愛されし暴君~ゴールドシップ~

競馬を愛する皆様。お元気ですか。館山速人です。

館山さん。

なんだい?晴香ちゃん

いつもそのダッサいはじめ方してますけど、他に何かないんですか?

ダッサいとは失礼な!!昭和情緒漂う、趣のある導入やろ!!

そんなの今は流行りませんよ!もっとポップな感じの方がいいんじゃないですか?「ヒャッハー」とか。

それ、よそ様のブログの決め台詞やんけ!!

とにかく、もう少し気の利いた導入を考えてください!!あっ、「
ヨ・ロ・シ・ク!!」でもいいと思いますよ。

(それはリーゼントロックの馬主さんのやつや。。。)

わかった。考えておくよ。さて、本題なんだけど、晴香ちゃんは「ウマ娘」は観てた?

はい。観てましたよ。過去の名馬を擬人化、美少女化して実際の競馬の結果に沿う形でレースをする。萌えアニメのようでいて、王道スポ根漫画を踏襲した面白い作品でしたね。

説明ゼリフありがとう。以前スペシャルウィークの紹介はしたけど、今回はそれに引き続きウマ娘に登場した名馬を紹介する企画の第2弾だよ。

要するにアニメファンに媚びる企画ですね。

君は相変わらず毒舌だね。(図星だけど。。。)

まぁ、でもこれを機会に競馬に縁がなかった人にも競馬に興味をもってもらえるきっかけになればうれしいよ。

そうですね。じゃあ、今回はどの馬を紹介するんですか?

今回は

ゴールドシップ

を紹介するよ。晴香ちゃんはゴールドシップは知ってる?

えぇ、名前くらいは。

そっか。この馬には本当に面白い逸話がたくさんある馬だから楽しみにしておいてね。では、紹介していくよ。

まずゴールドシップという馬を知ってもらうためにこちらを読んでほしい。

「美しい芦毛の銀髪をなびかせ、抜群のプロポーションと神々しいまでの美貌を持つスーパーウマ娘。しかし、その見た目に反し性格はかなり残念なガッカリ系美少女。とにかく粗暴で凶悪、毒舌で乱暴、よくわからないテンションで相手を煙に巻く飄々とした性格。(略)トレーナーの意見は基本的に聞き流し、気分が乗らないとレースやトレーニングも一切真面目にやらない。」(以上TVアニメ『ウマ娘プリティーダービー』公式サイト ゴールドシップキャラクター紹介より抜粋)

散々な言われようですね。

だけど、ゴールドシップを知っている俺っちからすれば「うわぁ。ゴールドシップっぽい」って思っちゃうんだよ。

こ、これでですか?

余談だけど、俺っちは「ゴールドシップが美少女化」って言われたときに、「ゴールドシップみたいな女の子は絶対に嫌だな」って思ったもん。ちなみに俺っちのタイプはショートカットの眼鏡っこで、、、

館山さんの好みは知りません!!

ゴホン。ともかく、なんでこんなキャラ設定になったか見ていこう。

気が向かないと走らない。G1?何それ?

まず、ゴールドシップといえば「気分屋」ということが挙げられるよ。

確かに、凱旋門賞を含むとは言え、G1を6勝もしている馬で2桁着順が4回もあるというのはなかなかないでしょうね。

それだけでなく、ゴールドシップは「さすがにこのメンバーなら勝つだろう」という時でも、平気で馬券圏外に飛んでたんだよ。

それにゴールドシップの場合、ダメなときは「騎手が押しても押しても全く動かない」という視覚的に「あっ、こいつ今日やる気ねぇな。」ってのがわかりやすいというのもあったからね。上がってきたら騎手はヘトヘトなのに、当のゴールドシップはケロッとしているという話だよ。

なるほど。それはすごいですね。

それに加えて、横山典弘騎手がテン乗りで制した宝塚記念の時、同騎手にインタビューで「『ゴールドシップ様、ゴールドシップ様。お願いですから走ってください』と祈りながら乗っていた」という風に言わしめたくらいだからね。

まさに「気分が乗らないとレースやトレーニングも一切真面目にやらない。」という感じですね。

入らないし、暴れるし、出ない。

ゴールドシップを語るうえで忘れてはならないのが、ゲート難だよ。

ゴールドシップといえば追い込みのイメージがあります。多少の出遅れは気にしなくてもいいのでは。

いや、ゴールドシップの場合はまずゲートに入らないんだよ。2015年の天皇賞(春)の時なんて5分くらいゲートに入らなかったからね。

ファンはやきもきするでしょうね。

ゴールドシップなんで常に人気していた馬だから気が気じゃないよね。

で、やっと入ったと思ったら、ゲートの中でも暴れることがある。

きっと狭いところが嫌いなんでしょうね。

だろうね。印象に残っているのが2014年の天皇賞(春)。俺っちはテレビ観戦だったんだけど、各馬ゲート入りが進むスタート直前にテレビから「ブフォー!ブフォー!」という、まるで野太い闘牛の鳴き声の様な音が聞こえてきたんだよ。

えっ、何でですか?

まぁ、待て。俺っちも「なんかいな?」と思ってたら、ゲートリポーターの細江純子さんの悲鳴が聞こえてきて、「ゴールドシップが吠えてます!」と。

えっ!その鳴き声ゴールドシップだったんですか⁉

うん。俺っちも馬の鳴き声ってもっとか細いというか、甲高いものだと思ったからびっくりしたよね。で、そのレースでも大きく出遅れて、当然のように負けてしまったよ。。。はぁ~。(*´Д`)

そのレース、馬券買ってたんですね。(笑)

そして、そのゴールドシップのゲート難が顕著に出たのが2015年の宝塚記念だよね。

それは私も知ってます。圧倒的一番人気なのに、ゲートで暴れて大きく出遅れたんですよね。

そう。このレースは単勝1番人気だっただけじゃなく、史上初の同一G1三連覇がかかっていただけに、ファンの落胆も大きかったよ。

改めてみるとすごい出遅れですね。1番人気でこの出遅れだと、ファンからの反感が心配なんですが。

それがそうでもなかったんだよ。少なくとも俺っちの周りではね。

それは、館山さんの交友関係が極端に狭いだけでは?

本当に君は胸に刺さるようなことを言うね。そうじゃなくて、それだけゴールドシップには愛される要素があったの!!

心肺能力の高さを見せつける豪快なレースぶり

ゴールドシップの魅力といえばやっぱり豪快なレースぶりだよね。

どんなレースぶりだったんですか?

ゴールドシップという馬は、鞍上の指示に即座に反応する機動力はない代わりに、どんなに早めに仕掛けてもバテない心肺能力と持続的な末脚が魅力の馬だったんだ。

だから、他の馬が手も動いてないような3角、いや、何だったら向こう正面の真ん中あたりからまくっていく競馬が得意で、後方にいた馬があっという間に先頭集団にとりつく様は壮観だったよ。

まぁ、四の五の言わずにこの2つのレースを見ると、何となくわかると思うよ。

まさに捲りという感じですね。これだけ見栄えのする競馬をすれば、ファンは増えますよね。

見栄えがするといえば、このレースもすごいよ。他馬が誰も通らないようなグチャグチャになった内を平然と走って勝ち切る。ゴールドシップの「馬力」を証明するレースだよ。

愛嬌たっぷりの仕草や伝説からうかがえる人間臭さ

あと、ゴールドシップといえば、画像を検索するとなぜかおもしろ画像がいっぱい出てきたり、「ホンマかいな?」と思えるような伝説がたくさんあるんだよ。

例えば、どんなものがあるんですか?

写真は色々と面倒そうだから各自検索してもらいたいんだけど、伝説の一部を紹介すると、

◆遊んでくれないと暴れる

◆遊ぶとシャツを破かれる

◆調教は基本やる気なし

◆調教で出くわした馬を威嚇するときは殺る気満々

◆調教から帰ってくると隣の厩舎の馬がざわめく

◆トーセンジョーダンを見かけると必ず蹴りに行く

すごいですね。。。「トーセンジョーダンを見かけると必ず蹴りに行く」って。。。

トーセンジョーダン、3つも年上なんだけどね。(笑)

ゴールドシップってアホだったんですかね。

いや、俺っちは逆に「ものすごく賢い馬」だったと思うよ。

ものすごく賢いから「調教なんて手抜いても、レースとは別でしょ。(レースで走るとは言ってない。)」とか、「俺は人間より賢いのに、何で人間の言うこと聞かないかんのや。」とか、「人間と同等かそれ以上に扱えや、この野郎。」とかそんな風に思ってそうなんだよね。

そういう「人間っぽさ」?もゴールドシップの魅力なんだよね。

今年デビューのゴールドシップ産駒はいかに⁉

そんなゴールドシップも今年産駒がデビューしますね。館山さんはゴールドシップ産駒についてはどう思いますか?

それが俺っちは、ちょっと厳しいかなと思ってるんだよねぇ。

それはまたどうして。

ゴールドシップって心肺能力の高さで勝ってきた馬でしょう。種牡馬ってスピード能力は遺伝しやすい印象があるけど、心肺能力ってなかなか遺伝するイメージがないんだよねぇ。

では、ゴールドシップは種牡馬としては厳しいと。

いや、でもゴールドシップの事だから、「そう思うやん。残念。走る馬出しちゃうんだなぁこれが。」って舌を出しながら言ってそうな気もするんだよ。

いい意味でも悪い意味でも期待を裏切る馬だったから、俺っちの憶測なんて吹き飛ばして、活躍馬をばんばん出してほしいな。


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