さぁ1年の総決算!~有馬記念予想~
こんちわ~す。館山速人で~す。
アシスタントの大澄晴香です。さぁ日曜日はいよいよ今年の総決算有馬記念ですね!
おっ、晴香ちゃんもいつになくテンションが上がってるね。
そりゃあ有馬記念は普段競馬を見ない人でも結果が気になってしまうくらいの大レースですからね。ここは是非とも当ててくださいよ。
言われなくてもそのつもりだよ。じゃあ早速予想に入って行こうか!まずは過去5年のラップからだよ。
過去5年のラップ傾向
2018年:6.8-11.6-11.8-11.9-12.2-12.8-12.6-12.2-11.6-11.8-11.8-12.2-12.9
2017年:6.8-11.6-11.9-12.2-12.3-13.3-13.2-12.8-12.2-12.1-11.7-11.2-12.3
2016年:6.8-11.3-12.0-11.9-12.1-13.4-12.8-12.9-11.8-11.7-12.1-11.7-12.1
2015年:7.0-11.7-12.2-12.5-12.7-12.8-12.6-12.6-12.0-11.9-11.5-11.3-12.2
2014年:7.0-11.8-12.3-12.6-12.5-13.6-13.2-13-12.3-12.4-11.5-11.2-11.9
カギは「ロングスパート」
例年の傾向は900m通過地点から1300m通過地点まではペースが落ち着くことが多く、残り1200m~1000m地点からペースが上がる持久力勝負になりやすいって感じだね。
一方で11.5を切るようなラップが持続するようなことはなく、11秒を切るようなラップは皆無。トップスピードの質はそれほど必要とされないのかなという印象だ。
ここから有馬記念に必要な適性は、
◆緩急のあるラップに対応できる力=緩急対応力
◆トップスピードを維持できる力=末脚持続力
が必要になってくる。
それを見極める目安ってありますか?
うん。道中に12.5以上かかるラップがあり(※緩急対応力)、かつ、それ以降のラップで11秒台を4F以上持続した(※末脚持続力)レースで好走した経験のある馬がおススメ。但し、これは2000m超のレースに限るよ。
好走の条件を1着or重賞・2着と定義すると過去5年の連対馬10頭の内8頭はこの条件を満たしている。
今回の出走馬ではヴェロックス、クロコスミア、サートゥルナーリア、スティッフェリオ、フィエールマン、レイデオロの6頭だよ。
アーモンドアイやリスグラシューは条件を満たさないんですね。
ぶっちゃけ実力的に言えば消す度胸は俺っちにはないけれど、適性的にはベストな条件ではないだろうね。
ここから絞り込むような条件はありますか?
何を言ってるんだよ。有馬記念だよ。ここからは、って言うか最初からでも良いんだけど好きな馬買えばいいじゃないか!
………、めっちゃテキトーですね。有馬記念はそういう買い方する人も多いでしょうし気持ちはわかりますが……。
まぁ、なんとなく挙げられる根拠はあるけど、どちらかと言うと抽象的な表現だからそう言っただけだよ。
それならいいんですが……。では印を見ていきましょうか。
印
◎5フィエールマン
〇14ヴェロックス
▲6リスグラシュー
△9アーモンドアイ
✕4スティッフェリオ
☆10サートゥルナーリア
本命はフィエールマンですか。
実は一週間前までは「自信の消し」候補の一頭だったんだよ。
一週間でよくもまぁそこまで考えが変わりましたね。なんでそう評価が急転したんですか。
まず「自信の消し」だった理由は「凱旋門賞の負け方が精神的に尾を引きそうな負け方だったから」だったんだけど、チャンピオンズカップで同じような理由で消したインティが見事に立て直して3着にきた。それを見て「やっぱりG1勝つような馬は精神的にも強いんだなぁ」と思った。だから「それを理由に消すのはどうだろう」と思ったのが最初。
で、さっきの条件に当てはまる馬を見ると過去の成績的にスティッフェリオとクロコスミアを軸に持ってくる度胸はさすがになくて、サートゥルナーリアとヴェロックスが条件を満たしている神戸新聞杯は条件こそ満たすけど、さすがに「トップスピード」寄りのレースだろと。レイデオロはこの秋のレース内容がイマイチだし……ってなった。
そんな時、フィエールマンの春の天皇賞のラップを見ると
12.9-11.5-11.6-11.6-12.2-12.2-12.5-13.8-13.3-12.4-12.5-12.3-11.7-11.6-11.0-11.9
というもので、「スタート直後はやや流れが速い」「中盤緩むラップがある」「残り1000mあたりからの持続力勝負」という点で有馬記念のイメージと似たラップだったんだ。違いと言ったらラスト2F目に11.0という速いラップがあるくらい。
「小回りが不安」とも言われているけれど、このラップで勝てる馬なら有馬記念でも十分に勝負になると思ってこの馬を本命にしたよ。
対抗のヴェロックスはいかがでしょうか。
神戸新聞杯はサートゥルナーリアの末脚に屈し「勝負付けは済んだ」みたいなことを言う人もいたけれど、あんなスローペースになることはなかなかないからね。それとあのレースを見て、ウオッカとダイワスカーレットのチューリップ賞を思い出したんだよ。
どういう事でしょう?
ウオッカとダイワスカーレットが初めて顔をあわせたチューリップ賞はクビ差でウオッカが勝っているんだけど、手応えだけ見ると明らかにウオッカの方が上回っているように見えて「これは桜花賞でもウオッカ優位か」と言う見方が大半だったんだ。
でも、ダイワスカーレットの鞍上安藤勝己騎手は違った。「今回はウオッカの切れ味を見るために仕掛けを遅らせて完敗。だけど、早めに仕掛ければこの馬のしぶとさを生かせる。そうすれば逆転は可能だ」と信じて(というよりもとよりチューリップ賞は布石にするつもりだったかもしれない)、桜花賞はウオッカより先に動いたんア。結果、桜花賞ではウオッカを逆転見事桜花賞を制したんだ。
この図式がウオッカ=切れ味が売り=サートゥルナーリア、ダイワスカーレット=末脚の持続力・耐久力が売り=ヴェロックスとダブって見えて、ヴェロックスに肩入れしたくなったってのが正直な所かな。
個人的には世間の評価や単勝オッズほどサートゥルナーリアとヴェロックスの間に差はないと見てるし、ヴェロックスの持つ長所は有馬記念に必要なそれでもある。ここは一発あってもおかしくないよ。
ここまで長くなってしまったのであとは簡潔に。
リスグラシューは週中にやった「有馬記念出走馬紹介」で各馬の「長所」と「懸念材料」を考える中で「懸念材料」を上げるのにすごく苦労したんだよね。それだけ欠点がなく、実力があるという事でこの位置に。
アーモンドアイは中山の荒れ馬場や緩急のできるラップは良いとは言い難いんだけど、ポテンシャルでそれを凌駕してしまうくらいの強さを持った馬だからさすがにこれ以上印は落とせない。
スティッフェリオはG1実績はイマイチだけど、オールカマーのレースっぷりを見る限り中山は得意。ラップの条件も満たしているし先行力もある。2007年マツリダゴッホの再現も十分可能だと思うよ。
サートゥルナーリアは持続力にやや不安残すも中山で2つG1を勝っているし、ヴェロックスを対抗にしている以上、この馬を消すのはさすがに筋が通らないかと思って押さえたよ。
本当はクロコスミアとレイデオロも買い目に入れたかったんだけど、そうなるとさすがに買い目が増えすぎるからやめたよ。
買い目
こちらのレースは買い目は決まっていますか?
正直悩んでいるけど、今の予定としてはフィエールマンとヴェロックスを中心に買う予定だよ。
馬連(BOX):5,6,14 (本音はフォーメーションで5,14-5,14,6,9って買いたい)
3連複:(2頭軸流し)5,14-6,9,4,10 (1頭軸流し)4-5,14,6,9
3連単(フォーメーション):5,14→5,14→6,9,4,10 5,14→6,9→5,14
ここまで来て言うのも何ですけど、ラップって競馬初心者の方にはちょっとわかりづらいんじゃないかなと思います。大丈夫ですか?
そういう人は月曜日~木曜日にかけて更新した「有馬記念出走馬紹介」のブログを見てほしいな。以下にリンクを貼っておいたからこちらも参考にしてくれたら嬉しいね。