レーヴディソールを思い起こさせる逸材登場!

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。今日は先週土曜日と日曜日のレースから館山さんが気になった馬を取り上げていただきます。

土曜小倉2R 2歳未勝利 1着サウンドウォリアー

☆息の長い脚を使っての逃げ切りは耐久力の証。将来的にはダートでの活躍も視野に。

サウンドウォリアーが勝った未勝利戦は高速馬場の傾向が濃く残っていたとはいえスタートから12.4-11.2-12.0-12.0-11.7-11.9-12.0-12.0-12.4と水準以上のラップを維持する淀みない流れ。これを逃げ切ったのは評価できる。直線も突き放す余裕があった。

勝ちタイムの1.47.6は過去10年に行われた小倉芝1800mの2歳未勝利戦で2位タイのもの。最速、および2位タイのレースはどれも2018年のレース。2018年は小倉記念をトリオンフが1.56.9、アレスバローズが1.06.6で勝った例年以上に高速馬場の色が濃かった年でそれを考えるとこのタイムは価値あるものとして扱える。

父はマジェスティックウォリアー。この馬の産駒は芝での1勝クラス以上勝利がエアアルマスの2勝だけ。そのエアアルマスもオープンクラスではダートを主戦場にしており、この馬も将来的にはダートでこその馬になるかもしれない。芝で頭打ちになっても見限れない。

日曜札幌1R 2歳未勝利 1着ククナ

☆ラスト2Fのラップは間違いなく重賞級でないと出せないタイム。来年のクラシックも意識できる逸材!

このレースのラスト1Fのラップタイム11.1は過去10年における札幌の“全ての”芝レースの中で3位タイ。もっと具体的に言うとこれより速いラップは11.0しかない。

それを叩き出したレースの勝ち馬が凄い。

2012年8月12日 2歳新馬 コディーノ(後の東スポ杯2歳S勝ち馬) ラスト1F11.1

2012年8月19日 札幌スポニチ賞 アドマイヤセプター(後の京阪杯2着馬) ラスト1F11.1

2012年9月1日 摩周湖特別 ダンツミュータント(後の京都ハイジャンプ勝ち馬) ラスト1F11.0

2017年7月30日 道新スポーツ賞 サングレーザー(後の重賞3勝馬) ラスト1F11.0

とみな重賞級のレースで好成績をおさめている(平地重賞じゃない馬も混じってはいるが……)。

レースの内容も優秀で、4コーナーでは1998年の有馬記念でグラスワンダーがまくってきたときのような手応えの良さ。仕掛けるとポンと抜け出しての完勝劇。加速ラップでの差し切りは同じ札幌1500mでデビューしたレーヴディソールを想起させるものだった。

母クルミナルは新馬→エルフィンSを連勝後チューリップ賞こそ11着に敗れてしまったが、桜花賞は前半4F50秒台と言う類を見ないスローペースの中を差して2着、オークスもミッキークイーン、ルージュバックと僅差の3着とあと少しでG1に手が届く馬だった。残念ながらケガのためオークスが現役最後のレースとなりその夢はかなわなかったが娘はそれを叶えるだけのポテンシャルを持っていると思う。

また2着のデルマカンノンも勝ち馬を無視すれば後続にしっかり差をつけている上、ゴールまで減速のないラップを刻んで走っている。未勝利クラスならすぐに勝ち上がれるだろう。

日曜新潟10R 阿賀野川特別 1着トータルソッカー

☆ダンスインザダーク×サッカーボーイの長距離配合がついに開花か⁉長距離路線でも十二分に楽しめる存在に。

このレースはこの馬を「おすすめ穴馬」に取り上げようか迷って結局やめてしまった痛恨のレース。

この馬自身はずっと1800m~2000mの中距離を中心に使われていたけど、ダンスインザダーク×サッカーボーイと言う血統背景も、切れ味と言うより良い脚を長く使うレースぶりも長距離の方が合っているように思えた。

実際このレースも残り6Fから12.1-12.0-12.3-12.2-11.8-12.0とペースが落ちない持続力が要求され、それを4角抜群の手応えで押し切った内容はステイヤーの資質を感じさせる。

スピードの要求されない(高速馬場でない)長距離戦なら上のクラスでも楽しみな存在。

また、1年半ぶりの実戦で逃げてこのペースを作りながら3着に粘ったダブルフラットも中身の濃い競馬で今後に期待が持てる内容。

日曜小倉11R 北九州記念 2着モズスーパーフレア

☆G1を勝ってもう一段上のレベルにいった印象。春秋スプリントG1連覇の可能性も高まるレースぶり。

このレースのラスト1Fは12.5。このラップタイムは1200mになって以降の北九州記念で2番目に遅いラスト1Fのタイム。ラスト3Fも11.2-11.7-12.5と過去の北九州キエンではほぼ見られないようなゴールに近づくにつれて大きく減速するラップでどちらかと言うと消耗戦の様相。

これは「極悪馬場」と言うほどではないにしろ前半3F32.4で逃げ残れるほどのスピード馬場ではなかったと言う事だろう。

そんな中逃げながら2着に粘ったモズスーパーフレアはやはりG1馬だけあるなと言感じた。これがもう少しスピード寄りの馬場になっていれば逃げ残りも可能だっただろう。

また、このレースはジョーカナチャン、モズカンプーと言う快速逃げ馬を向こうに回してこのレースが出来たことで「この馬に喧嘩を売ったら潰される」と印象付けられたのも大きい。これで本番のスプリンターズSも単騎逃げが見込めるし当然有力馬の1頭としてカウントしたい。

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