名家の逞しきお嬢様~メジロドーベル~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。水曜日は過去の名馬やレースを紹介する「メモリーオブレーシーズ」のコーナーです。

…………。何で晴香ちゃんが勝手にタイトル決めてるんだよ。それにタイトルも安直だし………。

良いじゃないですかこれくらい。

まぁ、俺っちはそんなの気にしないけど。今日は1996年の阪神3歳牝馬Sを制した「メジロドーベル」について紹介していくよ。

脈々と受け継がれるメジロ血統

メジロと言えば、今はもう牧場経営からは手を引かれましたが、日本を代表するオーナーブリーダーさんです。やはりメジロドーベルもメジロの伝統的な血統と言えるのでしょうか?

まさしくその通り。メジロドーベルも、父はマックイーン、パーマーと並び「メジロ87年組」と呼ばれ、91年の宝塚記念を制したメジロライアン。母メジロビューティーから牝系を辿っていくと四代母のメジロクインまでメジロの馬が並ぶ生粋のメジロ血統。

メジロのファンは彼女のことをずっと応援していたんじゃないかな。

2歳から5歳まで毎年G1を勝つ息の長い活躍

それだけ聞くと何となく「良家のお嬢様」というイメージがしますね。

そうかもしれないね。ただ、メジロドーベルの競走生活は「良家のお嬢様」というイメージとはちょっと違う、逞しい印象がするものだったんだよ。

なにせ2歳の7月にデビューし、5歳のエリザベス女王杯で引退するまで毎年1つのG1を勝ち、息の長い活躍をしたからね。

それだとずっと第一線で戦う女性というイメージですね。

その間に戦ってきた相手も、シーキングザパール、キョウエイマーチと言った同期のライバルはもちろん、エアグルーヴを筆頭とした上の世代の強豪、ファレノプシス、フサイチエアデールを中心とした下の世代の精鋭と多士済々揃っていたし、それらを相手に勝っていったメジロドーベルは強い女性ともいえるだろうね。

生涯21戦すべてで手綱をとった吉田豊騎手との名コンビ

メジロドーベルを語るのに欠かせないのが、全21戦で手綱をとった吉田豊騎手の存在だよ。メジロドーベルの物語は吉田豊騎手の成長物語と言っても過言じゃない。

メジロドーベルに乗った当時はまだ3年目で、減量も取れていない若手ジョッキーの一人に過ぎなかった吉田豊騎手だけど、メジロドーベルとコンビを組んだ4年間でそれぞれ51勝→83勝→62勝→58勝と躍進を遂げ、一流騎手の仲間入りを果たしたんだ。

まさしく馬が人を育てるといった感じですね。

これは以前のブログでも紹介したけれど、吉田豊騎手で印象的なのは、人差し指を客席に向かって突き出す独特のガッツポーズ。あれがかっこよくて、今でも一人の時にそのガッツポーズを真似したりしてるよ。

…………館山さんってちょっと痛いですね。

やかましいわ。( `ー´)ノ

そのガッツポーズがカッコよかった97年のオークスと98年のエリザベス女王杯のレース映像がこちら。↓↓↓

現役で走るメジロドーベルの子孫たち

最後に今現役で走っているメジロドーベルの子孫の中で俺っちが注目している2歳馬を紹介するよ。

どんな馬なんですか?

ルトロヴァイユって言うエピファネイア産駒だよ。この馬は祖母がメジロドーベル。

この馬は9月の中山の未勝利戦で早め先頭から長く良い脚を使って勝ち切る強い競馬で勝ち上がり。次の芙蓉Sは敗れたものの、距離が伸びても対応できそうだし、今後の活躍に期待したい馬だよ。鞍上も過去3戦はメジロドーベルと同じ吉田豊騎手だし、その点も注目して欲しいところだね。

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