【競馬予想】芝1600m以上の2歳戦で上がり4F45秒台で勝った馬は強い理論①【クイーンカップ】

こんちわ~す、館山速人でーす。

アシスタントの大澄晴香です。
今日も今日とて競馬予想。
このブログでは土曜日の東京メインクイーンカップを予想していきます。

このレースは簡単。
馬連6-9で決まりだよ。

なぜですか?

クイーンの曲にあるだろ。
”We will we will 6-9🎵”
って。

それ去年のブログでも同じこと言ってたやんけ( `ー´)ノ。
そんで、本当に6-9で決まってるのに買ってないし……。

そうだったっけか⁉
まぁ、でも今年は逃げ残りもあるんじゃない?

おやまた新説ですね。
どうしてですか?

クイーンも言ってるだろ。
「(行った)ママーーーーーーー」って。

さぁ、アホなこと言ってないで、
真面目に予想していきますよ。

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過去5年勝ち時計&ラップタイム

傾向①ラップ⇒前傾・加速力・スピードラップ

クイーンカップのラップ傾向の特徴は「前傾・加速力・スピード」型と言えそうです。

特に顕著なのが「前傾」の部分で、過去5年中4年が「スタート200m~400m、400m~600m部分がともに11秒台前半」と言うラップ構成になっています。

このように「前傾」の要因となるのが出走馬の経歴ではないかと考えられます。
クイーンカップは牝馬限定戦(=1冠目が1600mの桜花賞)と言う事もあってか1600mよりも短い距離で勝ち上がってきた馬の出走が多く、逃げる馬も1200~1600を使ってきた馬である確率が高くなります。
ゆえに、「溜め逃げ」するタイプよりガンガン行くタイプの逃げ馬が先手を取る可能性が高まり、前半から緩みのないペースを演出しているのではないでしょうか?

なるほど。では今年のメンバーではどうでしょうか?

今年は1600m未満のレースで勝利経験がある馬が3頭だけ。例年よりやや少なめと言える頭数になっています。
そのため、クロノジェネシスが勝った年に近い上がり勝負になる可能性も高そうです。

傾向②血統⇒クロフネがとにかく強い

このレースはとにかく「クロフネの血が入った馬」が強いことで知られています。
父がクロフネと言う馬は過去10年【0/2/1/3】と勝利こそありませんが、複勝率は50%、複勝回収率も111%と100を超えており軸馬として高い信頼度があることを示しています。
母父に入ると過去10年【2/1/0/2】と複勝率はさらに増し、回収率も単勝が100%、複勝が118%といずれも100%を超えています。
また、2020年の勝ち馬ミヤマザクラは母がクロフネの妹と言う血統でこの馬も含めると回収率はさらに上がります。
とにもかくにもこのレースは「クロフネとかかわりのある血統」は押さえておくと言うのが鉄則と言えると思います。

東京芝1600m全体の傾向としてはいかがでしょうか?

今回出走が予定されている馬の父馬の中ではやはりディープインパクトの愛称が良いと言えそうです。
過去5年(2017.1.28~2022.2.6)の東京芝1600mの種牡馬成績を見ると、ディープインパクト産駒は勝率15.8%。この数字は今回の出走予定馬の父馬の中では2位のハーツクライ(10.6%)に5%以上の差をつける圧倒的な数字です。
単勝の回収率も104%と100%を超えており、馬券的にも信頼が出来る数字になっています。

傾向③騎手⇒順当にルメール・デムーロ・横山武史あたりは買い

同じように過去5年(2017.1.28~2022.2.6)の東京芝1600mの騎手成績を調べてみると、やはりと言うべきかルメール騎手の好調ぶりが目立ちます。
勝率29.8%、連対率47.4%、複勝率59.5%と10回に3回は勝ち、10回に6回は3着以内に入ると言う抜群の信頼感を誇っています。
ただし、回収率を見ると単勝、複勝いずれも100%を超えておらず馬券的妙味はそれほどなさそうです。この複勝率で複勝回収率100%超えないってのもある意味ルメール騎手の凄さを物語っている気がしますが(;^_^A。

回収率ベースで見た時におすすめのジョッキーはいますか?

デムーロ騎手、横山武史騎手、池添謙一騎手あたりはおすすめです。

デムーロ騎手は今回クイーンカップに騎乗を予定している機種では過去5年の東京芝1600mの勝率第2位、単勝回収率は114%と100%を超えています。複勝率も33.3%と水準以上の数字なので、信頼できる騎手だと思います。

横山武史騎手は回収率の数字が良く、単勝回収率が193%、複勝回収率が105%といずれも100%を超えています。
勝利数9勝、馬券圏内に入った回数21回と母数もそれなりにあり、1頭の馬で大穴開けた数字が回収率を上振れさせていると言う心配もなさそうなのでデータとしての信用度もあると思います。

池添謙一騎手は騎乗回数が34回と少ないですが、その中で5勝を挙げており、過去5年の東京芝1600mの勝率は今回クイーンカップに騎乗する騎手の中で第3位の数字です。
単勝回収率も167%と高く、このコースを得手としていると見ても良いでしょう。

傾向④枠順⇒なぜか3枠と8枠の数字が極端に良い

過去10年のクイーンカップの枠番別成績を見てみると、3枠が5勝、8枠が3勝とこの2つの枠に入った馬が圧倒的な数字をおさめていることが分かります。
過去5年の東京芝1600mの枠番別成績を見ても、勝率1位が3枠、2位が8枠なので傾向に則っているとは言えるでしょう。

ただ、「7枠と8枠」や「1枠~3枠」ならば一貫性がありデータとして信頼できると思うのですが、「3枠と8枠」となるとやや一貫性に欠けるのではないかと個人的には思っています。
「データ」と言うより「オカルト」に近いのかもしれませんね。

傾向⑤前走⇒2000mからの距離短縮組は〇、距離延長組と前走1800m組は×

過去10年のクイーンカップ勝ち馬の前走を見てみると、
阪神ジュベナイルフィリーズ 3勝
フェアリーステークス 2勝
ひいらぎ賞 1勝
百日草特別 1勝
赤松賞 1勝
京都2歳ステークス 1勝
エリカ賞 1勝
となっており、2015年のキャットコイン(前走:ひいらぎ賞1着)と2020年のアカイトリノムスメ(前走:赤松賞1着)以外の8頭は「前走が重賞」もしくは「前走が2000m」のいずれか一つには必ず当てはまると言うことが分かります。
アタマで狙うならこのいずれかに当てはまる馬を買うべきと言えそうです。

逆に前走条件であまり狙いたくないのが「前走1600m or 2000m以外の馬」。
これに当てはまる馬の成績は【0/1/1/27】と極端に成績が悪くなります。

まとめ

以上の傾向を明文化して、以下のようにまとめてみました。
傾向①ラップ
ラスト3Fに11秒台前半のハロンタイムが2F以上あり、且つ以下の条件を満たすレースで勝利経験がある
 前半4Fが47.9以内⇒◎
 前半4Fが48.0~48.9⇒〇
 前半4Fが49.0~49.9⇒△
傾向②血統
父、もしくは母父がクロフネ⇒◎
父がディープインパクト⇒〇
傾向③騎手
ルメール、デムーロ、横山武史、池添謙一⇒〇
傾向④枠順
3枠、8枠⇒〇
傾向⑤前走
芝1600mの重賞or2000m⇒〇
芝1600m、芝2000m以外のレース⇒×

これを表に当てはめると以下のようになります。

このデータは絶対!もう一度モカフラワーを信じる!!

では、以上の傾向を踏まえて速人さんの本命はどの馬でしょう?

ずばり、8モカフラワーだよ。

もうこれは何度も言ってるけど、
東京芝1600m以上の2歳戦で上がり4F45秒台が出るレースを勝った馬は出世する」と言う濃いデータがある。

参考資料 TARGET frontier JV Ver6.00 Rev005

上のデータは過去に「東京芝1600m以上の2歳戦で上がり4F45秒台が出るレースを勝った馬」の一覧。
これを見ると2020年以前にこの条件に該当した8頭のうち、7頭が重賞勝ち馬、5頭がG1ホースまで出世している。

去年の2歳勢でも、ジオグリフはその後札幌2歳ステークスを勝っているし、イクイノックスは今年のクラシックにおける最有力候補の1頭に名を連ねている。8モカフラワーの将来は約束されたようなものと言えるだろうね。

さらに言えば、デビュー戦で2着に負かしたインダストリアはその後、未勝利⇒ジュニアカップと2連勝。ジュニアカップでの豪快な差しきりはNHKマイルカップなどG1も意識できる勝ちっぷりをしたことから新馬戦のレベルの高さもうかがえる。
傾向からはそこまでクイーンカップの適性があると言うわけではないけれど、ここはポテンシャルで凌駕出来ると思っているよ。

対抗は阪神ジュベナイルフィリーズでも高評価をしたスタティスティクス

では相手はどの馬でしょうか?

相手筆頭で面白いなと思うのが15スタティスティクス

この馬は阪神ジュベナイルフィリーズでも高評価されていましたよね。

ナミュールに次ぐ2番手評価をしていたね。
その根拠はこの馬が勝ちあがった未勝利戦のラスト1Fのラップ
昨年の秋の阪神開催、芝のレースはパワーを要する傾向が強く、残り400m~200mのハロンタイムと比べて残り200m~ゴールまでのハロンタイムがガクっと落ちるケースが多かった。
そんな中15スタティスティクス
12.8-10.8-11.4-11.6-12.2-12.3-12.2-11.8-11.9
と道中にあまり緩みのないラップながら残り400m~200mと比較した残り200m~ゴールまでのハロンタイムの落ちは0.1秒しかなかった。これはこの馬の優秀なパワーを示唆している数字だと思うよ。(詳細は昨年の阪神ジュベナイルフィリーズの予想ブログを参照)
ここで穴を開けなくてもいつかは大きいレースで穴をあける馬だと思うから覚えておいた方が良いと思う。

クイーンカップの過去傾向に当てはまりそうなのはスターズオンアース

なんかここまで前半の傾向分析をガン無視してる気がしますが……。

傾向分析の結果的には人気だけど9スターズオンアースが有力かな。

この馬は未勝利勝ちが
12.4-11.4-12.0-12.1-12.5-12.4-11.4-11.3-11.8
と言う「ラスト3Fで一気にペースが上がる」切れ味・加速力が物を言うレースで勝っている一方で、前走フェアリーステークス2着時のラップが
12.4-11.3-11.8-12.1-12.3-11.8-11.6-11.9
と言う緩急の少ないレースでも結果を出している。
ペースの読みにくいクイーンカップでこれは大きな武器だと思う。
どんな展開でも安定して上位に来れるんじゃないかな?

◎8モカフラワー

〇15スタティスティクス

▲9スターズオンアース

△4ラリュエル

△11コントディヴェール

△16スマイルアップ

推奨買い目

単勝:8 800円

複勝:15 500円

ワイド(流し):8-9,15 各800円

3連複(フォーメーション):8,9,15-8,9,15-4,8,9,11,15,16 各100円

3連単(BOX):8,9,15 各100円