藤田菜七子騎手、JRA重賞初制覇へ~カペラS~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。日曜日の中山メインはダートの短距離重賞カペラSです。このレースはコパノキッキング鞍上の藤田菜七子騎手にJRA重賞初制覇の期待がかかるレースでもあります。いかがでしょう館山さん、藤田菜七子騎手は勝てそうですか?
コパノキッキングは今やダート短距離では現役でもトップクラスの実力を持つ馬だからね。勝つ可能性は高いと思うよ。
なるほど。という事は館山さんの本命も………。
印
◎7コパノキッキング
〇4ゴールドクイーン
▲9オウケンビリーヴ
△10レッドアネラ
✕13タテヤマ
問われるのはダッシュの耐久力
やはり本命はコパノキッキングですか。
そうだね。まずこのレースの傾向として以下の条件を満たした馬が好走しているという事だね。
◆(ダートのレースにおいて)F2F~5F11.9以内のレースで好走経験
◆(ダートのレースにおいて)F2F~3F11.4以内のレースで好走経験
◆(ダートのレースにおいて)5F12.4以内持続のレースで好走経験
過去4年に絞ると、連対馬8頭すべてがどの条件もクリアしていたよ。ちなみに、ここで言う「好走」は勝利、もしくはオープンクラスで2着と定義したよ。
そういう傾向が現れるのには何か理由があるんですかね?
このレースは毎年のようにテンの1F目から11秒台が出て、最初の3Fが33秒台。テンの1F目と2F目を比べると、テンの2F目が速くなるのは当然としても、それ以降のラップはゴールに近づくにつれ遅くなっていく、ダッシュのスピードと耐久力が必要とされるラップ構成になっている。
そのダッシュのスピードと耐久力のバックボーンとして、上の3つの要素があるんだと思う。
それと関係していると思うんだけれど、カペラSで前走掲示板外から馬券に絡んだ馬は9頭いるんだけど、その全ての前走が道中のどこかで前の1Fよりラップタイムが速くなる、いわゆる加速ラップを刻む箇所があった。つまり、カペラSとは適性が違うレースと言えるレースだったんだ。
そこから、上3つの条件を満たしつつ、前走掲示板内、もしくは適性の違うレースを走ってきた馬に絞り込むと、ゴールドクイーン、ダノングッド、コパノキッキング、オウケンビリーヴ、レッドアネラ、テーオージーニアス、タテヤマの7頭が残った。
本当はこの7頭でBOX馬券を組みたいところなんだけど………、
一体何点買いになるんですか?
そうなんだよ。だからここからもう少し絞らないといけない。そこで次は近年連対馬の血統に注目してみた。すると近3年、3代前の親の中にデピュティミニスター系を含む馬が4頭、ミルリーフ系を含む馬が3頭いたし、これらの血統は重視したいね。
特にミルリーフ系は本来ヨーロッパの芝中長距離向きとされていた血統。それがダート短距離で活躍しているのは注目に値する要素だと思うよ。
なんでそういう事が起こるんですかね。
耐久力=スタミナと考えると何となく理解はできるけどね。キングヘイローが高松宮記念勝つみたいな感じで、キレがない分日本の高速馬場で上がり勝負になるときついけど、上がりのかかるスタミナ勝負になればいい所が出るというイメージ。
その絞りにかけると、デピュティミニスター系の入った馬がゴールドクイーン、コパノキッキング、オウケンビリーヴの3頭で、ミルリーフ系の入った馬がコパノキッキングのみ。まぁ、コパノキッキングは前年の覇者だから当然でもあるんだけどね。
という事でここは藤田菜七子騎手のJRA重賞初制覇に期待するよ。馬番も「七」だからおあつらえ向きでもあるしね。
買い目
馬連(流し):7-4,9
3連複(フォーメーション):7-4,9-4,9,10,13