中山ダート1200mの狙い方講座
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。今日はどういった趣旨のブログですか?
今日は「中山ダート1200m」に絞って、俺っちがこのコースの予想のポイントとして使ってる考え方を紹介するよ!
うわぁ~、需要無さそうですね。
ほっとけや!( `ー´)ノ
また急にどうしてそんなブログを書こうと思ったんですか?
今回の日記はブログと言うより「備忘録」に近いね。これまでの中山ダート1200mコースのラップ傾向と、先週の競馬を見て何となく「こういう狙い方をすれば良いんじゃないか」って言うのが見えてきたから、それを忘れないうちに書き留めておこうと思ってね。下手したら次回の中山開催の時忘れてそうだから。
(書いたこと自体忘れてなきゃいいけど……。)
ラップの傾向~カギはテンのスピード~
ではまず中山ダート1200mのラップ傾向を教えてください。
中山ダート1200mはスタート地点が芝と言う事もあってかテンの1F目から11秒台が出てくることが多く、テンの2F目、3F目と11秒台前半が出てくるようなとにかくテンの3Fが速くなるレースが多いんだ。
他の競馬場のダート1200mが12.0-11.5-11.5-12.0-12.0-12.5と言うイメージなら、中山ダート1200mなら11.5-11.0-11.0-12.0-12.5-13.0と言う感じ。テンの速い流れについていけるかどうかがポイント。ここでついていけない馬じゃアウトだし、ここでついていけてもそこで脚を使わせてしまっては最後の直線で厳しくなる。だから速いペースでも余裕を持って追走できる「基礎スピード」が重要になってくる。
その「基礎スピード」を見極める基準としては、
①テンの3Fが33秒台のレース
②テンの3Fが全て11秒台
③テンの2F目~3F目がともに11秒台前半
④テンの1F目~5F目が全て12.4以内
これらの条件を多く満たしているレースで好走経験がある馬を狙っているよ。
基本的には前有利だが…
なるほど、でもそのポイントはたまに「おすすめ馬紹介」のブログでも簡単にですが触れられていますよね。それ以外に何か新しい発見と言うか気づきがあったから今回のブログを書こうと思ったんじゃないですか?
さすが、晴香ちゃん。勘が鋭い。今日このブログを書こうと思ったのは「中山ダート1200mにおける逃げ馬の狙い方」なんだよね。
逃げ馬ですか?
そう、中山ダート1200mは時たまビックリするくらい前が総崩れになって上位馬全部後方待機組って言う事はあるけれども、基本的には先行勢が有利だと思っている。
まぁ、ダートの競馬だとどうしてもそうなりますよね。
そこで「じゃあどういう逃げ馬を買えばいいのか」って話になるんだけど、まず上の4条件を多く満たしたレースで好走していると言うのは大前提として、4つのタイプ別に分けるといい。
A.同じクラスカテゴリーで逃げて好走歴のある馬
B.前走下のクラスで逃げて勝ってきた昇級初戦の馬
C.下のクラスを逃げて勝って以降、同じクラスで先行して惨敗が続いている馬
D.下のクラスを逃げて勝って以降、同じクラスで先行できずに惨敗が続いている馬
Aのタイプは一番信頼のできる馬でこういうタイプは積極的に軸馬にしていきたい。
問題なのがBで、この条件(中山ダート1200m)だと「クラスが上がると逃げることが出来なくなる馬」と言うのが絶対出てくるんだよね。厄介なのがたまに「時計的には全然逃げられるじゃん」っていう馬でも逃げられなくなる時がある。
だから俺っちは日曜日の6Rに勝ったダンシングプリンスみたいなのは例外として、基本的にはBのタイプは人気だとあまり信用できないと思ってる。
次にC。このパターンが実は一番おいしんじゃないかと思っていて、特に中山ダート1200mで「先手がとれる」ということはそれだけそのクラスで通用する高い基礎スピードを有していることの表れで、仮に近走結果が出ていなくてもちょっとした展開のアヤでいくらでも上位に来れると思った方が良い。
先週日曜日の春風Sで2着にきたシスルがこのパターンで、シスルは3走前の中山ダート1200mで11.7-10.2-11.1-11.7-12.2-12.9と上の4条件全てを満たすレースで2,1からの先行押しきり勝ち。
その後2戦は結果が出ていなかったけど通過順位はいずれも5,5と1,2で決して先手がとれなくなったわけじゃなかった。
こういうタイプは積極的に狙っていくべきだと思うよ。
逆にDみたいなタイプは「このクラスで通用する基礎スピードを持っていない」という印象がぬぐえないから、個人的には買いたくないタイプの馬だね。それなら「差し専門」の競馬をする馬を狙う方が良い。
だからおすすめの順番はA>C>B>Dって感じかな。この順位付けは9月の中山開催まで忘れずに頭の中に固定して覚えておきたい。
そこが今回発見された「ポイント」と言うわけですね。