【ウマ娘】競馬初心者のためのウマ娘講座~第9話「ストップウォッチ」~【考察】

こんちわ~す。館山速人で~す。

今日は「競馬初心者のためのウマ娘講座」の第9回です。
第1回~第8回のブログは以下にリンクよりご確認ください。
第1回「トウカイテイオー」
第2回「譲れないから」
第3回「出会い」
第4回「TM対決」
第5回「無敗と連覇」
第6回「なんのために」
第7回「祝福の名前」

第8回「ささやかな祈り」

スマホアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」も順調にスタートを切ったようで、普段あまり競馬の話をしないTwitterのフォロワーさんやフォローさせてもらっている方からもこのアプリの話題が聞けて嬉しく思っています。
是非、この機会にアニメの方も見て頂きたいです(^O^)/。

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第9話「ストップウォッチ」

(トウカイテイオーがライスシャワーに対して)いつか僕とも勝負してよね

トウカイテイオーが去った後にライスシャワーが突っ込んでいるように、この2頭は依然に一度対戦した経験があります。

そのレースとは92年の有馬記念。
このレースでこの2頭はライスシャワーが8着、トウカイテイオーが11着といずれも大敗しています。

トウカイテイオーにとっては1番人気で大敗した苦い思い出のレース。思い出したくなかったのかもしれませんね。

1993年日本ダービー

1993年のダービーはデビュー2戦目から鋭い末脚で4連勝を飾ったウイニングチケット、前年の朝日杯3歳Sを制したビワハヤヒデ、皐月賞を制したナリタタイシンが3強を形成し3頭の馬名の頭文字をとった「BNW対決」として注目を集めていました。

レースはスタート直後から南井克己騎手騎乗のマルチマックスが落馬する波乱のスタート。
シンザン記念の勝ち馬アンバーライオンが淀みない流れでレースを引っ張り、ビワハヤヒデとウイニングチケットはそれぞれ中団から。ナリタタイシンは後方からのレース。

4コーナー。ビワハヤヒデをはじめ各馬若干外目に膨れながらコーナーを回る中、内ピッタリを回ってきたウイニングチケットがその間隙をついて一気に先頭に並びかけます。
直線は先に抜け出したウイニングチケットを、再度内にもぐりこんだビワハヤヒデ、外から直線勝負にかけたナリタタイシンが追い込む形となり、残り200mからは完全にこの3頭に絞られます。

残り100m。内からビワハヤヒデがウイニングチケットを交わすかに見えましたが、そこからウイニングチケットが執念で粘りこみを図りそのままゴール。
見事第60代日本ダービー馬に輝きました。

ダービー、憧れのダービー!

ダービーに強いあこがれを示すウイニングチケット。
この描写はスマホアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」でも見られたものです。

これはウイニングチケットの主戦騎手・柴田政人騎手をオーバーラップさせた演出だと推察されます。

柴田政人騎手は、当時デビュー25年を超えるベテラン騎手で1988年には全国リーディングジョッキーにも輝くなど、押しも押されもせぬ関東のトップジョッキーの一人でした。

もちろんG1レースも数多く制しており、天皇賞、菊花賞、宝塚記念に有馬記念と数多くの大レースを制していましたが、日本ダービーだけは手が届かない状況でした。
日本ダービーに対するこだわりは「日本ダービーに勝てたら騎手を辞めても良い(くらいの気持ちで乗る)←なぜか、()内が削られて伝わると言うスポーツマスコミあるあるが起こりましたが(;^_^A」と公言するくらい強いものでした。
その執念をファンも後押ししたかったのか、このダービーでは実績では一番劣ると思われるウイニングチケットが1番人気になっています。

改めて映像を見ても、明らかに残り100m地点での勢いはビワハヤヒデの方が優勢のように映ります。
そこからウイニングチケットがさらにもうひと伸びしたのは柴田政人騎手の執念が乗り移った結果なのかなと思います。
このことは柴田政人騎手が勝利騎手インタビューで語った「世界のホースマンに60回のダービーを勝った柴田ですと伝えたい。」
という言葉に集約されると思います。

この年のダービーのメンバー

この項目はあまり競馬初心者向けの内容ではないのですが、
この年のダービーは、ガレオン、マイシンザン、ステージチャンプ、サクラチトセオーにドージマムテキとオールド競馬ファンが涙を出して喜ぶような個性的なメンバーが揃っていました。
個人的にはこのあたりの馬たちもウマ娘に出してほしいですけどねぇ~。

特にサクラチトセオーは1995年の天皇賞秋で見せた差しきりは鮮やかなので是非見てほしいレースです(`・ω・´)b。

1993年の安田記念

イクノディクタスが2着に来たG1が春のマイル王を決めるレース、安田記念です。

このレースは、前年の桜花賞馬でウマ娘プリティーダービーにも登場するニシノフラワー、前年の安田記念を制したヤマニンゼファー、前年のマイルCS(秋のマイル王を決めるレース)で2着だったシンコウラブリイなど強豪がそろったレースで、イクノディクタスは単勝109.6倍の14番人気でした。

ところが、レースになるとイクノディクタスはその低評価を覆す走りを披露。
ヤマニンゼファーにこそ及びませんでしたが、内目の馬群を縫うように伸びて2着と、メンバーを考えると大健闘だったと言えるのではないでしょうか。

ターボさんが次に出られそうなレースは七夕賞ですかね。

ついにツインターボの快進撃が始まる……。
Coming soon……

トウカイテイオー3度目の骨折

トウカイテイオー3度目の骨折は左前トウ骨の剥離骨折。宝塚記念が行われる10日前の事でした。

その当時の空気感はまだ子供だった私には知る由もありません。
しかし、一般論で考えると古馬に入って2シーズン目での骨折。強い馬には「無事に引退して子孫を残す」という重大な仕事も残っているため、そこでの骨折であれば、トウカイテイオーが勝てる勝てないにかかわらず「引退」という選択肢も、当然視野に入ってきます。
「もう復帰はムリなのかなぁ」と考えるファンの考えは決して間違ったものではないように思いますし、そういった空気感が流れることもある程度理解できる気がします。

1993年の宝塚記念

トウカイテイオーは残念ながらテレビ観戦となってしまった宝塚記念。
このレースは雨が降った影響で、3着だったオースミロッチを除く全馬が内ラチから距離をあけて外を回る展開。

雨で水分を含んだ馬場と常に外側を走ることにより距離ロスでスタミナやパワーを消耗する展開になり、逃げたメジロパーマーや、それを早めに捕まえに行こうとしたニシノフラワーは早々に失速。
そんな中メジロマックイーンに脚色は最後の最後まで衰えることなく、後方で脚を溜めていたイクノディクタスの追撃を振り切り宝塚記念初制覇。

メジロ軍団はこの勝利で1991年のメジロライアン、1992年のメジロパーマーに続く1987年生まれの同期3頭による3連覇。
メジロファミリーにとってはまさに「時代の栄華」を極めた瞬間と言っても過言ではないでしょう。

落ち込むトウカイテイオー

物語の後半は、史実に沿った展開と言うより、ウマ娘としての「トウカイテイオーの内面」が描かれたものになりました。
この辺りはいい年したおっさんでもちょっと泣きそうになりましたね。

さて、物語もいよいよ佳境、クライマックスが近づいてきました。
競馬ファンであればこの後トウカイテイオーにどんな運命が待ち受けているかほとんどの方は知っているでしょう。
俺っちもそんな競馬ファンの一人として、競馬に触れたことがないウマ娘の方に言いたいことがあります。

次回、次々回、絶対泣けます。絶対泣きます。
どうかお見逃しの内容に!!

そして、「ウマ娘、ゲームはやってるけどアニメは見てない」って人は是非この機会にU-NEXTで見てください!
大事なことなのでもう1回言います。「U-NEXTで」見てください!!

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