偉大なる女帝~エアグルーヴ~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。

今日は「ウマ娘」に登場した名馬を紹介するシリーズの第4弾だよ。

もうみんな忘れてそうな企画ですね。

今日紹介するのは、今週末行われる重賞札幌記念を連覇したことでも知られる、

エアグルーヴ

だよ。

エアグルーヴはどんな馬だったんですか?

一言で言ってしまうと「偉大な馬」だと思うよ。

「偉大な馬」ですか?

うん。単に「名馬」という枠に収まらず、後世の競馬に与えた影響が大きいという意味で、本当に「偉大な馬」という表現がぴったりだと思うよ。

どういったところが「偉大」なんですか?

それをこれから語っていくね!

母子二代オークス制覇という偉業

ところで晴香ちゃんはエアグルーヴのお母さんについては知ってるかい?

………、すみません、勉強不足で………。

エアグルーヴの母ダイナカールは1982年のオークスを5着までが「ハナ・アタマ・ハナ・アタマ」差の大接戦を制した名牝で、エアグルーヴはその第4子。

それまでの繁殖実績は決して「良い」とは言えないものだったんだけど、このエアグルーヴに関しては、生後2日目に見に来た、後にエアグルーヴを管理することになる伊藤雄二調教師が

「これで〇〇がついていたらダービー確実だ!!」

と言ったくらい期待されていたんだ。

………。○○の部分はこちらで自主規制させて頂きますね。

その期待に応えるように、エアグルーヴはデビューしてから2着→1着→1着→2着→1着と順調に成績を上げていった。

特に3戦目のいちょうSは圧巻で、残り300mで前がカットされながらも、そこから立て直して差し切ってしまうという驚きの勝ち方だったんだ。

そして迎えたのがこのオークス。

15番オレンジの帽子がエアグルーヴです。
直線で斜行しまくるノースサンデーが気になると思いますが……。

このレースでエアグルーヴは好位から直線早めに抜け出してきっちり勝ち切る「王道競馬」で快勝。母娘二代にわたってのオークス制覇を達成したんだ。

母娘制覇ってやっぱりそんなに難しいものなんですか?

1年に何頭も産駒を送り込める父子制覇でも難しいのに、1年に1頭しか産駒が産めない牝馬だとやっぱり難しいよ。名牝の子が必ずしも名馬になるとは限らないしね。

そんな中、オークスという牝馬としては最高峰の舞台を母娘で制覇するというのは文字通り「偉業」だと思うよ。

牝馬として秋の天皇賞を制覇。21世紀へのエポックメーキング

エアグルーヴと言えば、秋の天皇賞を忘れてはいけないよね。

でも館山さん?秋の天皇賞って比較的牝馬が好走しやすいレースじゃないですか?

ヘヴンリーロマンスやブエナビスタ、ウオッカとダイワスカーレットの大激戦も秋の天皇賞でしたよね?

確かに、21世紀に入ってからはそういうイメージがあるよね。

ただこの当時、牝馬は対牡馬の強豪相手では分が悪いと考えられていたんだ。

実際、牝馬クラシックを勝った馬でも、3歳で早めに引退したり、古馬になってからは牡馬と対等にやれるのはせいぜいG2までという感じだった。

そんな時にそれまで3歳(旧年齢表記で4歳)限定レースだったエリザベス女王杯が古馬に開放され、古馬でも現役を続ける牝馬、特に中距離を主戦場とする牝馬はこのレースを目標にするようになったんだ。

そんな中で、エアグルーヴは秋の目標に天皇賞を選んだ。これは陣営の確固たる自信が表れたレース選択と言えるね。

エアグルーヴは12番緑の帽子
連勝街道が始まる前のサイレンススズカの大逃げもご堪能ください。

残り150m。エアグルーヴが大逃げしたサイレンススズカを捕らえるとそこからはバブルガムフェローとの一騎打ち。

しかし、最後まで一度もバブルガムフェローに前を譲ることなくそのままゴール。

牝馬が牡馬の一線級を相手にたたき合いで勝利。しかも後ろは5馬身開いていたんだから、当時はこの結果が衝撃をもって受け止められたよ。

これもやっぱり「偉業」ですか?

このレースに勝ったこともそうだけど、その後ジャパンカップでは凱旋門賞2着馬ピルサドスキー相手にレース直前にダイレクトな求愛行動を見せつけらる中2着。有馬記念も3着。翌年も古馬G1で安定して上位に入った。

このことが「実力のある馬なら牝馬でも古馬G1で勝負になる」という意識を関係者に植え付けたのは間違いない。その流れが、ダイワスカーレット、ウオッカ、ブエナビスタやジェンティルドンナのように古馬G1で活躍する牝馬の流れを形成したと思うよ。

そう言う意味で、エアグルーヴは「牝馬の地位を高めた存在」と言えるだろうね。

「競馬界の土井たか子」と言ったところでしょか?

………………。その例え、なんか違う気がするし、晴香ちゃん齢いくつなの?

子供たちも大活躍!日本になくてはならない血統に

エアグルーヴの凄いところは、きちんとその能力を受け継いでいることもたちが多い所にもあるよね。

いまだにPOGやセレクトセールの季節になると、エアグルーヴの子孫が話題になりますよね。

ほんとそれ。現役を退いてから20年経って、まだまだ競馬界に影響力を残しているからね。

直子のアドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯2連覇。その子ドゥラメンテも皐月賞とダービーの二冠を達成。また、キングカメハメハとの間にはルーラーシップを儲け、海外G1も制しているし、そのルーラーシップは菊花賞馬キセキを筆頭に各年代で重賞勝ち馬を輩出している。

今年のセレクトセールでも曾孫にあたるアドマイヤテンバの2019、アドマイヤセプターの2019がそれぞれ2億7000万、2億5000万で落札され、その影響力は依然として高いままだよ。

なるほど!その影響力の大きさが「偉大」ということなんですね!

そう言うことだね。

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