全集中!三冠の呼吸!!~秋華賞予想~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。いよいよ待ちに待った日が来ましたね。
そうだね。ファンは長い間楽しみに待っていただろうからね。
歴史的な瞬間ですからね。
確かに。フジテレビでも放送されてるしね。
放送されてるって言うか放送自体は毎週してますけど?
しかしわざわざゴールデンで放送されるんだからもはや社会現象だよね。
ゴールデン?すみません、何の話してます?
『鬼滅の刃~無限列車編~』劇場公開の話だろ?個人的にはあの『上弦の鬼』の一人の声優が誰になるのか楽しみだね。
いやそっちかい( `ー´)ノ!確かにそっちも楽しみですけど!ちなみに私の予想は中村悠一さんです。
北村友一?と言う事は晴香ちゃんの狙いはフィオリキアリ?
急に話を競馬に戻さないでください!もうこのまま予想行きますよ!
過去5年時計&ラップタイム
2019年:クロノジェネシス:1.59.9 12.3-10.7-11.6-11.8-11.9-12.7-12.5-12.0-12.3-12.1(稍重) 58.3-61.6
2018年:アーモンドアイ:1.58.5 12.1-10.9-12.7-12.1-11.8-11.9-11.8-11.5-11.8-11.9(良) 59.6-58.9
2017年:ディアドラ:2.00.2 12.2-11.0-12.4-11.9-11.6-12.0-12.1-12.5-12.1-12.4(重) 59.1-61.1
2016年:ヴィウロス:1.58.6 12.4-10.5-12.9-12.2-11.9-12.6-11.7-11.4-11.3-11.7(良) 59.9-58.7
2015年:ミッキークイーン:1.56.9 12.0-10.5-11.3-11.6-12.0-12.3-11.9-11.8-11.6-11.9(良) 57.4-59.5
☆傾向
①前半から一定のペースを刻み続ける耐久力勝負。
前後半が等しく速いイーブンラップになることが多く、前後半ともに平均ハロンタイムが12.0以内になるようなレースで実績がある馬が優勢。過去5年の連対馬10頭中9頭はこの条件を満たすレースで勝利or重賞2着経験がある。
②11秒後半のラップが持続するスピード重視のレース。
ただし、雨が降って馬場が悪くなると後半に12秒台が増え明確にパワー重視のレースに変貌するので、当日の馬場状態はしっかりと見極める必要がある。
③O型コース実績が重要
過去5年の連対馬10頭の内、2017年2着のリスグラシュー、2019年2着のカレンブーケドール以外の8頭にはコーナーを4回以上回るO型コースでの勝利実績があった。カレンブーケドールはオークス2着があったのでG12着実績があればOK。
④4代以内にNureyevがいる馬が5連勝中。
特にヌレイエフ系×ブラッシンググルーム系の配合を含む馬が好調で2015年ミッキークイーン(母父のGold Awayが父ヌレイエフ系×母ブラッシンググルーム系)、2016年ヴィブロス(母母のハルーワソングが父ヌレイエフ×母ブラッシンググルーム系)、2019年クロノジェネシス(父のバゴが父ブラッシンググルーム系×母ヌレイエフ系)が該当する。
⑤前走大敗からの巻き返しは少ない。
過去10年で「前走掲示板を外した馬」が馬券圏内に入ったのは2013年のリラコサージュと2017年のモズカッチャンの2頭のみ。いずれも3着馬で連対馬で前走掲示板外から巻き返した馬は皆無。前走6着以下の馬は大幅減点。
この傾向を当てはめると……
推し馬の「三冠達成」の瞬間が観たい!
本命はやはり牝馬三冠のかかる
13デアリングタクト
ですか?
それっきゃないでしょ。と言うか俺っちはエルフィンSが終わった時から「今年の牝馬クラシックはこの馬と心中や!!」って言い続けてきたから、ここで別の馬を本命にするなんてあり得ない選択。そんな選択をするくらいだったら競馬を辞めると思うよ。
それに傾向的にも不安材料も見当たらないしね。エルフィンSでしまった流れのイーブンラップは経験しているし、コーナー4回のオークスでも結果を出している。Nureyevの血も「4代前まで」と言う絞りでは条件を満たさなかったけど、5代前にはその名が見られるし、特に減点材料にすることはないと思う。
小回り2000とか不安要素がないわけではないけど、ここまで来たら粗探しをするより素直に「推し馬」の三冠達成の瞬間をこの目で見届けたいと思うよ。
条件をほぼ完璧に満たすライバルとは?
館山さん的に本命が盤石となるとその相手が重要になってくると思いますがどうでしょう?
注目したいのは
3マルターズディオサ
かな。この馬はこのレースへの過去傾向から導いた適性がバッチリはまると思う。
具体的にはどのあたりでしょう?
まず秋華賞は過去5年平均ラップを見てもらえればわかる通り、テンの3F目~ゴールまで同じようなハロンタイムが続くイーブンラップになるレースが多い。その点マルターズディオサは初勝利の時からずっと前半4Fが47秒台になるような淀みない流れで好走してる。ペースに対する適性はあると思うよ。
そして血統面。マルターズディオサの母方の祖母Maltese Diaaneは父がヌレイエフ系のSpinning World、母方の祖父がBlushing Groomと間に別の馬が噛んでいるとはいえヌレイエフ系×ブラッシンググルーム系と言う秋華賞と相性の良い配合を持っている。父は馬場が重くなっても苦にしないキズナだし、今年のように雨が残る可能性のある秋華賞で狙うにはうってつけの馬だと思うよ。
あとは
16パラスアテナ
かな。
この馬もカーネーションCをしまった流れで勝ち切っているし、ルーラーシップ産駒は今年2月の時計のかかる小倉1800~2000で大暴れした印象があるから「荒れ馬場の小回り2000m」は合うと思う。
他に熱い穴馬と言えば
8ソフトフルート
前走は後半5F全て11秒台が続く優秀な持続力ラップを4馬身差快勝という強い競馬。過去好走したレースを見る限り、後半に11秒台が頻繁に出てくるレースが多く持続的なスピードを生かすタイプだろうから雨は歓迎とは言えないけどポテンシャル的には引けはとらないと思う。
姉のミッドサマーフェアにはオークスで泣かされた思い出(※)があるだけにここで借りを返してほしいね(笑)。
※オークスで泣かされた思い出…下記リンク先参照。
3連単の端っこに。晴雨それぞれの「最大の惑星」は?
ここからは「馬券を買うか」と言われればギリギリのラインだけど、出来れば入れたいなって言う穴馬を「晴れ用」「雨用」1頭ずつ紹介するよ。
なるほど。ではまず「晴れ用」の馬からお願いします。
ディープインパクト産駒の
14オーマイダーリン
かな。この馬は1勝目、2勝目それぞれのレース。前後半のラップタイムが、
未勝利…前半4F47.5 後半4F47.8
1勝クラス…前半4F47.8 後半4F46.8
と両方前後半の差が大きくないイーブンラップでの勝利で秋華賞の適性には合う馬だと思う。
ローズS3着と言うのは2000年の秋華賞で大穴をあけたブゼンキャンドルと同じ、「トライアルで好走したのにさほど人気が上がらない」と言うのは美味しい穴パターンだと思う。
「晴れ用」とは言ったけど母はバリバリのドイツ血統だし荒れ馬場でもいいかもしれないね。
なるほど。では「雨用」の穴馬は?
フラワーC勝ちの
18アブレイズ
この馬は馬場の悪い京都と中山で2連勝したパワー型。特に2戦目のフラワーCは前半4F47.6、後半49.0という前傾ラップのタフな流れを2番手から押し切る濃い内容の競馬。
スタミナの削りあいになればその力を存分に発揮できると思うし、後半3Fが全て12秒台になるような消耗戦であれば要注意の存在だと思うよ。
印
◎13デアリングタクト
〇3マルターズディオサ
▲16パラスアテナ
△8ソフトフルート
☆14オーマイダーリン
☆18アブレイズ