【ウマ娘】初心者のウマ娘講座~第7話「祝福の名前」~【考察】

こんちわ~す。館山速人で~す。

今日は火曜日恒例の「競馬初心者のためのウマ娘講座」の第7回です。
第1回~第6回のブログは以下にリンクよりご確認ください。
第1回「トウカイテイオー」
第2回「譲れないから」
第3回「出会い」
第4回「TM対決」
第5回「無敗と連覇」

第6回「なんのために」

↓↓↓ウマ娘 プリティーダービーSeason2のご視聴はこちらから↓↓↓

第7話「祝福の名前」

1993年大阪杯

メジロマックイーンの骨折休養明け初戦に選ばれたのは阪神2000mで行われる大阪杯でした。

メジロマックイーンはこのレースを1年近い休養明けにもかかわらず、2着のナイスネイチャに5馬身の差をつけるレコード勝ち。完璧なカムバックを果たしました。

勝ちタイムの2.03.3は当時の阪神芝2000mのレコードタイム。
アニメの中でもそうですが、メジロマックイーンと言うと「スタミナに長けたステイヤー」として語られることが多いですが、京都芝2400mのレコードタイムを1.9秒更新するなどスピード能力も優れた馬でした。

ライスシャワー=ヒール

ミホノブルボンの三冠を阻止したことで「ヒール」となってしまったライスシャワー。
実際に当時のライスシャワーは「黒い刺客」と呼ばれそれこそ「敵役」というイメージがもたれる存在でした。

今の競馬ファンは「ひどい話だ」と思う方もいる方もいるかもしれません。
しかし、これについては当時は今とは少し状況が違うと言う事も考えておきたいところです。

ライスシャワーは茨城県にある美浦トレーニングセンターの所属、いわゆる「関東馬」と言われる馬でした。
それに対し、ミホノブルボンやメジロマックイーンは滋賀県の栗東トレーニングセンターに所属する「関西馬」でした。

昭和期後半、それこそシンボリルドルフが走っていたような時代は基本的には「関東馬の方が関西馬より強い」と言う時代が長らく続いていました。
それが1985年に栗東トレセンに坂路コースが設置されると関西馬達がみるみる力をつけ、その差を埋め、追い越したかという時期で、ある意味「関西VS関東」の意識が最も強かった時代、と考えることもできます。

また、当時は「全国の全レースをどの競馬場でも買える」と言う時代ではなく、例えば京都競馬場にいながら買える関東のレースは「全国発売」に指定された重賞競走のみと言う風に関西の競馬ファンにとっては関東馬が、関東の競馬ファンにとっては関西馬がなじみの薄い存在になるのは致し方ないことでした。

そんな時代に栗東所属のミホノブルボンによる歴史的偉業を阻んだ関東馬・ライスシャワーは関西の競馬ファンにとっては苦々しい存在だったのかもしれません。

ライスシャワーについては以前ブログでも取り上げたことがあるので、より詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
ただし、アニメ化がまだされていない部分の史実ネタバレが含まれているので注意してね😉。
(今気づいたけど、ライスシャワーのブログにある天皇賞の映像が前年のものになっていますね(;^_^A。後ほど修正します<(_ _)>。)

G2でライスシャワーに勝利したマチカネタンホイザ

こちらのレースに該当するのは1993年の目黒記念。
現在はダービーの日の最終レースとして実施されている目黒記念ですが、当時は2月に開催されており、天皇賞春へのステップレースと位置付けられていました。

このレースでマチカネタンホイザは好位から直線で開いた内側を上手くすくい、ライスシャワーに2馬身半差をつけ快勝しています。
今回記事を書くにあたりyoutubeでレース映像(多分非合法)を見たんですが、何だかんだ強いですね、マチカネタンホイザ(;^_^A。

ダイワスカーレットとウオッカの喧嘩

チームスピカのメンバーが「天皇賞春にライスシャワーが出ない」と言う話をしているとき、ダイワスカーレットとウオッカが何やら喧嘩をしています。
聞こえてくるワードは「出る出るサギ」やら「風邪ひいたとか言って」とか。

実はこの2頭。双方ともが「出走予定のG1を直前キャンセル」した経験があります。

ダイワスカーレットは2007年のオークスを感冒(風邪)で回避(なのでウオッカの言う「風邪」はこのことを指していると思われます)、ウオッカは同じ年のエリザベス女王杯を右関節跛行で当日になって出走を取り消しています。

こういう何気ない会話にも元ネタがある作りこみは感嘆しますね。

ライスシャワーの名前の由来

ライスシャワーの名前の由来はもちろん結婚式で行う儀式から来ています。

ライスシャワーの由来は諸説あり、「子宝に恵まれますように」や「食べるのに困らないように」などの意味があるそうです。

ミホノブルボン

菊花賞2着後のミホノブルボンは、その後の目標と定めていたジャパンカップを脚部不安のため回避。
翌年の復帰を目指していたが骨膜炎と骨折を立て続けに発症。長い休養に入っていました。

パーマー「中間テストどうする?」ヘリオス「逃げ!」パーマー「それな!」

良い子の皆さんは中間テストはちゃんと受験しましょう。

次で7度目!

実際の競馬でも1993年天皇賞春までにライスシャワーとマチカネタンホイザは6回対戦。それぞれの成績は、
1992年スプリングS 〇ライス4着VSマチカネ5着
1992年皐月賞 ライス8着VSマチカネ7着〇
1992年NHK杯 ライス8着VSマチカネ2着〇
1992年日本ダービー 〇ライス2着VSマチカネ4着
1992年菊花賞 〇ライス1着VSマチカネ3着
1993年目黒記念 ライス2着VSマチカネ1着〇
と対戦成績は3勝3敗の五分。
マチカネタンホイザのポテンシャルが高いことが分かりますね。

今回の主役はライスシャワー

と言う事で「ウマ娘 プリティーダービーSeason2」の第7話はライスシャワーの話が中心でした。
ライスシャワーに関しては以前のブログで語りつくした感があるのでそちらを見てもらえれば幸いですが……、
やっぱり俺っちの中では馬なり1ハロン劇場での「大記録がかかったレースになる度に天界から金棒をもって大記録をブレイクしに来る」ような傲岸不遜なイメージがあるんですよね(;^_^A。

ウマ娘で描かれたライスシャワーも好きなんですが、興味のある方はよしだみほ先生が描く「馬なり1ハロン劇場」という漫画も読んでみてください😉。
競馬の楽しみが増えると思いますよ。

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