 ウェスタールンド

◆展開的に向いた面もあるが、ダート1800mなら重賞でもコンスタントに結果を残せる馬。

2着 アナザートゥルース

◆ウェスタールンドと同じく、ダート1800mなら重賞でもコンスタントに上位に行ける馬。特に後傾の持続力勝負になれば強い。

4着 リワードアンヴァル

◆直線は手ごたえほど伸びなかったが、もっと早めに仕掛けて強気の競馬をした方がこの馬には向いていたように思う。

◆このクラスでも通用することがハッキリしたので今後は騎手も強気に攻めた騎乗が出来ると思う。そうなればより良い結果が望める。