ここは理屈より感情で~フェブラリーS予想~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。さて、日曜日は今年初のG1フェブラリーSです。館山さんは早くから「モジアナフレイバーを本命にする」と宣言されていましたが、その気持ちに変わりはないですか?
もちろんだよ!
21年ぶりの地方所属馬による戴冠へ!
でもそれは予想じゃなくて願望では……。
たまにはいいじゃないそう言うのがあっても。
それにただ単に「応援したいから」という理由だけじゃなくて根拠もある。
帝王賞では先行して自分から今回も上位人気が予想されるインティをマークする競馬をして5着と敗れたもののインティにはしっかりと先着しているし、力差はそれほどないと思える。
マイルCS南部杯では、終始外々を周らされる競馬ながら、フェブラリーS3年連続連対のゴールドドリームと差のない競馬。
前走東京大賞典でも4角では「勝ったか」と思わせる捲りっぷりだった。最後は距離のせいもあったのかもう一伸びを欠いたけど、これなら距離が短くなるフェブラリーSなら十分にチャンスはあると踏んだよ。
正直、芝スタートとか長い直線とかこなさなくちゃいけない課題は多いけど、今の充実ぶりならそれも乗り越えてくれると信じているよ。
なるほど。応援の気持ちだけではなく、ちゃんと通用する根拠もあるというわけですね。では、他の馬についてはいかがでしょう?
それは、印の所で説明するね。今回は「買わない馬」についても少し解説しているよ。
印
◎11モジアナフレイバー
〇9サンライズノヴァ
モジアナフレイバーが挑んだ帝王賞、マイルCS南部杯、東京大賞典の中で一番「完敗」と言えるレースだったのは実はマイルCS南部杯だと思う。
帝王賞はある程度差し馬に流れが向いた面もあったし、東京大賞典はやや距離が長かった可能性もある。
ただ、マイルCS南部杯の、特に対サンライズノヴァに関しては「参りました<(_ _)>」と言う負け方だったし、この馬にとって上がりに11秒台が出るなど速くなりやすい東京マイルの舞台はどんとこいだろう。
モジアナフレイバーにとって一番の強敵になりそうな馬。
▲2アルクトス
この馬もマイルCS南部杯でモジアナフレイバーに先着した馬。
東京マイルはこれまで4戦4勝と言う大得意の舞台だし、多少ペースが上がっても対応できる力があることは昨年のプロキオンSで証明済み。
個人的な思い入れの話になるけれど、父アドマイヤオーラの血は何とかしてつなげてほしいので、ここで好成績を残して種牡馬になれることを祈りたい馬。
△7ヴェンジェンス
近走は1800mでの好走が目立つが、この馬本来の力を発揮する条件は淀みのない流れで流れる短距離だと思う。
実際、太秦SとみやこSは前半から12秒後半がほとんど出てこないような淀みのないいわば短距離に近い流れで好走しているし、昨年6月の天保山Sでは上がり3Fのうち2F11秒台が出てくるような速い上がりのレースを好走している。このことは他場のダートより上がりが速くなりやすい東京のダートの適性にマッチしていると思う。
人気も前日オッズで平安S3着のインティが単勝3.6倍なのに対して、2着だったヴェンジェンスは単勝19.7倍と予想以上に差が出ているのも妙味を感じる。
✕10ノンコノユメ
近走はモジアナフレイバーと一緒に走る機会が多く勝ったり負けたりの繰り返し。
2年前の覇者で適性は申し分ないし、近走はその頃の輝きが戻りつつある印象も受ける。
母父アグネスタキオンと言うのも応援したい要素。
無印5インティ
前走控える競馬をしたことが個人的にはマイナスな印象。
持論だけど「強い馬」と言うのはサイレンススズカのように「有無を言わせぬ逃げ切り」が出来る馬だと思うし、インティはそれが出来る馬だったのに敢えてそれを放棄するのは隙を与えるようなものだと思う。
ただ、これが武豊騎手が考えた「本番で楽に逃げるための作戦」かもしれないのは怖い所。
無印12モズアスコット
勝つ確率は?と聞かれたら結構高い気はするけれど、「前走の前哨戦で無印にした馬を『強い勝ち方をしたから』という理由で本番になって後追いで買う」と言うのは馬券として一番やっちゃいけない流れな気がするので、今回は見送り。
買い目
単勝:11
馬連(流し):11-2,7,9
3連複(1頭軸流し):11-2,7,9,10
3連単(フォーメーション):11→2,7,9→2,7,9,10