久しぶりに走る絶好の舞台~日経新春杯予想~

こんちわ~す。館山速人で~す。

アシスタントの大澄晴香です。日曜日の中京メインは冬の名物重賞日経新春杯です。今年は京都競馬場改修工事のため、中京芝2200mで行われます。

この条件で行われたオープン以上のレースは中京改装以降去年の神戸新聞杯しかないから傾向を探るのに苦労したよ。

確かにあんまり上級条件じゃ見ないですね。中京芝2200m。

3勝クラスに広げても過去5年で実施されたレースは2レースのみ。だから今回は下級条件で行われた中京芝2200mのラップタイムを基に予想していくよ。

中京芝2200mラップ傾向

白…古馬1勝クラス
黒…古馬2勝クラス

☆傾向

①ジワジワペースが上がるロングスパート戦。長距離戦と言う事もあり持続力は必須!

残り1600m付近(1コーナーあたり)を頂点にジワジワとペースが上がるロングスパート戦。2000mを超える長距離戦と言う事も考えると持続力は必須と言える。

②今の馬場ならスピード優先。

土曜日に行われた愛知杯の勝ちタイムが1.58.7。開催3週目だがいまだ馬場状態は良好でパワーよりスピード優先の傾向が強い。イメージとしては後半5Fのうち4F11秒台が続けられるような馬が良い。

オープンに入って初めて「ベストな条件」で走れる⁉

では早速館山さんの本命を伺っていきましょう。ズバリ◎は?

荻野極の初重賞制覇に期待して

4サンレイポケット

を本命にする。

お言葉ですが館山さん。サンレイポケットはオープンに入ってから3着、3着、6着と大きく負けてはいませんが、今一歩煮え切らないレースが続いていますが……。

確かにそうだけど、ぶっちゃけこの馬に関しては「オープンに入ってから得意な条件で走っていない」と思うんだよね。

と言いますと?

この馬が最も得意なのは「残り1000mより前からジワジワとペースが上がっていくスピード勝負」。1勝クラスと勝った栄特別(12.7-11.4-13.1-12.9-12.3-12.3-11.9-11.6-11.3-11.7)や中京スポニチ賞(12.8-10.9-12.6-12.3-12.2-11.9-11.7-11.6-11.5-12.3)のようなレースだね。だけど、この馬がオープンで走った3戦は一度もそんなレースになっていない。

上のグラフはサンレイポケットの1勝クラス・2勝クラスを勝ったレース(赤)とオープン入りして以降負けた3戦(黒)のラップ推移をグラフ化したもの。オープンのレースはグラフの角度が急=瞬間的な加速力を問われるレースだったり、逆にじりじりとペースが上がっていく消耗戦だったと言うのがわかると思う。

今回の中京2200mは明らかにグラフで言うところの赤色のグラフに近い推移の仕方をすることが多い舞台だからサンレイポケットには合う舞台構成だと思う。

そう考えれば、これまでのオープンでの惜敗も「苦手な舞台で走って出した結果」と考えると決して評価を落とすようなものではないし、かえって「苦手な舞台でもそれだけ走った」という前向きな評価もできる材料になる。あとはそれこそ荻野極騎手の乗り方一つなんじゃないかな。

大穴は中京2200mのラップとシンクロ率の高いレースで勝っているあの馬!

他に気になる馬はいますか?

全く人気はないけれど

16ミスディレクション

は狙ってみたい。と言うのもこの馬が準オープンを勝った尼崎Sのラップが中京2200m過去5年平均ラップと非常にシンクロ率が高いんだ。グラフを重ねてみるとこうなる。

この桃色のグラフが尼崎Sのラップなんだけどここまでシンクロ率の高いグラフは珍しい。上がりは尼崎Sの方が速いけど、これは「1勝クラス・2勝クラスと3勝クラスのレベル差」で説明がつく。中京2200mはミスディレクションにとって絶好の舞台である可能性は高い。

確かにこうしてみるととても近しいグラフの形をしていますね。って、またエヴァかよ( `ー´)ノ。

◎4サンレイポケット

〇16ミスディレクション

▲2ロザクラウカ

△9ヴェロックス

×10アドマイヤビルゴ

×15レクセランス

推奨買い目

自信度…☆