こんにちは！館山速人です！

そうだね。
個人的には雨の鳴尾記念と言えばどうしてもサンライズフラッグを思い出してしまうね。

当時のサンライズフラッグは1600万条件(現.3勝クラス)を勝ったばかりで12頭中7番人気とあまり人気はなかったんだけど、早めに抜け出した前年の天皇賞勝ち馬エアグルーヴをあっさり差し切って3馬身差の完勝を決めた。

当時の私は子供ながらに「あのエアグルーヴが負けた！しかも完敗！！」と結構な衝撃を受けたのを覚えてるよ。

そんなに遡っちゃうんだ！！
なんで今年は例年の傾向より「重馬場の巧拙」を中心に予想して行こうかな。

と言う事で本命は2カラテだよ。

それ以外にもカラテは稍重～不良馬場で通算4勝を挙げている。覚醒前は「重馬場や荒れ馬場で一発穴をあけてくれそうな馬」と言うイメージが強かった馬だし、重馬場だったらかなり信頼度の高い馬だと思うよ。

それに重馬場とか良馬場とか関係なくこの馬ってシンプルに相当強いでしょ。
カラテの5歳以降の成績は2021年1月の若潮S1着を皮切りに
東京新聞杯　1着
(安田記念　13着)
関屋記念　2着
京成杯AH　5着
ニューイヤーS　1着
東京新聞杯　3着
中山記念　2着
マイラーズC　7着
(安田記念　16着)
新潟記念　1着
(天皇賞・秋　6着)
(ジャパンC　8着)
新潟大賞典　1着
とG1レースを除けば、【5/2/1/2】の好成績で、掲示板を外したのはたったの1回！

正直、4歳の末～5歳の春に覚醒した時は、2010年のショウワモダンとイメージが重なって「ピークは(その年の)安田記念くらいかなぁ」とか「勢いがなくなっちゃうと絞んじゃうかもなぁ」なんて思ってたんだけど、どうしてどうして7歳になってもさらに進化している印象すらあるよ。

何だったら今年の秋にG1勝っちゃうんじゃないかとさえ思っちゃう。本当に頭の下がる馬だよ。
ハッキリ言って個人的には「重馬場ならここで負けるはずない！」と思ってる。先週タスティエーラ-ソールオリエンスの馬連で得た儲けをカラテの単勝に全ツッパしてもいいくらい。

筆頭候補は12ボッケリーニ。
この馬はスピード馬場での好走も目立つから隠れがちになるんだけど、稍重～不良馬場での成績が【1/3/0/1】と言うれっきとした重馬場巧者。
また、この馬もカラテと同じように5歳になってからG1を除いたレースの成績は「2,5,6,2,4,3,2,1,2,2」と掲示板率90％と安定して上位に食い込んでいる。2022年以降はG1以外だと馬券圏内を外していないし、基本的には「G2レベルなら力上位」と言って差し支えない馬だと思うよ。

穴で狙いたいのが15スカーフェイス。
この馬は過去に2度2000mの重賞で馬券に絡んでいるんだけど、2022年の中山記念が残り1000m～800mのハロンタイムが11.0と一気にペースが上がって、その後 11.2-11.6-11.9-12.4とゴールが近づくにつれて時計がかかる典型的耐久力ラップ。2022年の函館記念は重馬場でレースの上がりが38秒台とかなり時計のかかったレース。
このことから導き出される結論は「スカーフェイス＝耐久力勝負や荒れ馬場に強い」と言う事。雨の影響が残っているようならかなり期待が出来る馬だと思うよ。

あまり意識してなかったけど言われてみれば確かにそうだね。
このレースに出走する7歳馬には「往年の重馬場巧者」モズベッロもいるから、もしかしたらこのレースは「7歳馬が上位独占」なんてこともあるかもしれないね。