【競馬予想】伝説とは言わないまでも【京成杯】

こんちわ~す、館山速人でーす。

アシスタントの大澄晴香です。
今日も今日とて競馬予想。
このブログでは日曜日の中山メイン京成杯を予想します。

2010年には日本ダービー馬エイシンフラッシュが勝利しています。今年もダービーを勝てそうな馬はいますでしょうか?

うーん。現時点では「ダービーを勝てそう」って言うイメージの馬はいないかな?
ただ、エイシンフラッシュに関してもこの段階では「ダービーを勝てる」と言うイメージはあまりなかった。
「ダービーを勝つ馬」って言うのは3月あたりに一気に成長する馬も多いし、今後のことは正直分からない。
でも伸びしろ次第では「ダービーに届くかも」と言うくらい期待している馬は2頭ほどいるよ。

なるほど。
では早速予想に入っていきましょうか。

過去5年勝ち時計&ラップタイム

傾向①ラップ⇒後傾・持続力・パワー型のラップ構成

ラップ傾向は「後傾・持続力・パワー型」と言えそうです。

過去5年で前半1000mと後半1000mで前半の方が速い前傾ラップになったのはただ一度だけ。基本的には後傾ラップと考えても良さそうです。
脚質的には2019年と2021年に4角順位①と②の馬のワン・ツーで決まっており、基本的には前有利のレースと考えて良さそうです。

傾向②種牡馬⇒キングカメハメハ系、ヨーロッパ系種牡馬に注目。ディープインパクトは父より母父が◎。

種牡馬で注目したいのが「キングカメハメハ系・ヨーロッパ系・母父ディープインパクト」の3パターンに注目です。

キングカメハメハ系は勝利こそありませんが、ここ6年のうち5年で「父か母がキングカメハメハ系」の馬が連対しています。
単系の馬券では信頼度が落ちますが、連軸としての信頼度は高そうです。
今年の該当馬は父キングカメハメハ系が14ホウオウプレミア(父ロードカナロア)、母キングカメハメハ系が12サンストックトン(母父キングカメハメハ系)、16テラフォーミング(母父ルーラーシップ)の3頭です。

ヨーロッパ系種牡馬はその中でもハービンジャー産駒バゴ産駒に注目です。
ハービンジャー産駒は過去10年で2勝。単勝回収率が184%、複勝回収率が108%とどちらも100%を超えています。
一方のバゴ産駒は過去10年で2頭が出走して1勝2着1回と母数が少ないとはいえ連対率は100%。相性は抜群です。
今年はバゴ産駒の出走はありませんが、ハービンジャー産駒は5アライバル15ロジハービンの2頭が出走を予定しています。

リーディングサイアー・ディープインパクト産駒は通算成績【1/0/2/9】。単勝回収率は37%と決して高くはありません。
しかし、母父ディープインパクトは2019年に1着~3着を独占しています。過去に母父ディープインパクトはこの3頭しか出走した経験がないため、複勝率は100%。今後は好成績を残す馬も増えてきそうです。
今年は5アライバルが出走を予定しています。

傾向③開催傾向⇒ヘイルトゥリーズン系とキングカメハメハ系以外ほとんど来ていない

年が明けてから4日間の開催で行われた中山芝18レースの馬券圏内に入った54頭の父馬を見ると極端な傾向があることが分かります。

  • ヘイルトゥリーズン系33頭(うちサンデーサイレンス系26頭、ロベルト系7頭)
  • ミスタープロスペクター系19頭(うちキングカメハメハ系17頭、キングマンボ系1頭、その他1頭)
  • ノーザンダンサー系2頭

このようにサンデーサイレンス系とキングカメハメハ系に極端に偏っている(割合にして79.6%)ことが分かります。
一方で、ヘイルトゥリーズン系とキングマンボ系(キングカメハメハ系含む)を除くと3頭と全体の5%弱しかおりません。
先述の「ヨーロッパ系種牡馬を狙え」と矛盾する部分もありますが、今開催の傾向としてはサンデーサイレンス系とキングカメハメハ系を集中的に狙う方が良さそうです。

傾向④騎手⇒素直に行くならルメール・戸崎、少しひねるなら藤岡佑介と菅原明良

過去3年(2019.1.5~2022.1.10)の中山芝2000mの騎手成績を見てみると、成績が良いのはルメール騎手と戸崎圭太騎手。
ルメール騎手は17勝と今回京成杯に騎乗する騎手の中では圧倒的な勝利数を誇り、複勝率も50%を超えています。
戸崎圭太騎手は勝利数は6勝とルメール騎手と比べると少なめですが、2着15回、3着11回と馬券圏内に来る可能性は高く、複勝回収率も100%を超えています。
今回二人が騎乗するのはルメール騎手が5アライバル、戸崎圭太騎手が15ロジハービンに騎乗予定です。

回収率ベースで見ると、注目すべきは藤岡佑介騎手と菅原明良騎手。
藤岡佑介騎手は騎乗数こそ7と少ないですが【2/1/0/4】と馬券圏内に3度入っており、単勝回収率は218%と200%を超えています。
菅原明良騎手は2019年3月のデビューながら、複勝率は30%超え。回収率は単勝169%、複勝200%といずれも高い水準です。
今年の京成杯は、藤岡佑介騎手が4ヴェールランス、菅原明良騎手は10オニャンコポンに騎乗します。

同じ新馬戦でデビューした2頭を軸に

では早速速人さんの本命馬を教えてください。

今回は4ヴェールランス11テンダンスの2頭軸で勝負したい。

その2頭はいずれも中京芝2000mの同じレースでデビューしてますね。

そうだね。まず大前提として、基本的に2歳~3歳前半の2000m重賞は加速力よりも持続力や耐久力が必要になってくるレースが多い
この京成杯もそうだけど、後半5Fのハロンタイム中最速は2021年の11.3。最高速はそれほど必要がないと言え、その分同じようなハロンタイムをずっと続けるような耐久力が必要になってくる。

具体的には10オニャンコポンのように、
12.9-11.7-13.4-12.9-13.3-12.7-12.8-12.2-11.2-11.1
13.2-12.1-12.5-12.8-12.9-12.6-12.8-11.2-11.0-11.6
みたいなスロー⇒上がり3Fの最高速勝負と言うレースで勝ってきた馬は一番軽視したいタイプ。

耐久力と言う観点で見ると、4ヴェールランスが勝った新馬戦は 13.2-11.4-13.2-13.1-12.1-11.7-11.7-11.7-11.8-11.9 と前半こそスローなものの残り1200mから一気にペースが上がりラスト1000mは11.7~11.9のハロンタイムをずっと維持している優秀な耐久力ラップ。

このように「2000m以上の新馬戦でラスト5F全て11秒台」と言う新馬戦はかなりのレアケース。このラップ構成で新馬戦を勝利した代表的な馬がダイワスカーレットでこの馬の新馬戦は 12.8-11.9-13.4-13.8-13.6-11.8-11.8-11.6-11.6-11.8 と言うラップ。このレースを3角先頭から押し切ったダイワスカーレットは後に有馬記念を制するなどG1・4勝。2着に敗れたとはいえ秋の天皇賞では前半1000m58.7ペースで逃げながらゴール前で差し替えす驚愕の内容でレコード決着の2着。類まれな耐久力を見せつけた。

4ヴェールランス11テンダンスは2頭ともこの新馬戦である程度前目の位置で競馬しており、自分でペース、つまりある程度耐久力ラップを作る競馬をしている。ダイワスカーレットほど……、とまでは言わないけれど、この2頭も優秀な耐久力を持っていると言えると思う。今回のメンバーなら自信をもって推せる2頭だよ。

もし来たらローズキングダムとヴィクトワールピサのワン・ツーで決まった新馬戦や、アンライバルド・ブエナビスタ・リーチザクラウン・スリーロールスが出走した新馬戦のように「伝説」と呼ばれるかもしれませんね。

そこまで大層にしなくても良いけど、レベルの高い新馬戦であったことは間違いないと思うよ。

相手はいかがしましょうか?

5アライバル15ロジハービンは血統・騎手両方ともに京成杯、もしくは中山芝2000m相性が良い。特に15ロジハービンは未勝利戦勝ちが耐久力ラップと言えるレースだからラップ的にも向いていそうなイメージがある。

大穴なら6ルークスヘリオス。未勝利戦勝ちのラップは 12.6-11.4-11.8-12.3-12.2-12.0-12.0-12.2-12.2-13.0 と中盤に12秒台後半がない緩みのない耐久力ラップ。父エイシンフラッシュはキングカメハメハと同じキングマンボ系だし、血統的にも決して悪くない。

◎4ヴェールランス

◎11テンダンス

△5アライバル

△6ルークスヘリオス

△15ロジハービン

推奨買い目

単勝:4,11 各1300円

馬連:4-11 600円

ワイド:4-11 1800円

3連複(2頭軸流し):4,11-5,6,15 各100円

3連単(フォーメーション):4,11⇒4,11⇒5,6,15 各100円