【競馬予想】どこまで行っても逃げてやる【毎日王冠】

こんにちは、あるいはこんばんは館山速人です。

アシスタントの大澄晴香です。
今日も今日とて競馬予想。
今日は毎日王冠の予想をしていきます。

束縛からの解放は”あの馬”にも通ずるものあり?

では、早速速人さんの本命を教えてください。

ずばり
1レッドベルオーブ
だよ。
根拠は3つ。

ひとつめは殻を破る前兆と思える前走内容
レッドベルオーブの前走はこれまでの差す競馬から一変、
12.2-10.9-11.6-11.4-11.5-11.8-11.9-11.7-12.5
と言うハイペースでの逃げ切り。折り合いを欠いたために仕方なくこのレースになったと言う見方もできる。
でも、個人的にはレッドベルオーブに関して言えば「折り合いを気にするよりある程度馬の行く気に任せて行ってしまう」方が好成績を残せる馬だと思う。

俺っちがそう思うのは遡ること2年前のこの馬の未勝利勝ちのレース。このレースのラップタイムは
12.7-11.5-10.8-11.3-11.9-11.8-11.7-12.4
前半4Fが45.3と言う、2歳未勝利戦にしたらとんでもないハイペースで、並の馬が先手を取る競馬をしたら簡単にバテてしまうレース。そんなレースでレッドベルオーブは中盤緩んだとはいえ、2番手から4コーナー先頭と言う強気な競馬で後続を3馬身半突き放す完勝。このレースには後に朝日杯フューチュリティステークスを制すグレナディアガーズも出ていたんだけど、この馬はレッドベルオーブと同じような位置で競馬をして4着に敗れている。

このレースとその後脚を溜める競馬をしてイマイチ結果が出なかった状況を見る限り、レッドベルオーブに一番合う競馬は「ハイペースでも良いから自分でペースを作って相手の切れ味を断つ」レースだと思う。不可抗力かもしれないけど、そんな競馬で前走結果を残せたのはこれまでの「折り合い重視戦法」と言うこの馬にとっての”枷”が取り払われるエポックメーキングになったんじゃないかな。

この「折り合い重視で馬群の中に入れて競馬をしようとしたがスランプに陥り、自由気ままに逃げさせる競馬をしたら覚醒」と言うのは1998年の毎日王冠勝ち馬サイレンススズカを想起させる。
さすがにそのレベルの期待をするのは酷かもしれない。
けど、未勝利戦にしろ、前走の小倉日経オープンにしろ、ハイペースにもかかわらずラスト2F目に加速ラップを刻んでいるから、サイレンススズカの代名詞的レーススタイルである「逃げて差す」競馬はレッドベルオーブにも十分出来ているとも言える。
ここからレッドベルオーブの快進撃が始まってもおかしくない素質に溢れた馬だと思うよ。

もうひとつは血統
過去10年の毎日王冠で圧倒的な成績を誇っているのが父ディープインパクト×母父ストームキャットと言う血統の馬でこの配合パターンの馬は【3/2/0/0】と5頭出走してパーフェクト連対と言う成績を残している。
今年の出走馬にこの血統にがっちり該当する馬はいない。しかし、レッドベルオーブは母の母の父にストームキャットがおり、これに極めて近い血統構成をしている。
また「父父サンデーサイレンス×母父父アンブライドルド×母母父ストームキャット」と言う血統構成は2012年のカレンブラックヒルと同じ。タイプ的にもレッドベルオーブとカレンブラックヒルは似ていると思うので個人的にはこれも加点要素に入ると思う。

最後に毎日王冠の脚質傾向
過去10年の毎日王冠で「4角順位先頭の馬」は【2/2/1/5】。スローペースと言う事もあって前に行く馬が有利で、複勝率は155%。前走のように逃げる競馬が出来れば一気に視界は広がるだろう。

ベルオーブはフランス語で「美しい夜明け」と言う意味。
この毎日王冠がレッドベルオーブにとって「美しい夜明け」となるかもしれないね。

相手筆頭候補は天皇賞に駒を進めてほしい2頭

相手はどのあたりになりますか?

2ノースブリッジ
3サリオス
が中心かなと思う。

ノースブリッジはレッドベルオーブと同じく前受けで競馬できると言う点が強み。
加えて、賞金的に天皇賞秋への出走が確定ではないみたいだから陣営の勝負気配も強そうだ。

サリオスは過去の毎日王冠の前走データ、「前走安田記念で4着以内だった馬」は【2/3/2/6】と複勝率50%を超えていることから推奨。
まぁ、単純に力があるってのも理由だけど。
サリオスに関しては一昨年の毎日王冠の後に天皇賞秋に行かなかったのがケチの付け始めだと思ってるから、ここは結果を出して、今度こそ天皇賞に参戦してほしい。

予想

◎1レッドベルオーブ

〇2ノースブリッジ

〇3サリオス

☆4ダノンザキッド

△5レイパパレ

△7キングストンボーイ

△9ジャスティンカフェ

買い目