【競馬予想】まだ間に合います【青葉賞】

こんにちは!館山速人です。よろよろです~。

アシスタントの大澄晴香です。
今日も今日とて競馬予想。
このブログでは土曜日の東京メインレース、青葉賞を予想していきます。

ユタカタケさんへ

競馬ファンの財布を傷つけるレースが相次いでいます。たくさんの難解なレースが行われ、競馬ファンを混乱させ、彼らの財布を苦しませています。私は競馬ブロガーという立場で心を痛めてきました。

!?

こんなことがなぜ続くのか。ユタカタケさんのほかに、いったいだれがいるのか。

今回は、私の財布で良かったと思っています。

退屈な日常を続けていた時にユタカタケさんと会い、同じ釜の飯を食い、同じ目的に向かって、悔しい時も、うれしい時も本気で涙を流してきました。ファンに愛され、楽しい競馬をめざし、万馬券の的中、サラブレ春のG1予想コンテスト第3位も成し遂げました。

日本競馬を育て、守り、築いてきた偉大な先輩方がたくさんいられます。未来へ夢をつなぎ、競馬界の発展を願っている方もたくさんいられます。ユタカタケさんもその一人だと信じます。

JRAの一員であることを誇りとして、これからも歩んでください。

まだ間に合います。
            館山速人

速人さん!?

はっ(;゚Д゚)!?
今日もまた正気を失ってたよΣ(・ω・ノ)ノ!
でも、これは青葉賞勝ち馬の暗示かもしれないね( ̄ー ̄)ニヤリ。

そんなわけあるか( `ー´)ノ。
さぁ、アホなこと言ってないでさっさと予想をはじめていきますよ。

過去5年勝ち時計&ラップタイム

傾向①ラップ⇒長距離戦らしい持続力ラップ。スローの上がり勝負しか経験していない馬は減点材料

まずは過去5年(2017年~2021年)のラップ傾向を見て行きます。
青葉賞は長距離戦らしく残り1200mからジワジワラップが上がる持続力傾向が強いです。一方で、スタート後200m~400mと残り400m~200mを除き、11秒台前半が出ている区間は1Fもなく加速力はあまり問われないと考えられます。
また、ここ2年はともかく、その前の3年は道中に12秒台後半が連続するラップはなく、長距離戦にしては中盤がそれほど緩まないことが多いです。ハイペース耐性とまでは言いませんがそれなりの耐久力は必要であり、スローペースでの実績しかない馬は減点材料と言えそうです。

過去5年の青葉賞の前半4F-前半5Fの通過タイムは
2017年:47.3-59.7
2018年:48.4-60.8
2019年:47.9-59.9
2020年:47.9-60.4
2021年:48.0-60.5
と言う感じなので、最低限前半800mは48秒台、前半1000mは61秒台での実績は欲しいところです。

傾向②血統⇒ディープインパクト産駒は前走と母の血統で取捨選択の見極めが必要

続いては血統の傾向について見て行きます。
まずは過去10年(2012年~2021年)の青葉賞レースごとの血統傾向についてです。
過去10年で複数回勝利を挙げている種牡馬はディープインパクトとルーラーシップの2頭。

ディープインパクト産駒の成績は【3/2/5/22】と言う成績で勝率は9.4%、複勝率は31.3%、回収率は単勝・複勝率はどちらも90%台と「ディープインパクト産駒」と言うだけでは絞り切れそうもありません。その為、ディープインパクト産駒の中でもある程度ふるいにかけていく必要があります。
ディープインパクト産駒での取捨選択のポイントは大きく2つ
ひとつは前走前走の距離が2000m以下と2000m超えで大きく分かれています
2000m以下【0/0/1/13】単勝回収率0% 複勝回収率9%
2000m超【3/2/4/9】単勝回収率173% 複勝回収率156%
このように圧倒的に2000m超のレースを使ってきた馬が結果を残しています。
その他、前走の着順でも成績が大きく分かれています。成績を1勝クラスで1着とそれ以外に分けると、
前走1勝クラス1着【3/2/3/4】単勝回収率260% 複勝回収率207%
それ以外【0/0/2/18】 単勝回収率0% 複勝回収率23%
と2着以内に入っているのは全て前走1勝クラス1着の馬だったことが分かります。
この条件を見ると青葉賞で狙うべきディープインパクト産駒は「長距離適性を見込まれてデビューから2000mを超える距離を中心に使われてきた馬」と言えるでしょう。

もうひとつは配合相手の母の系統。青葉賞に出走経験がある父ディープインパクトの馬はノーザンダンサー系、ロベルト系、レイズアネイティヴ系、ナスルーラ系の4パターンに分類されます。それぞれの成績は
ノーザンダンサー系【2/2/1/8】単勝回収率228% 複勝回収率154%
ロベルト系【1/0/1/1】単勝回収率50% 複勝回収率143%
レイズアネイティヴ系【0/0/2/9】単勝回収率0% 複勝回収率31%
ナスルーラ系【0/0/1/4】単勝回収率0% 複勝回収率32%

このように2着以内に入っているのは母がノーザンダンサー系かロベルト系どちらかしかありません。

一方のルーラーシップ産駒はここ3年で2勝と徐々に相性の良さを発揮している血統。ルーラーシップ産駒に限らず近年はトニービンの血が入った馬が好調でここ5年の勝ち馬のうち4頭はトニービンの血が入っています。
*********************************
2017年:アドミラブル 母母父トニービン
2018年:ゴーフォザサミット 父母父トニービン
2019年:リオンリオン 父母父トニービン
2020年:オーソリティ トニービンの血なし
2021年:ワンダフルタウン 父母父トニービン
*********************************
ルーラーシップ産駒と言うよりトニービンの血が入った馬を積極的に狙っていった方が良さそうです。

傾向③前走⇒未勝利戦はNG。前走2000m未満は全体は不振も近年は傾向に変化も。

続いては過去10年(2012年~2021年)の前走データを見て行きます。
まず、前走未勝利組の成績。前走未勝利戦を走っていた馬は【0/0/0/16】と馬券圏内に1頭も入っていません。前走未勝利戦を走っていた馬は大幅に評価を割り引きした方が良さそうです。

続いて、前走から500m以上の距離延長馬、つまり前走2000m未満の馬の成績。このカテゴリーに属する馬は【1/1/2/49】で単勝回収率が27%、複勝回収率が16%と相当に期待値が低いと言えます。しかし、このデータで気を付けなくてはいけないのは馬券圏内に入った4頭が全て2018年以降の出走馬だと言う点です。
近年は馬場の高速化もあって馬たちが走りやすい環境は整っていると思います。逆を言えば昔より2400mを走るために必要なスタミナは減ってきているのかなと思うところもあります。春の東京開催は全シーズンを通じて最も時計が速い傾向が強く、このことから2000m未満の距離を使ってきた長距離適性がはっきりしない馬でもスピード能力で好走できる適性のレースになってきていると考えることもできます。今後は2000m未満の距離を使ってきた馬に目を向けることも重要になってくるのかもしれません。

傾向④枠順⇒8枠は死に枠

続いては過去10年(2012年~2021年)の枠順データを見て行きます。

1年の中でも時計が速くなりやすい春の東京開催。馬場の痛みが少なくなるためか終始内枠有利、外枠不利のイメージがあります。
この青葉賞も例外ではなく、8枠は過去10年で馬券圏内に入ったのがたった1例(2016年3着レーヴァテイン)と極端な死に枠となっています。7枠も勝率3.8%、複勝回収率40%と決して良い数字ではなく、外枠は総じて不利と言えるでしょう。

ラップ・血統の適性が抜群!今回の本命はこの馬だ!

では早速速人さんの本命馬を教えてください。

今回の本命は
12エターナルビクトリ
だよ。
この馬はラップ適性と血統の相性が抜群に良い

まずはラップ適性。
先述したように青葉賞は持続力・耐久力が非常に重要になってくるレースなんだけど、エターナルビクトリの過去2勝は高い耐久力を示すレースだったと思う。
2走前の芝2200m未勝利戦はラップタイムが
12.4-11.4-11.4-13.0-12.8-12.6-12.1-12.1-11.6-12.0-12.3
前半1000mが61秒とスローとは言えないペースのレースでラスト5Fが全て12.4以内のハロンラップでまとめている。
前走の1勝クラスも
12.3-10.6-11.9-12.6-12.6-12.4-12.6-12.0-11.4-12.0
前半1000m60秒フラットと言う淀みない流れで起伏の少ないラップ構成を勝ち切った。
どちらも勝ち切るには一定以上の耐久力が必要なレースで青葉賞で好走するために必要な適性を十分備えていると見ることができる。

続いて血統。
エターナルビクトリの父はここ3年の青葉賞で2勝を挙げているルーラーシップ。東京の中長距離を得意としているトニービンの血が生かされている印象がする。
また、傾向②では母数が少ないことを理由に触れなかったけど、母父ディープインパクトの馬の青葉賞成績は【1/1/0/0】と好成績。しかもその2頭は2019年2着のランフォザローゼス(母の母エアグルーヴ)、2021年1着のワンダフルタウン(父の母エアグルーヴ)といずれもエアグルーヴの血を持っている。この2頭と同じようにエアグルーヴの血を持っているエターナルビクトリにとっては心強いデータと言える。

生産者であり、馬主でもあるキヨタケ牧場にとっては初の受賞制覇を目指すレース。鞍上に天才・武豊騎手を配し盤石の態勢で挑む今回はかなりの有力馬なんじゃないかな。

相手候補はどの馬でしょうか?

まずは人気だろうけど11レヴァンジル
前走すみれステークスのラップは
12.8-11.5-11.6-12.8-13.1-12.6-12.2-11.9-11.3-11.2-11.9
残り1400mからジワジワとペースが上がり、ラスト4Fは全て11秒台でまとめる優秀な持続力ラップ。それを逃げてクビ差2着まで粘ったレースは高い持続力を示唆するのに十分な内容だった。
鞍上のダミアン=レーン騎手は2019年、2020年の短期免許での来日時はいずれも複勝率50%以上を誇る名手。今年も頼れるジョッキーになると思う。

次に穴っぽいところで2サンライズエース
この馬は2走前の未勝利勝ちの時のラップが
12.6-11.1-12.3-12.1-12.3-12.3-12.3-12.4-11.8-12.3
と特に速いラップもないがテンの1F以外12秒後半の遅いラップもない耐久力ラップでこの馬も青葉賞の適性には当てはまりそうな馬。内枠を引いたのもプラスに働くと思う。

この2頭はいずれもドゥラメンテ産駒
知っての通り、ドゥラメンテは先述のルーラーシップと同じキングカメハメハ×エアグルーヴ牝系と言う配合馬でこのレースと相性の良さそうな血統。

上記2頭にディープインパクト産駒の好走条件3つのうち2つを満たしている7ロードレゼルを加えて馬券の組み合わせを考えていきたい。

◎12エターナルビクトリ

〇11レヴァンジル

▲2サンライズエース

△7ロードレゼル

推奨買い目

単勝:12 各300円

ワイド(流し):12-2,11 各300円

3連複(1頭軸):12-2,7,11 各100円

3連単(フォーメーション):12→2,11→2,7,11 2,11→12→2,7,11 各100円

参考文献

スポニチ記事