母娘制覇は目の前に~京都牝馬S予想~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。土曜日の京都メインは京都牝馬Sです。女性の気持ちがわからない館山さんには難解なレースだと思いますが頑張って予想してください!

やかましわ。( `ー´)ノ

1400mは「ダッシュの持久力を重視」

それではまず京都牝馬Sの傾向からうかがっていきましょう。

正直1400mになってからの京都牝馬Sはそれほど極端な傾向があるわけではないんだよね……。だから今回は「芝1400mの予想」という事で進めていければと思う。

それでは「芝1400mの予想」とはどういったものでしょう。

1400mはJRAの競馬の中では特殊な距離だと思っていて、1200mだとテンのダッシュ力、ギアを上げる前の基礎的なスピードの「速さ」が問われるレースになることが多いし、1600mだとコースにもよるけどギアを上げた後のマックススピードの「速さ」が問われることが多いんだけど、1400mに関してはギアを上げる前の基礎的なスピードの「長さ」が問われやすいイメージがある。

よく館山さんが「耐久力」と仰られている能力のことですね。

そうそう。このクラスになると目安としては「11.9以内のラップを6F持続するレース」での好走経験が目安になるのかな。

あと今の京都の馬場状態を考えると「上がりに11秒台前半がバンバン出る状況」になるとは考えにくい。ある程度上がりのかかるレースになることが予想されるからそういったレースでの実績がある馬でかつ消耗戦=前傾ラップでの好走歴がある馬を狙いたいね。

まとめると

◆11.9以内のラップが6F以上続くレース

◆上がり3Fに11.5を切るラップがないレース

◆前傾ラップ(前半の方が後半より速い)レース

の3つを満たすレースで好走歴のある馬を狙うという事でよろしいでしょうか?

そうだね。そんなところだよ。

ではこれを満たす馬はどの馬でしょうか?

以下の3頭だよ。

ドナウデルタ:注目レース…19年阪神1勝クラス:12.3-10.4-11.2-11.8-11.6-11.5-11.7

メイショウグロッケ:注目レース…19年柏崎特別:12.6-10.9-11.2-11.8-11.7-11.5-11.6-12.9

リバティハイツ:注目レース…18年ターコイズS:12.3-10.8-11.1-11.3-11.5-11.8-11.7-12.2

ドナウデルタ以外はそんなに人気が無さそうですね。そんな中、本命はずばりどの馬でしょうか?

その

ドナウデルタ

だよ。

強調材料は上に挙げたもののほかに3つある。

1つ目は「距離」で、これまで1400m戦は【4/1/0/0】と抜群の相性を誇り、特殊性の強い1400mでは大きなアドバンテージとなる。

2つ目は「レースの内容」。ここ3戦はいずれも直線で仕掛けると鋭い反応を見せ着差以上に余裕のある勝ちっぷり。重賞でも通用する力は十分に示していると思う。

3つ目は、これが個人的には一番大きな決め手になったんだけど、「血統」。京都牝馬Sが1400mになってから4年で「ミスタープロスペクター系(以下ミスプロ系)×サンデーサイレンス系(以下SS系)(父母はどちらでも可)」の馬が3回連に絡んでいるし、17年2着のワンスインナムーンの父アドマイヤムーンはエンドスウィープ(ミスプロ系)×サンデーサイレンスの配合。この血統は相性が良いと映る。

ドナウデルタは父がロードカナロア(ミスプロ系)で母父がディープインパクト(SS系)だからこの条件を満たす。さらに言えばドナウデルタの母ドナウブルーの母父はダンチヒ系で、SS系×ダンチヒ系の配合馬も4年で2頭の連対馬を出しており好成績。そのドナウブルー自身も1600m時代とは言え京都牝馬Sを勝っている。ここは母娘制覇に期待がかかるところだよ。

なるほど。では馬券は「ドナウデルタ軸で」と言うことになりますか?

実はもう1頭気になる馬がいてそれが

メイショウグロッケ

この馬は柏崎特別の内容が気になっていて稍重の馬場で1400m地点の通過タイムが1.21.3と過去4年中3年なら勝ちタイムになるくらいの好水準のタイム。

前走も半マイル45.4と言うハイペースを先行して5着まで粘っているし、このレースで人気が予想されるシゲルピンクダイヤとはハナ+アタマ差をきわどい勝負をしている。

柏崎特別のラップタイムがラスト1Fで極端に落ちていることから1600mから1400mに距離が短縮されるのは好材料ともとらえることが出来るし、母父のマンハッタンカフェは過去4年で産駒が3度連対を果たしている相性の良い血統でもある。

ドナウデルタほど強くは推せないけど、予想人気があまりにも低すぎると思うからここは狙う価値がある馬だと思うよ。

◎14ドナウデルタ

〇6メイショウグロッケ

▲5リバティハイツ

昨年、同距離・同コースの安土城Sでダイアトニックの2着。コース適性はある。

△2ビーチサンバ

耐久力ラップでの実績はないが、秋華賞ではハイペースで先行、途中緩める箇所はあったとはいえ、0.6差の5着と踏ん張っており耐久力は示した。

兄のフサイチリシャールは初の1400mとなった阪神Cで8番人気1着。その再現になる可能性も十分にある。

買い目

馬連(フォーメーション):6,14-6,14,2,5

3連複(BOX):2,5,6,14

3連単(フォーメーション):6,14→2,5,6,14→2,5,6,14

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