ラップか?血統か?~ターコイズS予想~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。土曜日の中山メインは牝馬のマイル重賞ターコイズSです。
ここはラップ、血統ともに割とはっきりした傾向があるレースだね。
という事は結構自信があるという事でしょうか?
それが、今年に関しては「ラップで推せる馬」と「血統で推せる馬」が微妙に食い違っててなかなか予想も難しかったよ。
印
◎16トロワゼトワル
〇8エスポワール
▲3モアナ
△9リバティハイツ
✕5デンコウアンジュ
ラップならトロワゼトワル、血統ならエスポワール
ではまず「過去の傾向」から教えてください。
OK。まず「ラップの傾向」だけれど、重賞に昇格した初年度以外は、11秒台が持続するラップでそのうち2年はテンの2F目から3F目に11.4以内のラップが続いてた。
中山マイルは基本的に前傾のラップになりやすいことから考えても、重要視すべきはスタートから一本調子でゴールまで走れる耐久力が必要と考えられる。
それを見極めるための条件として、
◆過去にテンの2F目~3F目が11.4以内のレースで好走(※)経験がある。
◆過去に5F11.9以内のラップが続くレースで好走(※)経験がある。
注)好走の定義…1着orオープン以上で2着
というのを設定したよ。過去8頭の連対馬の内、上の条件は6頭が、下の条件は5頭が満たしていたよ。ちなみに「好走」の定義を「重賞3着でもOK」と定義しなおすと、どちらも7頭が該当するようになったよ。
血統の方はどうですか?
母父ロベルト系が4連覇していることからもわかる通りロベルト系が絶好調。「3代血統表の中にロベルト系の直系血族の馬がいる」は積極的に狙っていきたいね。
あと、ノーザンテースト、ニジンスキーもこのレースと相性が良くて、それぞれ「3代血統表の中に直系血族の馬がいる」という条件の馬は、どちらも過去4年の内3年で連対馬を出しており、かつ、全連対馬8頭のうちの半分である4頭を占める結果になった。
まとめると、相性の良さの度合いは
◎:ロベルト系
〇:ノーザンテースト系、ニジンスキー系
というイメージでしょうか?
そうだね。全体的にパワー型の血統の方が好相性だと思うよ。
そこで導かれたのがトロワゼロワルですか。
うーん。と言うより今回はBOX買いのイメージだね。
トロワゼトワルは前走の京王杯AHで自信をもって◎を打った馬なんだけど、その理由が「春興Sの内容が中山マイルを走るのに適した好内容だったから」だったよね。覚えてる?
………、いえ完全に忘れてました。
じゃあこれを見て復習ちょーだい。
この時と同じ中山マイルという舞台設定である以上、この馬の軽視するのは筋が通らないからね。ここでも重い印を打つよ。
なるほど。エスポワールはやはり「母の父がロベルト系」というのがポイントですか?
そうだね。どちらもラップの条件を満たしていれば本命にしようと思ったんだけれど、残念ながらどちらもラップの条件については満たさなかったからね。
あと、エスポワールって広いコースで最高速を競うレースの方があっていそうな感じもするし、中山マイルはどうかなという気もする。血統の字面だけ見ると、オルフェーヴル、シンボリクリスエス、トニービン、サドラーズウェルズとパワー型の血が揃ってるからあっさりこなしても不思議はないんだけど。
残る3頭はどのような理由での推奨となるんでしょうか?
モアナとリバテイハイツはラップの条件を2つとも満たした上で、どちらもニジンスキーの血を持っている点を評価したよ。リバティハイツは前年の2着馬でもあるしね。
デンコウアンジュはラップの条件は重賞3着までOKにしないと満たさないんだけど、血統的にはニジンスキーが入っている上に父はサドラーズウェルズ系のメイショウサムソン。レースの質としては合うイメージがしているよ。
買い目
馬連:8-16
3連複:8,16,3,9(BOX) 5-8-16