よりわかりやすくします!~11/21~23気になる馬紹介~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。今日はこのブログの中では好評企画「気になる馬紹介」として先週末の競馬の振り返りをしていきます。

そうなんだよね。アクセス数を見ると予想よりこちらの方が圧倒的に多いんだよね(;^_^A。

だからより分かりやすくするために今日から「☚狙いどころ」と言う項目を追加してみるよ。

この「☚狙いどころ」はその名の通り、その馬を狙う条件や買い方を紹介していくよ(`・ω・´)b。

段々様になってきましたね。では早速本編に入っていきましょう。

あと、このブログはレースが終わってからちょっぱやで編集したんで乱文になってるのはごめりんこだよ。

馬場傾向

東京芝…高速馬場

特に気になったのが1400m&1600m戦。先週まで今年の4回および5回開催の東京芝では1400m、1600mのレースが40レース行われていたが、その中で「6F以上11秒台(もしくは10秒台)が続くレースラップ」は2レース(古馬2勝クラスが1レース、古馬3勝クラスが1レース)しかなかったが、今週はこの条件で行われた8レース中6レースがこの条件を満たしていた。

これは「今週になって馬場が回復した」か「今週出走した馬だけやけにレベルが高い」のどちらかだと思うが、先週まで荒れまくっていた内側の芝がやや回復している点、あと「全体の中でその1週間だけレベルの高い馬が出走する」と言う確率がそんなに高くないと思える点を考慮すれば前者なのかなと思う。

今週は時計を過大評価するのは危険かも。

阪神芝…高速馬場?

先週まではかなりの高速馬場と言えたが今週は引き続き速い時計も出ているがやや力のいる馬場になりつつあるかなと言う印象。そう思ったのはラスト2Fのラップ傾向。

ここ3週の芝レースのラスト1Fのハロンタイムの平均値とラスト1Fのハロンタイムからラスト2F~1Fのハロンタイムを引いた差の平均値を比べてみると以下と通りになった。

ラスト1Fハロンタイムラスト200m-ラスト400m~200m
ハロンタイムの差
11月1週目11.80.6
11月2周目12.00.78
11月3週目12.20.83

この通り明らかにラスト1Fの坂でハロンタイムの落ち方が急になってきておりそろそろパワー型馬場に移行しそうな雰囲気になってきている。

裏を返せばこの馬場でラスト1Fハロンタイムを落とさずに走り切れている馬は上のクラスに行っても期待できるポテンシャルを持っている可能性が高いのではないだろうか。

気になる馬紹介

土曜東京3R 2歳未勝利 1着 カナリキケン

☚狙いどころ…フェアリーSの軸候補(中山マイル戦など耐久力を生かせるコース)

勝ちタイムの1.47.1は過去10年の2歳未勝利戦最速。このタイムが出た要因は馬場もあるだろうが前半4Fのペースが45.9とかなり速かったことが要因だろう。

この前半4Fは45.9と言うのは過去10年の東京芝1800mの全2歳戦の中で最速。それを2番手追走から比較的楽な手ごたえで抜け出したこの馬の中身はかなり濃い。

テンのダッシュと言うより二の脚が速い印象。マイルの消耗戦がベストのイメージで、フェアリーSで狙いたいタイプ。

☆余談…この馬かなり明るい栗毛で馬名が「カナリキケン」だから勝手にオルフェーヴル産駒だと思ってた。ジャスタウェイ産駒なのね(;^_^A。

 

土曜東京5R 2歳新馬 1着 レフトゥバーズ

☚狙いどころ…タフな流れにならない切れ味勝負の舞台1勝クラスなら軸候補。オープン以上なら印候補。

2歳新馬の東京芝1600m戦で勝ちタイムが1.35.0を切ったのはこれで5例目。ペースが遅くなることも多い条件なので必ずしもタイムが必要な条件ではないが過去4例の勝ち馬中3頭は重賞を勝っているので多少はその馬のポテンシャルの参考になるはず。

さらに言えばこの馬の上がり3F33.4は上がり2位の34.4より1秒速く、加速力は圧倒的。馬体の線が細く、時計のかかるパワー型の馬場では不安はあるが、スピード重視の切れ味を必要とされる馬場なら(3歳)重賞を狙えるレベルだと思う。

ただし、使い詰めは良くなさそうなタイプで馬体の細化には常に注意を払いたいタイプ。レース当日の馬体重が6キロ以上減っていたらそれだけでマイナス要素。

 

土曜東京9R 西湖特別 2着 シホノレジーナ

☚狙いどころ…2勝クラス芝スタートのダート1400m軸候補。

前半4Fが12.0-10.4-11.4-12.2と推移していく1600mとしてはかなり速いペースのレース。そのペースを好位追走から早めに抜け出す王道競馬をして2着に粘ったレースぶりは濃い内容と言っていい。

残り200mからは伸びを欠いたのはオーバーペースが原因。このペースで対応できるのであれば適距離は1600mより短いだろうし、中山や新潟1200mのように極端にテンのダッシュ力を問われるレース条件でなければ1200m戦でも対応できそう。

ただ、元々芝で初勝利をあげた馬だけに芝スタートじゃないとダッシュがつかない可能性はある。

 

土曜阪神5R 2歳新馬 1着 レゾンドゥスリール

☚狙いどころ…クラシック戦線の有力候補

ラスト4F45秒台はクラシックを狙える基準に到達。かと言って極端なスローの上がり勝負と言うわけではなく、ラスト5F目から11秒台が出てくるロングスパートの持続力も問われるレースだった。単なる加速力だけでロングスパートの持続力を問われるとパッとしない馬とはひと味違うレースぶりで皐月賞やダービーと言ったクラシック路線でも期待できる馬。

 

土曜阪神5R 2歳新馬 4着 ヴィアルークス

☚狙いどころ…クラシック戦線の秘密兵器

レゾンドゥスリールが勝った新馬戦の4着馬。マイルの新馬戦にしては珍しいロングスパートラップになったのはこの馬が早めにペースを上げたのが要因。自分でペースを作った上に直線では内に逃げる気の悪さを見せるなどまだまだ幼い面がありながら厳しいレースで好走できているのは評価して良いと思う。

レースに慣れてくれば高いレベルで戦える可能性も高い。

 

日曜東京12R 古馬2勝クラス 1着 ヘイルメリー

☚狙いどころ…やや時計のかかる芝2000m以上の持続力勝負。中山2000m以上。3勝クラスなら軸候補。オープン級でも印候補。

このレース自体の時計、ラップは後半4Fが46秒を切っていること以外はそこまで強調すべきところはないが、過去2走ロングスパートラップで勝ってきたにもかかわらずここで完全な上がり3F勝負にも対応した勝ち馬の幅広さは注目すべき。

オルフェーヴル産駒だけに本来は持続系パワー型だと思うが正反対のレースに対応できたのはポテンシャルの証。さすがに3勝クラスで切れ味勝負になると分が悪い気がするが中山の2000m以上なら高確率で馬券になると思う。その内容次第ではさらに上も狙える。

☆余談…最終レースで「ヘイルメリー」と言う名前の馬が勝つってちょっとした奇跡やなって思った。アメフト好きとしては名前からも応援したい馬。

 

日曜阪神3R 2歳未勝利 1着 ジュストコル

☚狙いどころ…ファルコンSの印候補。ややパワーを必要とする1200m~1400mのレース。

ラスト2F減速のないラップ。テンの2F目~5F目まで11秒台前半のハロンタイムが続いており決してペースは緩くないし、今週の馬場傾向を考えるとこの点は評価して良い要素だと思う。

パワーも感じるし切れ味を必要とされない1400mまでなら距離が延びても大丈夫そう。ファルコンSなんてピッタリな気がする。

☆余談…父のShalaaって誰(;^_^A?インヴィンシブルスピリット(英語で書くの面倒だから日本語にしました)産駒だからスプリンターっぽいけど……。そもそもなんて読むの?

 

日曜阪神3R 2歳未勝利 2着 ジャスパーゴールド

☚狙いどころ…ややパワーを必要とする1200m~1400m。ダートでも可。未勝利でこの条件なら軸で。上のクラスでもこの条件満たすなら印候補。

ジュストコルが勝った未勝利戦の2着馬。この馬の場合ある程度前を早めに捕らえに行く競馬をしての2着であり内容の濃さは勝ち馬にも引けを取らない。

ジュストコルと同じくパワー型のイメージでこちらは血統的にダートもこなせそう。

開幕週の小倉芝のように「スピードが何より優先される馬場」にならない限り未勝利を勝つのは時間の問題だろう。

☆余談…父のKhozanって誰(;^_^A?(本日2回目)ディスターティドユーモアの産駒だからダート向きの印象なんだけど……。

 

日曜阪神5R 2歳新馬 1着 サトノハンター

☚狙いどころ…京成杯、葉牡丹賞の印候補。

ラスト1F加速ラップ。この日の馬場で坂の部分で加速しているのは好感の持てる要素。但し、ペースが遅く後半まで余力の持てるレースだったし、時計やラップ自体はそこまで強調するものでもない。

ハービンジャー産駒でパワーがありそうだし葉牡丹賞とか京成杯あたりで狙いたいタイプ。

現状は弥生賞や皐月賞で狙いたいと思えるほどのスケール感は感じない。

 

日曜7R 古馬1勝クラス 5着 サンライズプラウ

☚狙いどころ…現級ダート1200m戦(中山と新潟除く)の軸候補。

短距離に矛先を向けてきて2戦目。前走は時計の速いダートでついていけない面もあったが今回は前半2F22秒台のハイペースをスムーズに好位追走できていたし、4角の出口で先頭に立つ横綱競馬で一瞬抜け出しかけた。

ペースが速かったため早めに脚が上がったものの内容としては濃い競馬。時計のかかるパワー質のダートの方が良さそう。阪神のダート1200mは1400mの前半のペースが時計的にそれほど変わらないので1200mを使っても良さそう(と言うより1200m替わりはプラスかも)。

 

日曜阪神7R 古馬1勝クラス 9着 ジャスパーイーグル

☚狙いどころ…現級のダートスタートの1000m~1200mヒモ穴候補。

近走は前に行けない(行かない?)競馬が続いていたが、今回は押しながらもハイペースで先手がとれていた。上位を差し馬が独占していたので9着と言う結果はある程度仕方がないと言うか展開的にはさもありなんと言う結果。むしろ4角出口までは上位に食らいついていた点は評価したい。

ダートに入ってから行き脚がついたように見えるのでダートスタートのレースでも良さそう。軸にするには物足りないが、ヒモで狙ってみたい穴馬。

 

日曜阪神10R 西宮S 4着 ヒートオンビート

☚狙いどころ…現級2200m以上のレース、及び日経新春杯の軸候補。

11/22分の俺っちの「おすすめ馬」で取り上げた馬。言い訳っぽく聞こえるかもしれないがさすがにこの負けに関しては乗り方が悪い。後方から直線もまともに追えている場所はほぼないに等しいと言っていい。

それでも4着に来るのだから地力の高さは示した格好。

これで評価を上げる必要はないが、評価を落としてはいけないレース。次走2000m超のレースなら引き続き推したい馬。

 

月曜阪神2R 2歳未勝利 1着 ランドボルケーノ

☚狙いどころ…1勝クラスダート1200m(ダートスタートのコース)の軸候補。

テンの2F22.8、テンの3F34.5はこの時期の2歳戦としてはかなり速い。そのラップを先行して押し切ったこの馬のスピードは目を見張るものがある。

芝スタートの恩恵があったのかもしれないが、このペースで先行出来るのなら1200mに距離が短くなってもテンのダッシュで負けることはまずないはず。次走が中山・新潟以外のダート1200m1勝クラスだったら自信をもって頭で買いたい馬。