【競馬】アグネスフライトとナリタトップロードを差しきっちゃう2勝クラスの馬【京都記念】

こんちわ~す、館山速人でーす。

アシスタントの大澄晴香です。
今日も今日とて競馬予想。
このブログでは日曜日の阪神メイン京都記念を予想していきます。

このレースには天皇賞秋、ジャパンカップともに4着と惜しい競馬だったサンレイポケットが参戦します。
ここはしっかりと春の足掛かりに勝っておきたいと言ったところでしょうか?

うーん。どうだろう。何となくどこのメンバーで走っても4着になりそうな気も………。

いやいや、G1で4着だったらG2になればさらに上の着順って考えるのが普通だと思うんですが……。

この馬、父ジャングルポケットだからトニービン系だよね。
トニービンのイメージって「レースの格は変わっても着順は変わらない」と言う馬が多いイメージだからねぇ~。
どこで走っても3着のロイスアンドロイスとか、どこで走っても2着のフェリシタルとか。

古っ!!
誰がロイスアンドロイスとかフェリシタルとか分かるねん( `ー´)ノ。

そう思ってたら900万(現2勝クラス)で2着続きだったマックロウがいきなりナリタトップロードとかアグネスフライトと言ったクラシックホースをまとめて差しきったりもするんだからね。トニービンは本当に「格」が変わろうと着順が変わらないイメージ。

2001年の京都記念ですね。

そうそう。いや、あれはびっくりしたね。
ハンデ戦ならともかく、別定戦で、2勝クラスの馬がダービー馬と菊花賞馬を差しきっちゃうんだからね。
トニービンの恐ろしさを目の当たりにしたレースだったよ。

それで「なんやナリタトップロード全然あかんやんけ」って思ってたら、次の阪神大賞典は8馬身差圧勝するんだから、これもまた別の意味で度肝抜かれたよ。

さて、思い出話もこれくらいにして、
早速予想に入っていきましょう。

過去5年勝ち時計&ラップタイム(阪神芝2200mオープン)

傾向①ラップ⇒長距離戦らしい持続力ラップ。開幕週なのでスピードに寄る可能性が高い。

2000mを超える距離は基本的に残り1400mあたりからジワジワと少しずつペースが上がっていく傾向にあります。
阪神芝2200mのオープン以上のレースもその一般的な傾向と変わらず少しずつギアを上げていくイメージの持続型ラップになっています。

また、阪神芝2200mのオープンレースとして代表的な宝塚記念は梅雨時期の開催最終週に行われるため馬場が若干あれていることが多く、これが全体の時計をやや遅くしていると言う可能性は高そうです。
一昨年までこの時期の阪神芝2200mで行われていた3勝クラスのレース、尼崎Sの上がり3Fの平均ラップは 11.6-11.5-11.8 とオープン全体の平均よりも3Fとも速い数字が出ています。
開幕週で行われる今年のレースは上記のグラフで言うとやや下にずれ込む=時計が速くなると予想されます。

なので、今回の京都記念で狙うべきは「持続力スピード型」と言えそうです。

傾向②血統⇒阪神芝2200mはやはり庭⁉ゴールドシップ産駒が好調。

過去5年(2017.2.25~2021.12.12)の阪神芝2200mの種牡馬成績を見ると、勝利数1位は12勝のディープインパクト。ただし、勝率12.2%、複勝率30.6%と極端に高いと言うわけでもありませんし、回収率は単勝63%、複勝64%といずれも単勝・複勝の還元率である80%を下回っています。
決してネガティブ要因ではありませんが、積極的に買いたいと言うほどではないと言うのが個人的な印象です。

回収率を見ると高いのがゴールドシップ産駒で単勝は98%、複勝は100%といずれも高水準と言える数字を出しています。
通算成績も【2/0/2/3】と複勝率が50%を超えており、母数は少ないながらも相性の良いコースと言えそうです。
さすがに宝塚記念2連覇しただけのことはありますね。

傾向③騎手⇒デムーロが驚異の複勝率70%超え!アカイイトの幸、若手で注目の坂井瑠星。

過去5年(2017.2.25~2021.12.12)の阪神芝2200m騎手成績を見ると、特に目を見張る成績を残しているのがデムーロ騎手。単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えていますし、何と言っても複勝率が73.3%と驚異の7割超え!!
これだけの数字はルメール騎手でもなかなか見ることは出来ませんし、信頼度はかなりのものと言えるのではないでしょうか?

それ以外に気になるのは幸英明騎手と坂井瑠星騎手。

幸英明騎手は阪神芝2200mの回収率が極めて高く、単勝が883%、複勝が320%。これは昨年のエリザベス女王杯で勝ったアカイイトが数字を跳ね上げていると言う見方もできます。しかし、勝率・複勝率ベースで見ても、勝率19.2%、複勝率30.8%と特に勝率で水準よりかなり高い数字を残しています。なので、幸騎手自体このコースを得意としていると考えても良さそうです。

坂井瑠星騎手は騎乗機会こそ9回と少ないですが【2/1/1/5】と複勝率44.4%を記録しています。
坂井瑠星騎手はまだ今年で7年目のジョッキーであり、馬の質もデムーロ騎手ほどは揃っていないと思われる中でこの数字を残せたのはかなり優秀と言えるのではないでしょうか。

傾向④枠順⇒比較的内枠が有利

以下は過去5年(2017.2.25~2021.12.12)の阪神芝2200m枠順別成績です。

参考資料 TARGET frontier JV Ver6.00 Rev005

これを見ると、勝率、連対率のトップスリーが2枠~4枠、複勝率のトップスリーが1枠~3枠で占められており、若干ではありますが内枠有利と言う傾向が見られます。
これは小頭数が多いため内にいても捌きやすいと言う面があるのかもしれませんね。

まとめ

上記傾向をまとめると以下のようになります。
傾向①ラップ
〇の目安
・2000m以上
・6F以上12.4以内のラップが持続するレース(5Fなら△)
・残り200mくらいまでジワジワと均等にペースが上がっている
・11秒台のラップが3F以上
⇒これらを全て満たすレースで勝利経験
傾向②血統
ゴールドシップ産駒⇒〇
傾向③騎手
デムーロ騎手騎乗馬⇒◎
幸騎手、坂井瑠星騎手騎乗馬⇒〇
傾向④枠順
2枠、3枠⇒〇
1枠、4枠⇒△

これらを今回の出走馬に当てはめるとこうなります。

帯に短し襷に長しと言う感じの馬が多い

では、上記傾向を踏まえた上でどの馬を中心に買いましょうか?

うーん。ここは結構難解なレースな気がする。
「帯に短し襷に長し」じゃないけれど、相手候補としては買いたいけど、軸にするにはいささか心もとないなって馬が揃った印象。
だから、中心となる馬を何頭か選んでそこのBOX買いで勝負したいって感じかな。

ではその中心視したい3頭はどの馬でしょうか?

5サンレイポケット
6ユーバーレーベン
8ラーゴム

の3頭だね。

5サンレイポケットはこのメンバーの中では持続力はナンバーワンだと思う。
それを裏付けるのが、少し古い話になるけど2020年の中京スポニチ賞。このレースはラップタイムが、
12.8-10.9-12.6-12.3-12.2-11.9-11.7-11.6-11.5-12.3
と言う典型的持続力スピード型のラップ構成。今回の条件には最もフィットするイメージが出来るラップだし、今回のメンバーでここまで理想的なラップを刻んでいる馬は他にいない。

前半で述べたように「勝ち切れるか」と言われたら微妙なところだけど、3着以内に来る可能性は非常に高いんじゃないかなと思うよ。

6ユーバーレーベンは何と言っても騎手と種牡馬の相性の良さ

傾向のところでも述べた通り、このコースとデムーロ騎手の相性の良さは複勝率73.3%と群を抜いているし、ゴールドシップ産駒も複勝率が50%を超えている。
騎手と種牡馬、両方が複勝率50%を超えているのであればもう何も考えずに本命で良いくらいだと思うよ。

6ユーバーレーベン自身についてはどうでしょう?

オークスのラップ構成を見ると、
12.5-11.1-11.8-12.3-12.2-12.6-12.6-12.4-12.1-11.3-11.7-11.9
残り600mから一気にペースが上がっていることから持続力ラップと言うより、加速力ラップに近いイメージ。
実績の上では持続力ラップに適性があるかは微妙なところ。

とは言え、ゴールドシップ産駒は阪神芝2200mだけでなく長距離でも実績を積んでいる種牡馬だから「加速力>持続力」ってことはなさそうだし、通用する下地は大いにある。
それに何と言ってもオークス馬だからね。クラシックホースの地力に期待したいところだね。

8ラーゴムは2走前のアンドロメダステークスのラップ構成に好感が持てる。

そのアンドロメダステークスのラップ構成は
12.7-11.5-12.5-12.5-11.9-11.7-11.5-11.4-11.6-12.5
と残り1200mからジワジワとラップを上げていく感じは2000mを超える長距離の持続戦に適していそうなイメージがあるし、5F11秒台が続いている点も開幕週の速い芝を考えればかなりの好材料と言えると思う。

これでラスト1Fがせめて12秒台前半だったらこの馬軸で勝っても良いんだけど、その点だけは気にかかる。
とは言え、昨年秋の阪神開催はこんな風にラスト1Fでガクっとラップタイムが落ちるレースも多かったから馬場の影響が大きいとも言える。
ある意味ではここが試金石と言えるのかもしれないね。

上位人気の牝馬2頭について

傾向①で〇がついている2マリアエレーナはどうなんでしょう?

この馬は生涯収支マイナス1億円君が本命にしてるクロフネ産駒の中長距離重賞が限りなく悪いのが気になる。

クロフネ産駒の芝2000m以上の重賞成績は【1/8/8/112】。
勝率が0.8%で単勝回収率が2%と言う惨憺たる数字。去年の札幌記念でソダシがやっとこさ初勝利を挙げたほどなので、相性的には悪いと言わざるを得ない。

確かにクロフネ産駒と言えば、スリープレスナイトやカレンチャンと言ったスプリンターや、ホエールキャプチャやアエロリットのようなマイラーが目立ちますもんね。

決してクロフネ産駒が短距離馬しか出さない血統ってことはないんだけどね。
昔はダービーで好走したブラックシェルや札幌日経オープンや万葉ステークスを逃げ切ったゴールデンハインド、2000を超える距離で3勝クラスを2勝したエーシンミラージュとかいたんだけど、ブラックシェルはともかく他の馬は重賞では頭打ちの感じだったんだ。

これが逆に嫌な感じと言うか「突然変異的に長距離をこなすマリアエレーナが出てきた」ならクロフネの長距離適性も「未知数」ってことになるかもしれないけど、中長距離こなせそうな馬が何頭かいてそれが重賞では通用しなかったと言うのを考えると「クロフネ産駒の長距離馬はオープン特別くらいで頭打ちになる」と言う結論が出てしまう。
だから、買うとしたら押さえ程度で軸にはしたくないイメージかな。

母にジェンティルドンナを持つ良血馬9ジェラルディーナはどうでしょう?

この馬はどうしてもレイパパレと印象がダブるよね。だからこそ2200mと言う距離に一抹の不安を感じる。レイパパレは2200mになった途端にパフォーマンスがガクンと落ちたから。

でもレイパパレとジェラルディーナは血統も違いますし、同じように2200mを苦にするとは言い切れないのでは?

勝った時のラップ構成も微妙に似ているんだよね。
レイパパレが3勝クラスの大原ステークスを勝った時のラップが
12.8-11.4-11.6-11.9-11.9-11.7-11.6-11.4-12.0
ジェラルディーナが3勝クラスの西宮ステークスを勝った時のラップが
12.9-11.7-12.0-12.1-11.8-11.4-11.1-11.3-11.8
どちらも早めからジワジワとペースが上がる持続力スピードラップ。

持続力スピード型ならこのレースにピッタリでは?

俺っちもそう思ってレイパパレを宝塚記念で本命にしたんだけど、結果はクロノジェネシスはおろか、逃げたユニコーンライオンを捕まえきれずに3着。大阪杯で見せた強さは影をひそめてしまった。
やっぱり、持続力スピード型と言っても2000mまでのそれと2000mを超える距離でのそれは違うと言うのが俺っちの結論だよ。2200m以上だと1800mよりもっと極端にペースが落ちることが多いし使う脚も距離が延びる分必然的に長くなるしね。

◎5サンレイポケット

◎6ユーバーレーベン

◎8ラーゴム

△1タガノディアマンテ

△2マリアエレーナ

推奨買い目

ワイド(BOX):5,6,8 各300円

3連複(フォーメーション):5,6,8-5,6,8-1,2,5,6,8 各100円

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